2006年12月18日

Rainbow Bridge

12/17
先日、麻生山で見た”街のあかり”以来、気になっていた高御位山からの夜景を見た。

姫路市街地方面今日は何だか変な天気の一日だった。

荒天との予報に反し午前中にはすっかり晴れ上がり、このまま回復かと思いきや、午後には一転、今にも降り出しそうな天気になってしまった。

ダメ元も頭に入れたうえ帰路の時間のことも考え、久しぶりに東の志方町成井から上がった。



姫路港方面 山頂に着くと、昼のようないつもの賑わいはなく誰もいなかった。
それでも、その後には何人かの人が上がってきて社殿にお参りする姿があった。いかにも地元の人らしい。

家を出る頃には、あわや雨が落ちるかとも思われたが、到着後しばらくして日没が近づくにつれ空気は澄み渡り、それまではあまり見えなかった家島群島、小豆島や淡路島の島影もくっきりと見えるようになった。

遠くに明石大橋ただ、目の前に広がった街の明かりは麻生山のそれよりも多かったものの、ここは標高がわずかながら高いせいか遠目に見え、どちらかといえば麻生山からのもののほうが見応えがあったような気がした。

かと言って視点の高さのメリットが、ないわけではない。
この山が少し東に位置することも手伝って麻生山からは望めなかった明石海峡大橋がバッチリ。

黄昏どきは見えていなかった大橋だが、時間の経過とともに次第に姿を現せた大蛇のような光の帯をなす加古川バイパスの向こうに、見事な虹色の大アーチを浮かび上がらせている。

稲美野の夜景寒風吹きすさぶ中、2時間ほど山頂での光景を楽しんだあと、のんびり下った。

所どころ蛍光灯はあるものの、月明かりのない登山路ではヘッドランプの灯りはさらに心強い。
駐車場に戻ると、マイカーだけがポツンと残されていた。

足早に帰宅し、予定通りのキムチ鍋で暖をとった。

成井登山口より山頂までは登り、下りとも20分

上上、反射板近くの石碑(右端)と姫路南西部の市街地
上下、姫路港のシンボル的存在、火力発電所の煙突(左)と姫路南部の夜景(右端は反射板)
下上、加古川バイパスの彼方に見事な虹色のアーチを描く明石海峡大橋
下下、六甲山(左の山)と東部播磨平野の夜景(右端に明石大橋)
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2006年12月6日

街のあかり

12/06
夕刻に麻生山に上がり、夕陽と姫路市街の夜景を見ました。










兼ねがね、一度は見たかった光景でしたが、予想通りのこの時期ならではの夕陽の位置と、そのあとに広がった素晴らしい光景に大満足でした。
確かに、神戸や大阪の夜景のように広がりはありませんが、山が低いので視点が低く手の届きそうなほどのところにそれはあります。

昼間は市街地と同化して目を凝らさなければ見つけにくい姫路城も、陽が沈めばご覧のとおりひときわくっきりと浮き上がり、見出すのもいとも簡単でした。
威風堂々、泰然自若。いつも姫路の街を見守っています。
(三画像目は南に広がる白浜町の夜景)

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2006年12月2日

雪彦山・虹ヶ滝

12/02
雪彦山・虹ヶ滝を撮りに行きました。
晩秋の渓流虹ヶ滝は大曲からだと10分ほど歩けば着きます。

しばらく撮ったあと源流方面へ遡り、鉾立山へ上がり三角点、大天井岳へと縦走し、少し戻り地蔵岳方面から虹ヶ滝へと戻る逆周回コースを歩きました。
稜線では少し雨に降られましたが、昼食を摂った大天井岳では降られることはなく、祠の前に陣取りしばらくのんびりしました。
眺望はよくありませんでしたが、それでも明神山や七種山は見えました。
雪彦山は何といっても岩の山。雨に降られようものならスリップが怖くて大変です。
その後は大して降られず助かりました。

虹ヶ滝では再度しばらく撮り、下山しました。今日はデジイチで撮影しましたが先日手に入れたジッツオ三脚の安定感は抜群で、その威力を見た気がしました。
それは良かったのですが、やはり”腕”が・・・。まだまだ修行が足りませんね。
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2006年11月25日

