2015年4月26日

26/04/15 新緑萌え

パタゴニア

昨日の雪彦山同様、こちらも久しぶりの高御位山に行ってきました。


山頂から見る長尾集落と新池

高御位山が久しぶりなら今日の馬の背からのルートはもっと久しぶりで、お陰で新鮮な気分で歩くことができました。

南斜面では火災の傷跡も薄くなりつつある中、北斜面の新緑がよく目立ちこれも、その一翼。

ちょっと気温は高めでしたが新緑を縫って薫風の尾根歩きを楽しみました。


馬の背コースから稜線に上がると新緑の木々の向こうに高御位山


桶居山分岐から望むと北斜面の新緑が素晴らしい


社殿横で、途中で会っていたO先生にそうめんをご馳走になりました


鷹ノ巣山西峰から姫路市街地を望むと、かなり霞んで見えました


鷹ノ巣山の双耳と高御位山


百間岩を見上げる


鹿島神社に下山です



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2015年4月25日

25/04/15 オチフジとヒカゲツツジ

パタゴニア

かなり久しぶりで雪彦山に行きました。

岩の山ですが新緑の頃になれば可憐な花も咲きます。


オチフジ

今日の目的はこの時季ならではの花に逢うためです。

ひとつはオチフジでもうひとつはヒカゲツツジ。

オチフジはかなりコアな場所ですが、ヒカゲツツジは登山路脇や山頂部も含め、それほど苦労することなく目にすることができるでしょう。

イワカガミもあるようですが今日は探しませんでした。


虹ヶ滝
二重(副虹)になっていますが、ちと分かりづらい

虹ヶ滝はちょっと期待はずれでした。


ヒカゲツツジと鉾立山


ヒカゲツツジと地蔵岳

もちろん赤い色のミツバツツジはよく目立ち、どこからでもだれの目にとまりますが、淡いレモン色で控えめにも見えるヒカゲツツジもお気に入りです。



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2015年4月14日

14/04/15 明日から一人暮らし

パタゴニア

思い返せば、彼が3歳の時からこれまでに色んな山に行ってきた。


'13.05.05 中岳山頂より笠ヶ岳を横目に南沢を槍平へ向け滑る

山への行き初めは台風に襲われた上高地だった。

翌年には上高地から3泊を要して涸沢まで行った。

パノラマコース、奥又白出合の大きな岩の上で昼寝もしながら徳澤へ下ったなぁ。4歳の時だった。

今、この歳まで親の山行に付き合ってくれたのは、この時見た穂高の印象が良かったからかもしれない。

そう、彼とは(あ)。のこと。

22歳になった今、いよいよ明日から大阪で一人暮らしを始めることになった。

自身が若い頃夢見た
「子供と一緒に家族で槍の穂先に」

は、小1の時に達成し、その際に見た穂高のピークも家族で立った。

槍ヶ岳は山スキーでも行った。

一度は日帰りで飛騨沢を、もう一度は南へ縦走し南沢を槍平へと滑った。

日帰りでは秋、早月尾根から劔にも行った。

雲ノ平や双六、南岳でもテントで泊まったな~。

地元、氷ノ山ではわさび谷を滑り山スキーの本質を思い知らされ、それ以前には夜、雪に降られたこともあった。

中学校に上がる前の春休みだったか・・・。

この頃、Sさんには、よく可愛がっていただいた。

のちに大倉谷やネジレ谷も滑った。

大山はYくんとともに弥山山頂からや7合沢、振子沢を滑った。

キリン峠方面にも山スキーを始めたころ、何度か出向いた。

先日、奥大山で久しぶりに張ったテント内で物思いにふけりながらこんなことを考えた。

親バカと言えば、その通り。

学生生活はあと2年。

親元から離れて行く寂しさ反面、これまでのいろんな経験を踏まえ立派な社会人になるべく、これからの一人暮らしの時間を過ごしてほしい。

(あ)。の成長過程のページはこちら




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2015年4月13日

12/04/15 伯耆大山、こんなところに落し穴

パタゴニア

伯耆大山、奥大山・健康の森から振子沢行ってきました。


振子沢源頭部より見下ろす振子沢

振子沢を滑り、本沢出合まで下ったとき、事故現場に遭遇した。

現場は、我々が朝、鳥越峠から地獄谷本沢へ下る際滑降した小さな谷。

概ね振子沢に向かう際はここを下ってくることが多い。

距離的には短いながら傾斜はそれなりで、下方では40度近いかもしれない。

上部から覗いてみると、下方で雪割れは確認できたものの切れている様子はなく、いつものとおり下ることにした。

見たとおり、中央部に小さいながらクラックがあり注意する。

雪は状態がよく安定していたのでこれを避けながら難なく下ることができた。

スキーならでは。

振子沢出合でハイクの準備をしていると、上部からこの谷を覗きこんでいる単独の登山者が見えた。

「ちょっとまずくない。」
こんな感じで見上げることしばし、登山者はかなり苦労しながらも中央や、左右の穴を避けながら何とか下ってきた。

ツボ足だった。

で、帰路、再度この場所に達すると、まさにその「まずくない!?」ところで事故が起こっていた。


本沢右岸の事故現場 右上が槍尾根
画像左端の小さな谷で滑落、シュルンドに二人が転落

雪上にはシュルンドへと吸い込まれるように滑ったような痕が残っていた。

もしかしてここでシリセード?

いくらなんでもそれはないと思うが、彼ら6‐~7人パーティーのようだが、いくらなんでもその人数があそこを下れば、すぐに雪はグサグサになるのは想像できなかっただろうか。

それに、一人が滑落でもしようものなら連鎖的にみんなアウト。

運が良ければ、上手く本沢に滑り着けたかもしれないが、下から見ると(彼らからみて)右ターンしないと雪は拾えず、普通に考えると無理。

この沢を下ろうとしたことがミスだったと思うが、窮地に立つ前に登り返すか、あるいはバックステップで下ることを提案していれば事なきを得たように思う。

雪上遊びする祭、お尻に敷くビニール製の遊具が見えたので、もし振子沢で遊ぶ予行演習をここでやろうなんて考えていたら・・・、そうでなくとも、予期せぬところに大きな穴があったに違いない。


梢の先に防災ヘリ(中央右)
こうやって見ると決死の救出劇

現場は人里離れた深い沢沿いなので携帯は通じない。

防災ヘリが飛来するまでに約1時間。

後には鳥取、島根それぞれの防災ヘリと県警ヘリの3機が空中を舞う大事になった。

ピックアップするのに、それからさらに数十分。

鳥越峠へのハイク中に幾度となく空中を舞うヘリを見たが、さすがに目線より低い位置の、それも狭い谷底を飛ぶさまはパイロットにとって危険極まりなく、上から見ているとハラハラ、ドキドキだった。

幸いは当人が重症ながら怪我で済んだことだが、ちょっとした気の緩み、不注意で多くの人に迷惑をかける行為は山だけに限らず一般社会でも同じ。

今後も自己の戒とすべき事故に遭遇した振子沢ツアーだった。

ツアーの様子は こちら




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