2018年11月24日

24/11/18 雪彦川の滝

パタゴニア

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳往復しました。


大天井岳より見下ろす登山口への谷と七種山

登山口に着いた際に、たった今出発しかけたHさんに出遭えたことで、これまでに見たことのなかった雪彦川の滝を目にすることができました。

その滝はいつもの虹ヶ滝の下流側に位置する滝で、これまでは上から望むことはあっても、その全容は見たことのない滝でした。

少し下流側の登山路のテラスのようなところからは、梢越しにながら存在自体は漠然と分かってはいましたが、今日はHさんが、たまたまその下流側へ降りるべくロープを用意して来ていたようで、それならと便乗させてもらって目の当たりしたものです。

虹ヶ滝のような直瀑ではありませんでしたが、やや傾斜のある岩肌を流れ落ちる様は水量のかなり少ない今でも虹を架け、また、滝全体もそれなりに見応えがあって特に黒光りした岩肌が印象的でした。

水流がうねりながら落ちるところから察するに、右岸側は水量が増えてもあまり流れに影響はないようで、右岸と左岸とで岩の色合いが大きく違っています。

増水した際は特に左岸側に幅広く水を流すのでしょう。

左岸側の岩肌は全体的に丸みを帯びているうえ、小さな足場にも落ち葉が乗っていることもあり、かなりリスキーでした。

ちなみに、今日利用したロープは掛けたままですので誰でも利用可能な状態です。

今後はこれまでの虹ヶ滝の虹だけでなく、この滝に架かる虹を見たり撮ったりする楽しみも増えました。


滝の全容
落ち口が虹ヶ滝の最下流部となります


虹を架ける滝


時間さえ合えばこの滝も常時、虹が架かりそう


目線を変えることで多様な形の虹に出逢える


滝壺の水面に浮かぶ落ち葉


虹ヶ滝は水量乏しく、ほぼ虹はなし


地蔵岳より東望して見る笠形山や七種山


鎖場上部より見下ろす地蔵岳


大天井岳より南望して明神山、書写山や姫路市・市川河口付近臨海部


御津アルプス方面と小豆島


高御位山連山と淡路島


淡路島の島影と明石海峡大橋


七種槍(右端)と遠く六甲山


広葉樹はすでに晩秋の装い


この時季、午後になって地蔵岳から見下ろすと地蔵岳と不行岳の影がくっきり見える


大曲りまでの登山路で見上げると見事な紅葉が残っていた



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2018年11月23日

23/11/18 風は冷たく

パタゴニア

高御位山、北山の尾根~小高御位山~成井~高御位山~長尾で周回しました。


けもの道の石造り社といなみ野

久しぶりでこのルートです。


地徳山~百間岩~鷹ノ巣山、高御位山


小高御位山の石仏と高御位山


小高御位山北面の黄葉


成井登山道の石畳


JRひめじ別所駅付近を通過するハローキティ―新幹線


高砂市市街地


ちょっと寄り道して東望
中央が小高御位山


見上げる山頂露岩

祭日のせいか思った以上に人は少なかったです。

登山口までに車で出くわしていたIちゃんと山頂で再会して、山頂露岩南のテラスで談笑の後下山しました。

日差しは柔らかでしたが風があったのが、ちょっと余計でした。


以下は昨夕の様子


播磨灘に沈む夕陽


夕陽に照らされると低山でも思いの外、見事な色になります


黄昏の明石海峡大橋
大阪湾の対岸、関空付近も見えています


高御位山、小高御位山と雲間から姿を現せた満月


姫路城と姫路市街地



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2018年11月18日

18/11/18 偶然のたまもの

パタゴニア

今日、雪彦山山中で撮った画像中の一枚がこれです。


虹色錦糸

トリミングしましたが太陽の光に照らされて虹色になった滝の飛沫が小さな糸状になって降り注ぐ様子が写し出されています。

自画自賛ですが、素晴らしいと思いました。

折角長いレンズを持ってきたので撮ったまででしたが、こんな画像が撮れているとは思ってもみなかったことで、こんなことなら三脚持参でもっとしっかり撮ればよかったと後悔しています。