黄金色の海

11/25
瀬戸内の情景午後から高御位山に上がりました。

そもそも、このところどこにも行っていなかったので運動がてら出向いたのですが、それでも少しは展望を得られないものかと期待していたものの、曇天と見通しの悪さもあって思ったような眺望は得られず、本当に運動だけで終わりました。

真っ赤な葉っぱあわよくば瀬戸内の午後の光景を撮ろうとした考えも、あっさり裏切られました。

天気予報では降り出しはもっと早いとのことでしたから、雨に降られなかっただけマシですね。
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2006年11月5日

Evening Hike

11/05
夕刻より姫路・高砂市境の日笠山から馬坂峠、一本松山へAさんとともに歩いた。

ノジギクの咲くこの縦走路は、「これが本当に100メートル足らずの山か?」と思わせぶりな表情を時折見せてくれ目を楽しませてくれるのはよかったが、これより前、町内のバーべキュー大会で一杯入っていた自身にとっては大汗をかく歩行となってしまった。

この小さな山域は、北東に位置する高御位山山塊とくらべても、さらにまだ低く、ともすれば見過ごしてしまいそうなほどの極々小さな山域ながら一歩足を踏み入れると、これがまんざらでもない。

アップダウンもあり少し「ゼーゼー」言わされてしまったが、こんなことがあると余計に満喫させられた気持ちになるから不思議なもの。


標高は低いながら展望もそれなりに利く箇所もあり、現に途中の展望所で西の空に沈む夕陽を見たし、その後しばらく歩いたら右手、東の空に月も見ることができた。

電車や車の走る音をはじめ生活音が次々に耳に飛び込んでくるものの、この山ではついそれらも許してしまう。

行楽帰りの車で渋滞する姫路バイパスを、手の届くほどの位置に見下ろしたら一本松山はもう間近。

そこからは日の暮れた暗闇の雑木林を下山した。

大塩の住宅地を歩きながら振り返ると、綺麗な形の一本松山。


しばらく歩いたあとに見た、鏡のようにも見えるため池の湖面に映る三角錐の一本松山の端正な姿は、とても標高が130メートルの山には見えなかった。
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2006年10月29日

黄葉の大山南壁

朝の大山南壁10/28
大山の黄葉を撮ろうと前日の夜、鍵掛峠へと車を走らせました。

ご覧のとおり朝日は素晴らしかったのですが、このところの冷え込みのなさからか葉の色づき具合はイマイチのような気がしました。

鍵掛峠で朝日に照らされる南壁を仰いだら、足早に二の沢へと向かいました。

堰堤を乗り越しながら河原を4~50分歩き、二俣に出合ったらその間の尾根筋を藪漕ぎ風にもうしばらく歩き、大きく張り出した樹のある箇所でエンドとしました。

ここからは樹間に弥山付近の南壁を見上げることができましたが、陽が高くなるにつれ山肌の陰影にかげりが見え、ここに到達したときには南壁のひだはほとんど見えなくなっていました。

一ノ沢上部より南壁を仰ぐ下山したら一の沢にも足を延ばしました。
林道を奥へ奥へと向かい、終点からは踏みあとをたどり山腹に取り付きます。

潅木の急坂を抜けると草付きに出て展望が開けました。

一の沢へは、かつて山渓で見た写真の場所へ行きたいとの思いからでしたが、これがなかなか見つけられません。

結局、大きく崩れた箇所の上部まで環状道路から1.5時間程度登りましたが、写真の場所は特定する事ができないまま腰を下ろしました。

もう少ししっかり見て来ればよかったのですが、うろ覚えではこのありさまもうなずけます。

帰宅後、真っ先に写真を確認してみると、この写真は今日のルート上から撮ったのではなく、ずいぶん下方から撮ったように見えました。きっと沢筋から撮ったのでしょう。どうりで見つけられないはずです。

でも、これはこれで思わぬルートを発見できたのでよしとしておきます。

到達地点付近から裾野を俯瞰しても、やはり色づきはイマイチのような気がしました。

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2006年10月24日

赤穂・丸山海岸にて

10/09

前日より、加古川市海洋文化センター・シーカヤック教室の講師として来られていたKさん達の丸山海岸でのキャンプに、前夜の部だけですが参加させていただきました。

翌日のカヤック教室当日は好天に恵まれ、波も穏やかで絶好のカヌー日和のようでした。

小学生と思しき子供と参加されていたお父さんも見受けられましたが、この日のことは子供にとっても父親にとっても、のちには思い出深いものとなるに違いないでしょう。

自身もやってみたい気もあるのですが、何といっても、ある高いハードルが目の前に立ちはだかっているので・・・。

画像は海岸のカヌーと漕ぎ出した参加者達 遠景は家島諸島(右から西島、坊勢島、家島本島)


