2021年11月21日

21/11/21 紅葉

馬の背から高御位山往復しました。

高御位山へ延びる稜線と北斜面の紅葉

パタゴニア

典型的里山の高御位山界隈でも紅葉が進んできました。

これまでにも感じてきた通り、この付近の紅葉のベストビューは稜線上、馬の背か桶居山の、それぞれの分岐付近から見るそれです。

赤色系は少ないですが濃いオレンジや黄色系の濃淡が見事です。

南斜面においても、すでに10年以上にもなる火事禍以前の姿でも、北斜面の紅葉の方が見応えがあったように記憶していますから、気温差の大きい北側の方が色付きがいいと言えるのでしょう。

馬の背から稜線に上がった地点から

桶居山分岐付近から

淡い色の花を咲かせるモチツツジ

山頂より西南望

同、南望

眺望は全くないと言ってもよく、家島諸島東端の男鹿島の島影ですら微かに見えるか見えないか程度で、輪郭がはっきりするのは真南に浮かぶ小さな上島くらいでした。



火事の起きた前年秋に撮影した紅葉の様子の画像を下方に貼っておきます。
※ここで言う火事は2011年1月の山林火災のことです

2010.11.23撮影
桶居山分岐付近より

桶居山分岐付近からの二枚の画像(表題画像と上の画像)はほぼ同じ位置から撮ったものです。

色付きはどちらも素晴らしく、今年の紅葉も見事だといえるでしょう。

一見、何も変わらないように見えますが、よく見ると今日の画像では稜線上に登山路が露見しているのが分かります。

一方、火事以前の画像には稜線を含め北斜面から南斜面にかけて紅葉した樹々に覆われていて尾根上に登山路は見当たりません。

2010.11.23撮影
百間岩上部鉄塔北側より鷹ノ巣山と高御位山

この画像では全容とは行きませんが、かつての南斜面の様子を見ることができます。

そもそも木々が少なく大きな露岩が目立ちますが、それでも広葉樹をフォローするように背の低い常緑の下草的なササや潅木の緑の木々で覆われているのが分かります。

火事の後、植林事業で植えられた木がずいぶん大きくなってきているのは感じていますが、基本的にそれらは常緑樹ばかりで紅葉することのない樹ばかりです。

2020.12.05撮影

2010.11.27撮影(左側が南)
今は稜線上でここまでの紅葉のトンネルを歩ける場所はない

そもそもが火災(失火)によって失われた林なので、防災を考慮した上の植林のはずですが、里山とはいえいくら年月を経ても晩秋になって季節感を感じられない部分があることは残念な気がします。

高御位山, 山歩き、登山, 山野草、ガーデニング,

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