でも、あくまで偶然としか言いようがなく、あえて撮ろうとすると条件はもちろん腕のこともあって中々上手くいきそうにありません。



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18/11/18 晩秋万華鏡

パタゴニア

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳往復しました。


閃光を放つ虹ヶ滝近景(トリミング)

沢沿いでは、まだこれから色づきそうな木もありますが、気温の変化が乏しいことが災いしてか相対に色づきは良くないまま終盤な感じです。

来週になれば沢沿いの木々も落葉して、晩秋というよりも冬の装いっぽくなってしまいそうです。

今日は晩秋の近景を中心に載せておきます。


滝壺の落ち葉


虹ヶ滝


七色閃光


紅葉


黄葉


黄葉


ツクバネ


地蔵岳より見下ろす秋色の雪彦川流域


針葉樹と黄葉の木


黄葉の木


紅葉色あせ


未黄葉


上流側左岸にあった見事な色付きの木


見下ろす展望岩


展望岩


鎖場付近から


大天井岳より南望してみる明神山、書写山と姫路市西部臨海部


姫路市東部臨海部と瀬戸内海・播磨灘に浮かぶ上島


大天井岳より見下ろす地蔵岳

先週は、この界隈の紅葉の見ごろはもう少し先かなと思いつつ下山しましたが、一週間経った今日になってみると稜線近くではすでに落葉して残念ながら終わった感じでした。

おまけ

佐野邸のイチョウとミニ・ハッチ



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2018年11月17日

17/11/18 高御位山の紅葉

パタゴニア

高御位山、馬の背から山頂往復しました。


桶居山分岐付近からみる高御位山

馬の背から稜線に上がった際は山頂方面とは少しばかり逆戻りして鷹ノ巣山西ピークにて姫路市街地を見ることを常にしています。


JR姫路駅を中心とした姫路市街地と新幹線の高架橋やJR東姫路駅付近、近景は別所地区


この地は姫路城の真東に位置するので午前中はお城がよく見える


瀬戸内に二段に霞む家島諸島と小豆島


馬の背分岐より高御位山稜線


桶居山分岐付近より高御位山


山頂露岩上にたたずむ人たち


今日はしっかり見れたハローキティ―新幹線


馬の背コースに咲くノジギク



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2018年11月11日

11/11/18 雪彦山の紅葉

パタゴニア

雪彦山、出雲岩~大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝周回しました。


地蔵岳より色付いた展望岩(中央下)付近の広葉樹を見下ろす

先週は本家、北アルプス・大天井岳に行きましたが、これからはまた地元の大天井岳です。

本家では紅葉はすっかり終わり稜線近くでは降雪もみられましたが、ここでは紅葉がほぼ見頃となっていました。

(あいにく今日は見通しが悪く遠望画像はありません)


展望岩よりみる山腹の紅(黄)葉


例年通りきれいに紅葉した木


見晴らし岩より見下ろす登山口の坂根集落


姫路第二龍王講の方が一週遅れの山じまい登山


大天井岳より見下ろす地蔵岳
木々の色づきはいいとは言えない


不行岳と賀野神社


落葉して不行岳山頂部が良く見えるポイントがあった


地蔵岳


地蔵岳より展望岩(左下)付近を見下ろす


展望岩にたたずむ二人


虹ヶ滝出合いで見上げると一本に素晴らしいグラデーションをまとった木


水量乏しく落ち葉を集め、いかにも晩秋の風情の虹ヶ滝

紅葉については山体の違いもあって、さすがに本家ほどの大きな期待ができないことは知っていますが、それでも地蔵岳付近から見下ろすと雪彦川流域に広がる広葉樹の色付きと、植林された針葉樹とのコントラストは見ごたえがあって好きなアングルです。