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2006年10月15日

伯耆大山

10/09
山頂より剣ヶ峰と槍尾根のシルエット大山山頂より見る朝日。

久しぶりに大山山頂から夕陽や朝日を見ようと、昨夕(8日)、山頂へ上がりました。

夕陽は頂上台地より日の入り間際に少しばかり見た程度でしたが、朝日はじっくり見ることができました。

限りなくオレンヂ色に輝く太陽と、それに照らされ黒いシルエットを描く剣が峰と槍尾根。
烏ヶ山、蒜山方面しばらくすれば、昨日歩いた蒜山や、ずいぶん低く見える烏ヶ山もご覧のとおり見事な景観を見せてくれました。



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2006年9月30日

野の花


9/30
高御位山よりもさらに超低山、姫路南西部の麻生山に上がり、瀬戸内の海や姫路市街地方面をのんびり見ました。
(中央を横切るのが市川、右上は書写山とその下方、少し分かりにくいながら市街地に埋もれるように姫路城)

あいにく霞がかかり男鹿島をのぞむのがやっとで、先週見た高御位山からのような素晴らしい眺望は得られませんでしたが、登山路中腹では高御位山でも見かけることのなかったツリガネニンジンを何輪か見ることができたのですから、こんな低山でもれっきとした山であることを再認識しました。
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2006年9月25日

里の秋

9/24
先週に続き、高御位山に上がった。

登山口の集落、長尾では道端にこの時期の花、彼岸花もちらほら花を咲かせ
「里山もずいぶん秋めいてきたな。」
と思いながら歩き始めたものの、山道を歩くようになると、まだまだ暑く大汗が吹き出た。
高圧線鉄塔下で雑木を抜けても風はほとんど吹かず、暑いばかり。
それでも、山頂で岩場に腰掛け南望すると、これまでになく見通しがよく、暑かったことも忘れさせてくれた。
明石大橋はずいぶん近く、淡路島最高峰の諭鶴羽山や四国の山並みもかすかに見える。
男鹿島の無残な山肌はいつになく白く、家島諸島となら本来、ずいぶん距離のある小豆島も、 すぐうしろに浮かんでいるように近い。
赤穂御崎やその手前の、春、Aさんとカヤックで渡った唐荷三島もはっきりと確認できるから、嬉しくなってしまう。
「氷ノ山も見えるかも・・・」
岩場の高いところに上がり、さらに背伸びもし、できるだけ高い位置から今度は北側を見てみようと考えたが、そのつまらぬ思いはすぐに打ち消された。
ちょっと覗いてみると、確かに眺望はいつになくよかったが、あいにく播州高原以北はガスが覆い、展望は得られなかった。

下山は中塚山への稜線をたどる。小高御位山へも立ち寄ったら鉄塔下からは断食道場への道を下る。
里に下りると、イガグリの中に今にもはじけんばかりのつるッつるの実をのぞかせ、「とってください」と言わんばかりの栗の木。しばらく苦闘し、これを旬の土産としたら家路に着いた。

上り、25分。下り、30分。
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栗ご飯

今日の夕食は、昨日仕入れた栗を使っての炊き込みご飯をメインとした超和食。れんこ鯛の塩焼きも美味しかったが、それにも負けず劣らず美味しかったのは、もちろん栗ご飯。
それは市街地からホンのわずか路地を山の方に足を延ばしただけの村外れにある栗の木から得たモノだったこともあり、駄目もとで持ち帰ったものの、これが思わぬ絶品の味を提供してくれたから、さながら「瓢箪から駒」。

これは
『旬を迎えた路地ものにかなう物はない。』
の典型なのか、はたまた、
『うちのかみさんの味付けが上手いのか。』
胃袋に収まってしまった今となってはどちらでもいいことだが、兎に角、旨かったことに違いはなかった。
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2006年8月18日

惜敗

夏の甲子園、東洋が負けたことにより本来より三日早く終わってしまった。

前年、前々年の覇者で今大会も優勝候補の呼び声のある駒大苫小牧を向こうに、中盤までは優位に試合を進め
「もしかしたら・・・。」
と思わせましたが、そう甘くはなかったようです。

