満開間近となった近くの桜の花に触発され、
「マイナーな桜を見よう!」
と、県西部、上郡町小野豆(おのず)の枝垂れ桜を見てきた。
平清盛の実弟、経盛(つねもり)が源氏の追手をのがれて落ち延びてきたというこの地に咲く桜は、それまでの道中に何本もあった未だあまり花を咲かせていない桜の樹とは対照的に、幸いにもほぼ満開に近い状態だった。
まれに見るひどい黄砂で、少しぼんやりとしていたような気もしたが、細い道を駆け上った小さな棚田の奥に姿を現せてくれたこの樹は、あたかもこの集落の主であるかのように、唯一、見事な花を咲き誇らせていた。
2006年4月8日
桜、さくら,
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