先週が冷え込みがなく相対に気温が高かったせいか色合いはあまり良くありませんが、ここ一週間ほどが見頃と思われます。



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2018年11月10日

10/11/18 待ち人(モノ)現れず

パタゴニア

馬の背から高御位山往復しました。


桶居山分岐付近からの高御位山

この界隈でもっとも紅葉らしい景色に出あえるのが上画像にある桶居山分岐から市ノ池分岐までの北斜面。

ご覧のとおり、そろそろ色付いてきています。


ヤマラッキョウと地徳山稜線


馬の背分岐より高御位山


山頂で見上げると気持ちの良い青空


加古川市街地上空を飛ぶパラグライダー
飛来するかと期待したが、せず


黄葉

待っても現れなかったのはハローキティ―新幹線。

時間は違っていなかったはずだけど、なぜか今日は目にすることができなかった。

てっきり運休日だとばかり思って納得してみたが、調べるとちゃんと運行日になってるぢゃない。

時間さえ合えば目にしてから下山しないと損した気分なので、今さらながら今日はちょっと損した気分。



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2018年11月8日

08/11/18 羨望の尖峰・槍ヶ岳

パタゴニア

先日、二週前にも出かけたばかりなのに槍ヶ岳を見ることに特化して再度、北アルプス・大天井岳に出かけてきました。


北鎌尾根・北鎌平付近に沈む夕陽

二週前は西鎌尾根の最西端ともいえる樅沢岳や双六岳からで、今回はその時とは正反対の北東に位置する大天井岳。

穂先までの直線距離はどちらもほぼ同じながら、その目線の前景を成す風景の違いから目にする印象はずいぶん違う。

景色の中景に緩やかに高度を上げながら西鎌尾根が穂先まで延びている前者がやや女性的なのに対し、北鎌尾根を従え天上沢から穂先まで一気に突き上げる様の見える後者は槍ヶ岳そのものをより男性的な山に仕立てている。

ここからの風景に喜作新道の尾根はさほど気になる存在でなく、先日来の降雪で雪をまとった槍ヶ岳や北鎌尾根の姿はさらに荒々しい。

大天井岳山頂から望めば天上沢から一気に突き上げるさまが圧倒的。

北鎌尾根、独標も指呼の距離。

槍はどこから見ても画になるしサマになる。


常念乗越の常念小屋と槍ヶ岳、ガスの穂高連峰への稜線

一ノ沢から常念乗越に上がったのは19年前の秋だった。

乗越に上がるなり、ど~んと槍・穂高が突然、目の前に広がり、ずいぶん感激したものだが、どういう訳か今回はあまり感激しなかった。

常念岳に上がってから大天井岳に向かうことも頭にあったが、常念乗越は風が強くて肌寒く、また見上げる山頂方面も見える槍・穂高連峰同様、ガスが掛かっているようなのであっさり止めた。

横通岳方面に向かうとガスの中に槍ヶ岳が見え隠れする。


稜線より望む槍ヶ岳
中景の尾根は上部が喜作新道の尾根 下部が二ノ俣尾根

東天井岳までは一ノ俣谷から吹き上げる風のせいか、砂礫やハイマツに覆われた独特の景観を見せる。

次第に姿を変える槍ヶ岳はガスが晴れることなくまとわりつき、その尖峰はたえず荒々しい。

表銀座縦走路の喜作新道が前景にあることは承知していたが、さらに手前に位置する東天井岳から南へと延びる二ノ俣尾根がこれほどの存在で目に入ることはまったく予想外で、意外だった。