ただ、決勝点はボテボテの内野安打の間に入れられてしまったので
本来、力の差は少しあったにせよ、こちらが勝利してもおかしくなかった試合は、残念で悔しいです。
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2006年8月17日

花の浮島

礼文島は、すでに花が終わっている時期といえるにもかかわらず”花の浮島”そのものの様相を呈してくれました。
こんなに素晴らしい島だとは、失礼ながら想像すらできませんでした。

前日まで居た利尻島は、利尻山がシンボル的に聳えることもあって、それなりに調べておいた事前の知識と大した相違もなく、いかにも予想通りの島でしたが、礼文島に関しては利尻島ほど下調べをしていなかったこともあり、そこにも増して色んな意味で素晴らしい島と感じました。

礼文岳自体は利尻山と比べることはもちろん、絶対的な標高が低いこともあり特にこれといった特色は見当たらないともいえる山でしたが(もちろん魅力はあります)、魅力を感じさせる島の雰囲気はむしろ高い山がないからこそ、あり得るもののようです。

海抜0メートル地点にも、本州では一般的には高地にしか咲かない花が、いわば雑草のように平気な顔をして咲いている島なのです。

見事に広がったお花畑の中を、すぐそこに見える海や波打ち際を見ながら歩く。
固定概念からは考えられない風景の中に溶け込んだ自分に
「今自分はどこを歩いているのだろう?」
と、おかしな錯覚に陥りました。

見事な風景やお花畑は、この島にいつまでも居たいような気分にさせられましたが
それらにも増して、そう思わせたのは離島の際に見た港での見送り風景でした。

「行ってらっしゃ~い。」
「また来いよ~。」
岸壁に佇む桃岩荘の若者とフェリーで島を離れて行く者のとの間で、替え唄とともに繰り広げられる掛け合い。

若い時にこの島を訪れていたら、果たして今の自分があったかどうか・・・。

「また来るよ~。」
歳甲斐もなく、こう心で叫ぶうち、最北にのんびりと横たわる島影は次第に遠くになっていました。

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2006年8月5日

雪彦山再び

8/05
暑いさ中、二週前に続き雪彦山(大天井岳)に上がった。

たった二週しか変わらないけれど、梅雨が明けたとあって
今日の暑さはそのときよりもワンランク上。
大天井岳山頂でも日向に出る気は起こらず、日陰を好んで休みました。

地蔵岳方面から虹ヶ滝へと下山すると、このところの暑さで沢の水量はずいぶん少なく、また、ぬるいように感じました。


ここはあくまで練習の場なのか、岩を攀じる人は見かけませんでした。

画像は下山路より見上げる地蔵岳(右)と不行岳
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2006年8月1日

ACCIDENT

いつものようにバイパスを走っていたとき、アクシデントは起こった。

三車線の道路の一番右側の追い越し車線を走っていた。
前には、大きな箱型のアルミ荷台のない大型トラック。
いつからこのトラックの後ろを走っていたのかは記憶になかったが
ふと気が付くとそのトラックの荷台の最前方で小さくくるまっていたブルーのシートが舞い上がりだした。
その後、瞬く間にそのシートは空中に舞い上がり、こちらのフロントガラスめがけ飛んできた。
「ヤバイ
と思ったのも束の間、一瞬、目の前は真っ暗となり視界はなくなった。
幸いにも、次の瞬間には視界は開け、事なきを得たように思えたが
「バタバタバタ・・・」。
フロントタイヤにそのシートを巻き込んでしまっていた。
そのまま走行し、ほどなく路側帯に駐車。
ビュンビュン通り過ぎる車を気にしながら車体の下を覗き込んでみると右のフロントタイヤにそれが巻きついているようだ。
引っ張ってみてもタイヤの付け根にシートが巻きついていて、取り除くことはできない。

もちろんこんな経験は初めてだったので、少し心の動揺はあったと思うが
ここは気持ちを落ち着け、JAFに連絡。
「40分ほどかかります。」
との返事をもらい気持ちは落ち着いたものの、よく考えると
「この状況で40分か・・・。ちょっと長いな~。」
と、思いつつJAFのオペレーターの忠告どおり車を離れガードレールの外で待機していると、間もなく取ってつけたように黄色と白のカラーリングの『道路維持管理車』が到着した。
「偶然にしては出来過ぎ。」
それもそのはず。
JAFに連絡した時点で維持管理事務所にも連絡が入るシステムが確立されていて、そこから連絡を受けて駆けつけてくれたのだった。

こうなった理由を話すと、手馴れた手順で作業開始。
小道具の鎌で絡みついたシートを切り刻みながら作業を進めること数分。
見事にシートは取れたのだった。
持ち合わせの鎌と言い、てきぱきとした作業と言い、さすがは本職。
幸い、車体にはこれといったダメージはなく、思わぬアクシデントも無事、事なきを得た格好となり、JAFに救援キャンセルの連絡をしたあと車の流れに乗って走行したのだった。

つい2日前、
~タイヤに物が巻きつきパッと離れる~
こんな内容の夢を見た。
その夢が正夢となってしまった、一歩間違えばどうなっていてもおかしくないゾッとするアクシデントだった。
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2006年7月31日

見事な優勝!

夏の高校野球兵庫大会の決勝が今日、行なわれ、選抜大会ベスト8の神港学園を逆転サヨナラ劇で破り、東洋大姫路が見事な優勝を飾った。

今大会の初登場となった二回戦での香住戦を見る限りでは、正直ここまで勝ち残るとは思わなかったが、
結果の18対0という大差の勝利は決してフロックではなく、実力の証だったか。
”夏の東洋”の面目躍如に拍手を送ろう。

今回の選手権出場でその回数は11度目となり、報徳学園と並び兵庫県では最多出場回数に並んだ。
ここ最近は、本大会の甲子園で目ぼしい活躍のない県勢なので、
今年こそは兵庫の代表としての、ひいては姫路の代表としての東洋に、是非その殻を打ち破る姿を見せてもらいたい。

ガンバレ東洋
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2006年7月16日

夏の高校野球・県予選

今日は、ここ数年、この時期の年中行事になりつつある夏の甲子園・県予選を姫路球場に観に行った。

目当てはシード校でもある地元、東洋大姫路が登場する試合。
試合は18対0、5回コールドゲームで東洋の貫録勝ち。
当然の結果と言えばそれまでだが、相手の香住も自分たちの力を出し切り健闘した。
点差を見ればとてつもなく大差のゲームだったが、見ている側からすれば最後まで一所懸命さが見られ、いかにも高校生らしい試合に映った。
香住の実力のほどは知らないが、強豪校との試合で得たものは大きかったに違いない。
この経験を糧にこれからの飛躍に期待しよう。

一方、勝った方の東洋は、大味な試合におごることなく地元の雄として、一戦必勝で今後も勝ち進むことを期待。
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2006年6月4日

新緑

6/3
約二年ぶりで雪のない氷ノ山を歩いた。
新緑の氷ノ山北面
ホワイトアウトに悩ませられることが常ともいえる積雪期の合間の数少ない晴れの日や、穏やかな陽射しを浴びるようになる春の頃の氷ノ山は、素晴らしい情景を見せてくれるのはもちろんだが、緑眩ゆい新緑の氷ノ山でも、ブナやミズナラといった母なる森を形成する樹々の見せる表情は、その頃とは趣を全く異にしているもののこの山の懐の深さや奥深さを感じ取るには充分な素晴らしい光景だった。

赤倉山方面から見た八木川源頭部の残雪


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2006年5月27日

棚田で見た日本の原風景

5/27
田植えの時期を迎えたと思い佐用町、乙大木谷の棚田に昨秋以来で出かけた。

タイミングよく、そこには田植えをして間もないものや、まさに今、その真っ最中の田んぼがあった。

道端に車を止め、写真を撮っていると、すぐ下の田んぼで代掻きをしている人の家族らしい小さな子供二人を連れた女の人がこちらに来て、いかにも今、捥(も)いだばかりのえんどう豆を差し出し、
「よかったらどうぞ。」
こう、妻に声を掛けてくれた。

この女性は、子供の歳を見ても分かるように、決して歳をとっているわけでなく若い人だった。年配の人がこのような行為をするのは、うなずけるところもあるが、そうではなく、むしろ若い部類に入る人が声を掛けてくれたことに驚きがあった。

もちろん妻は遠慮することなく快くいただいたようだが、今となっては都市部では”おすそ分け”ですら物を分け合うことすらしなくなってしまったことを思えば、かつては頻繁に行われていたような記憶のある近所同士で物を分け合った昔ながらの風景を、小さな山里で見た気がした。