一ノ俣源頭部稜線より前穂高岳~奥穂高岳と涸沢、梓川に沿う奥上高地と大滝山稜線
右の尾根が二ノ俣尾根で先端は中山


振り返り見る横通岳、常念岳、遠く蝶ヶ岳


右手には時折、安曇野が見下ろせる

二ノ俣尾根の鞍部に乗り上げ槍ヶ岳が大迫力の北鎌尾根を従え再度現れると、前景の尾根は喜作新道の尾根のみとなり想定通りの景観となる。

時間を気にせず、こうやって素晴らしい景観を目の当たりしながら天空の稜線をのんびり歩けることこそが至福の刻。

常念に向かわなくて正解だった。

時節柄、行き交う人もほとんどなくこの景観を独占で、さながら、めくるめく繰り広げられる槍ヶ岳劇場を観ながらの稜線漫歩。


二ノ俣尾根に乗り上げると再び槍ヶ岳と再会
晴れていれば右手に裏銀座方面も見渡せるはずだが・・・


大天荘


大天井岳より槍ヶ岳と北鎌尾根


大槍、小槍


燕岳へ続く稜線


夕照の稜線と常念岳

兎にも角にもこの日の夕景は素晴らしいのひと言で、これまでは耳にしたり、ネット上や紙上で目にすることしかなかったマジックアワーをこの目で実体験した。

東の空に繰り広げられたショーは、これまでに見てきた夕刻の光景は何だったかと疑うほどの異空間的景観だった。

ブルーアワーの時間帯も、いつになく素晴らしかった。


穂高連峰と涸沢


ブルーモーメントの空に映える北鎌尾根や大槍、小槍

日の入り後、時間を追うごとにガスは晴れ、槍・穂高連峰はもとより、連峰左端の前穂高岳の左遠くには乗鞍岳も姿を見せてくれた。

そんななか、硫黄尾根の向こうの湯俣川源流を取り巻く山域のガスが晴れてくれなかったのは残念だった。

中天井岳より見るパノラミック・マジックアワー

夜になれば満天の星空。


大天荘と、玄関先か庭先のテント場

小屋前のテント場には20張りほどのテントが張ってあるが、ずいぶん寒いだろう。

と思いながら佇むと、すぐそばのテントからイビキが聞こえてきた。

イイ夢見てるかな・・。

早朝のうちに大天荘・さかきさんに助言を仰いだうえ、朝の光景は昨夕と同じ中天井岳で見ることにした。


中天井岳で日の出を待つ


この場も含め大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳の前山稜線はスッキリ晴れていた


大天井岳と大天荘、テント場

人との出会いは、いつも一期一会。自然との遭遇は千載一遇。

槍や穂高は雪をまとっているだけに、無雪期よりもさらに真っ赤になることを期待していたが、あいにくモルゲンロートには出逢えなかった。


次第に紅くなる燕岳への稜線と後立山連峰

当然のように日の出前から出かけてみたが結局、槍ヶ岳の穂先を見たのは、ほんの少しの時間だけで、以南の大喰岳、中岳、南岳や穂高連峰に至っては全く目にすることはできなかった。


これ以上ガスがとれることのなかった槍ヶ岳
穂高連峰への稜線も同じく見えず


朝陽

残念ながら期待通りの朝の風景に出逢えそうにない天候だったが、とはいっても自然はどんな素晴らしい光景を提供してくれるか、その時になってみないと分からない。

案の定的に、ちょうど朝日の反対方向、三俣蓮華岳や鷲羽岳付近に広がる巨大なオレンヂ色の雲のスクリーンにブロッケンが映し出される壮大なショーに出遭うことができた。


最後に出遭えた荘厳で壮大な光景


天上沢に架かった虹

天気が良くなれば下山前に山頂からもう一度、槍ヶ岳を望んでみようと考えていたが、ダメっぽいのであっさり諦めて下山の途。

稜線では昨日はあんなに様々な表情を見せてくれた槍・穂高連峰も今日は全く姿を見せてくれない。

登山路の下方が明るくなったら常念小屋が見えてきた。


常念乗越より一ノ沢と松本平を見下ろす

19年前は家族でこの路を上がってきた。

ここで目にした光景は当時とさほど変わった感はなかったにも関わらず、思いのほか感激がなかったのは今回がひとりでこの光景を目にしたからだろうか。

あるいは絶好の好天だった当時と違い、今日は連峰にガスが掛かっていたからだろうか。

それとも、只々19年という年月の経過がそう思わせただけだったか。

小学1年生だった(あ)。はもちろん、ほとんど登山が素人だった(ひ)。も、よくこの路を歩いてくれたものだと感心しながら一ノ沢登山口へ長い路を下って行った。


下山してから、一ノ沢登山口でようやくのラムネ

ちなみに、自身がかつて大天井岳付近から槍ヶ岳を望んだのは35年以上も前のことです。

ヤマレコにも山行記



HPは ようこそ『山のアルバム』へ

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