山の上から下へと流れ落ちる水の流れをそれぞれの小さな田んぼに引き入れることにより成り立つ棚田の風景と、その山合いの村で暮らす人から受けた暖かい心遣いに、忘れかけていた日本人としての心の原風景を見た。


人と人とのかかわりが希薄な今の世の中、田舎の人も街の人も、実はどちらの人も人恋しいに違いない。

画像は棚田の風景と棚田の中で時折見かけた葉タバコ畑


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2006年5月21日

里山の風景


5/21
近くの山に上がり瀬戸内の海を見た。

想い返すと、これまでに何度か上がった小富士山だが、新緑のこの時期に上がったのは初めてのような気がした。

短い緑のトンネルを抜け、小さな岩場を歩くと、20分ほどで神社の境内でもある山頂に着く。

南方面を見下ろす岩のテラスに腰掛ければ、それなりの高度感で瀬戸内の海を近くに見下ろすことが出来る。

あいにく霞みがかかり遠望は思ったほど利かなかったが、眼前の山すその新緑はこんな低山でも目に鮮やかだ。

中景を真横に横切るバイパスをひっきりなしに往来する車の列や、その巨大人工物の手前の奥山集落と、向こうに長閑に広がる沿岸部・白浜の町並みの風景を、しばらくはその岩に佇み楽しむ。

下山は西の仁寿山方面へ。

小さなピークの先で送電線の鉄塔方面へと足を向けると二つの鉄塔脇を経て、やがて奥山集落の墓所に下山した。

登山口の麻生神社へは左へすぐ。
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白い花

5/21
先の連休は全体的に見ればそれなりの好天に恵まれたものの、それ以降はあいにく梅雨の走りを思わせるような天気が続いていた。

これには「早くも入梅か?」とのよからぬ思いも頭をよぎったが、昨日の午後からはようやく、いかにもこの時期らしい清々しい陽気になり、ひと安心。

今日は朝から快晴だから、たとえ近くの山にしろどこかへ行きたいところだが、なぜだかモチベーションが上がらない。

「こんな日は庭の樹でも見て楽しむか」。

家の庭のエゴノキがこれまでになく見事な花を咲かせている。
先日書いたタニウツギは予想に反しそれなりに濃い色の花を、それも沢山の花を咲かせ、目を楽しませてくれた。
その花も、ほぼ花期を終えたとも思えるが、入れ替わるように花を付けかけたのが、このエゴノキ。
いつになく多くのつぼみを付けていたから、咲く花が多いのは当然と言えば当然だが、小さいながら真っ白な花びらは”清楚”そのもの。

花の時期を迎え近くの里山でも、きっとあちらこちらで可憐な花を咲かせているに違いない・・・。
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2006年5月8日

Stair Way To Heaven

黒部源流を岩苔乗越に向け登高する 5/8
日を追って”実”に戻るにつれ、先日の双六山行が”虚”に思えてならなくなってきた。

それほどにあの空間は異空間だった証か。

地に足を着け、あれほど歩き滑ったはずなのに、あたかもそれが、まだそう時間の経っていないこの時点で既に”虚”だったように感じさせるものは何なんだろう。

そこは、あの場所に身を置いたものにしか感じ取れない、限りなく”実”ではない場所だったようだ。


"Stair Way To Heaven"
とりわけ”虚”の極地とも感じた黒部源流の登高は、まさしく天国へと続く階段にほかならなかった。
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2006年5月6日

北アルプス、双六岳周辺テレマーク・ツアー

5/3~5
念願叶い、双六テレマークツアーに行きました。
北鎌尾根~槍ヶ岳・大槍
滑降の腕がおぼつかないので(歩行も決して早いとはいえませんが)、上手い人のようには行きませんでしたが、それでも槍~穂高連峰の雄大な光景を見ながらの歩行や滑降は焦がれていただけのことはあり、あの広大な斜面のごく一部にせよ自分なりのシュプールを描けて大満足の山行でした。

山行中に出会った方々にも恵まれたことで、良い山行との印象が余計に強く残りました。

桐生市の沢井さん、穂高町の林さん、茨木市の松村君、ありがとうございました。


画像は弥助沢上部より見る、ド迫力の北鎌尾根
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2006年4月30日

案の定・・・

4/30

先日よりつぼみを膨らませていた庭のタニウツギ、花を咲かせたのはいいのですが、その花の色は残念ながら、案の定(?)ともいうべき淡いものでした。

「今年こそは・・・」
と、ここ何年か期待しながら花期を待っているような気がしますが、思うように綺麗な色の花びらにはありつけないのが現状のようです。

山で見るタニウツギに比べると、確かに相対に色合いは淡い気もしますが、それでももう少し濃い花びらをつけて貰いたいものです。

一方で、小さなつぼみを次第に膨らませてきたコテマリの白は、日に日に白さを増しています。
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2006年4月26日

06/04/26 感覚の相違

初めの便が届いた3月21日からでも約1ヶ月、注文してからだと実に4ヶ月弱。
正月に出向いた香港で注文していた食器の第二便が今日、ようやく届いた。

食器ここまで時間が掛かると、つい、あれやこれやよからぬことを思わなくもなかったが、無事に届いたことでこの思いは見事に払拭された。

船便での発送だったから、それなりの時間が掛かるとはいえ、日本人の感覚ではここまで時間が掛かるとは思ってもみなかったから、
待ち焦がれた物を食器ようやく手に出来、嬉しいような気もするし、もっと早く手に出来たはずの物をようやく手に出来ただけだから、当たり前と言えば当たり前のことのような気もするし・・・。

何とも複雑な思い。

しかし、送った方にすればきちんと届けたのだから、おそらくこちらのような感覚とは違うんだろうな~。

きっと、4千年の歴史を持つ中国人からすれば1ヶ月や2ヶ月は大した時間ではないのだろう。

何はともあれ無事届いたことで、ようやく胸のつかえがとれた。


これからは、これらの器の上に並ぶ料理を期待するばかりだ。

上、Pホテル御用達、ウェルカム・ティーの食器
下、上海灘(Shang Hai Tang)の食器セット

みんなで香港に行ってきた
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2006年4月25日

タニウツギ

4/25
桜の花が散り果てると里山ではいち早く新緑の時期を迎える。

我が家の猫の額ほどの庭の樹々のつぼみも、膨らみ始めた。

その中にあって真っ先に花を咲かせるのが、このタニウツギ。

毎年花を咲かせてくれるのはいいのだが、その年によって微妙に花の色合いが違うのがいけない。
去年もこの時点ではかなり濃い色のつぼみだったはずで、きっと濃い花を咲かせるものと期待していた。
ところが実際ははかなり薄いピンクの花しか咲かず、がっかりさせられたが、さて今年はどうだろう。

ホンの小さな庭だが、しばらくは里山を思い浮かべながら次々に咲く花を楽しむとしよう。


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2006年4月17日

沖合いの小島の存在感

4/16
過去、何度か出向いたことのある場所からでも、それまでは見向きもしなかったり、まったく目にも留まらなかった箇所が、ある時から突如、気になったりすることがある。


今日の高御位山や桶居山から見た眺望はその典型ともいえるものだった。


見通しは特に良いとはいえない状態だったが、高度を上げ次第に開け行く展望の中にあって、南西側の沖合いの展望が特に気がかりだった。
南に大きく開ける瀬戸内海には淡路島から家島諸島は見えるが、これらの島は、云わば大きな島のうち。
注視していたのは、昨日出向いた室津沖の小さな唐荷島。
登り始めたときから気になって、その方角を気にはしていたのだが、如何せんその大きさは知れたもの。
これまでには、もっと展望の利く日もあったから、その日ならもっと容易に島影を確認することが出来ただろうが、今日はかろうじて確認できる程度で、目を凝らさないとそれとは分からない。


これまで沿岸部または瀬戸内を見渡せる山頂に立った際は、
「小豆島や六甲連山、あわよくば遠く四国や氷ノ山が見えないかな~。」
と、思いつつ展望を楽しんだものだが、これからはそれプラス、この島の存在がひどく気になりそうだ。

テレビ塔の立つ仁寿山の右、工業地帯の煙突の左右に見えるのが、重なり合う中ノ唐荷、沖ノ唐荷島と地ノ唐荷島(桶居山山頂より)
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2006年4月16日

シー・カヤックで唐荷島

4/15
室津港からシー・カヤックで沖合いに浮かぶ唐荷島へ上陸しました。

小雨交じりの天候で決してベストコンディションとは言えませんでしたが、初めてのシー・カヤックにしては貝も何とかゲットできたこともあり充分満足できたクルージングとなりました。

漕ぎ始め港の防波堤を出て外海に出たときは、さすがに不安が最高潮でしたが、波が穏やかだったことや同乗のAさんの的確なアドバイスのお陰で、パドルを操るうち第一の目的島、地ノ唐島に到着、そのまま上陸しました。

しばらく滞在したのち、この島を離れ中ノ唐荷島を左手に見て目的地の沖ノ唐荷島に着きました。

中ノ唐荷島と沖ノ唐荷島は干潮時には陸続きになるとのことでしたが、到着時はその間は到底それが事実だとは信じがたいほどの光景でした。

ところが、しばらく時間が経つと見る々々海面は低くなり、それまでは海底だった大小の岩が海面に姿を現せ始めました。

と、同時に、それまでまったく採れなかった貝がようやく採れ始め、ようやく胸を撫で下ろし帰路に着くことができました。
(この貝はプリプリで、これまでに食べた貝で一番の美味でした)

大急ぎでパドルを漕ぎましたが、それでも室津港までは1時間弱掛かっていました。

香港の長洲島(Cheung Chau)で見た光景に似た海上からの景色は、日本ではこれまでに見たことのない新鮮な光景でした。










画像は上、海上より見る唐荷三島
中、沖ノ唐荷島、中ノ唐荷島間の干満の様子と

下、室津魚港と香港・長洲島の港
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2006年4月9日

姫路城の桜

姫山公園の桜 一昨日、昨日と桜を見たので、今日は播州ではやはりここが一番の姫路城の桜。

世界遺産でもある国宝姫路城は姫路のシンボルとして桜のごとく何時も見事な姿を見せてくれているが、
この時期は、その大きな桜が、ようやく花を咲かせた本物の桜と日本中から訪れた多くの人の桜と三位一体となって、一年中でもっとも輝いて見える時期だ。

見事に咲いた桜越しに見る白亜の大天守はひときわ白く、別名・白鷺城の名にふさわしい。

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2006年4月8日

小野豆の桜

満開間近となった近くの桜の花に触発され、
「マイナーな桜を見よう!」
と、県西部、上郡町小野豆(おのず)の枝垂れ桜を見てきた。

平清盛の実弟、経盛(つねもり)が源氏の追手をのがれて落ち延びてきたというこの地に咲く桜は、それまでの道中に何本もあった未だあまり花を咲かせていない桜の樹とは対照的に、幸いにもほぼ満開に近い状態だった。

まれに見るひどい黄砂で、少しぼんやりとしていたような気もしたが、細い道を駆け上った小さな棚田の奥に姿を現せてくれたこの樹は、あたかもこの集落の主であるかのように、唯一、見事な花を咲き誇らせていた。

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2006年4月7日

さくら今年も花の季節がやってきました。

例年よりも少し遅いような気もしますが、近くの公園の桜は、いつしか八分咲きです。


ピンクがちょっと淡い目ですが、それでも花の色合いは他の花のそれよりも、いかにも春色です。
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2006年4月1日

4/1
鳥取県南東部の沖ノ山に行こうと若杉原生林を目指しました。

が、30日の積雪で大茅スキー場上部より歩きを余儀なくされ春の湿雪だったこともあって、まったく歯が立たず若杉原生林を周回するのがやっとで下山しました。

新雪を期待して出かけましたが、とんでもない湿雪に結果は惨たんたるもの。
結局、何度ターンしたのでしょう?!
参りました。

若杉峠で氷ノ山やくらます、三室山が春霞の中ながら見えたのが、唯一の救いでした。
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2006年3月30日

3/25
これまでに何度出向いたか分からない氷ノ山だが、今日ほど見通しの利いた日はなかった。

先週出向いた大山に始まり、東山や三室山もいつになく近く、扇ノ山や青が丸、仏ノ尾は指呼の距離といえるくらい大きく鮮明だ。

これらの山々は少し見通しの良い日なら見ることが出来るが、東方、遥か彼方に雪をかぶった白い山塊となると、これまでに見えた記憶がない。もしや、加賀の白山だろうか。ここまで見えたのは初めてのことだった。

画像は氷ノ山北面、影を落とす雪庇と青が丸、仏ノ尾遠望
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