2017年8月27日

27/08/17 深緑の雪彦川

パタゴニア

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳~出雲岩周回しました。


地蔵岳より七種山方面南望

夏の終わりにきて、ようやく朝からピーカン気味の上天気。

この時期の虹ヶ滝は大きな弧の虹を架けてくれます。

虹は思ったほどのものは見れませんでしたが、今年の夏にしては初めてとも思える清々しい風に吹かれ、深緑の中のハイクができました。


虹ヶ滝

最初の渡渉点手前で出会ったニコニコ(2x2)カップルを虹ヶ滝に誘いました。


虹ヶ滝


虹は大きな弧を描くものの陰影が強過ぎて上手く撮れない


もちろんサイドから見ると縦虹も見れる


今日の虹ヶ滝出合いの緑は何時になく鮮やかで美しく見えた


地蔵岳


大天井岳より六甲連山


同、高御位連山


同、東部姫路港方面


同、市川河口方面


咲きかけのススキと坂根集落


深緑に埋まる地蔵岳


青空に映える洞ヶ岳岩峰

もっとイイ虹が見れるだろうと彼らも誘ってみましたが、日差しがきつ過ぎたせいか思っていたほどのイイ虹は見れませんでした。

日照は十二分だったけど水量か水飛沫との兼ね合いがイマイチだったのかな~。

ちょっと残念でした。



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2017年8月26日

26/08/17 石の正体判明

パタゴニア

先日、高御位山より持ち降りて、公的機関にその成り立ちを調べてほしいと依頼していた赤い石の正体が今日、判明しました。

結論から言うと、高御位山山塊の赤い石は思っていた赤い石とは全く別物でした。

そもそもは赤石山脈で見た赤い石と、今回のこの石の成り立ちが同じではないかとの思いでこの機関に持ち込んだのですが、今日、我が街のとある公民館の館長さんから直々にお電話いただいた上、直接話を聞くことができました。

どちらもかつては海の底にあったのは同じながら高御位山の石は火山性の火砕岩であるのに対し赤石のそれは堆積性のモノだそうです。

赤い色は特に問題ではなく鉄分を含んでさえいれば、このような色の石は案外どこにでもあるようです。

火山性のモノは、太古の昔ハワイ付近の海底で堆積した地層が一度ユーラシア大陸にくっついた際に隆起して、その後、日本列島として大陸より分離して今に至っているそうですが、一方の堆積性のモノは、それよりも後の世紀に、ただ単に海の底で堆積した土壌が、そのまま隆起して日本列島の一部となっているようで、成り立ちには違いがあり、出来上がった世代も違うようです。

火山性の地質の典型は雲仙・普賢岳の溶岩ドームだと聞きました。

この地質の特徴は一年を通じて、また、一日のうちにでも膨張と収縮を繰り返しているため樹木が育ちにくく、この辺りであまり木々の育っていない山はこの地質に起因するらしいです。

高御位山山塊に木々が少ないのはこのせいで、典型はすぐ南に位置する石の宝殿です。

今思うと、石の島で有名な男鹿島のある家島諸島も、この範疇でしょうね。

ちなみに、いつもの雪彦山も岩山で知られた山ですが、あれは隆起する途中の溶岩が固まったものらしく、すなわち火山性だということで新しい発見だったとともに驚きでした。

他にも地元の地質のことも色々聞かせていただいた西影先生、ありがとうございました。



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2017年8月20日

20/08/17 久々、虹ヶ滝

パタゴニア

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳往復しました。


上空を華麗に舞うハヤブサくん

今日は久しぶりに虹ヶ滝を見ようと沢ルートを上がりました。


まだまだ水量豊富な虹ヶ滝


二重の虹

この時期の虹ヶ滝は虹自体は手前にしか掛かりませんが大きな弧を描いてくれるのがイイところ。

見上げた上空は雲に覆われた感じでしたが、時間的にその合間から日も差してくれて、そこそこの虹を見ることができました。


地蔵岳ピークの一本松、不行岳のシルエットと七種山方面


大天井岳より南望


明神山と左右に書写山と京見山稜線、播磨灘に家島諸島・男鹿島


ハヤブサ


臨戦態勢にも見えたが滑空せず

大天井岳では、こちらも久しぶりのハヤブサくん。

急降下は見せてくれませんでしたが、優雅に飛ぶ姿は気持ちよさげでした。


見下ろす地蔵岳にKさん発見


秋だね~
山頂の木のドングリ



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2017年8月14日

14/08/17 碧く高い空

パタゴニア

馬の背から高御位山往復しました。


秋を感じさせる空を見つめて咲くキキョウ

昨日の空のクリアーさは今日も残ってくれていました。

こんな日にみる高御位山稜線からの街並み、海、空、そこに様々に描かれた雲が織りなす光景は素晴らしいの一言に尽きます。

真っ青な空もいいけれど秋めいた雲の合間に見える碧い空は、それをより高く見せ、はるか遠くの景色はより遠く感じさせてくれます。

里山の極致のような山なので、もちろん気温は高く蒸し暑さも残りますが、空には存分に秋らしさを感じられる今日の高御位でした。


淡路島方面と、その上空


姫路市街地上空のすじ雲


姫路市街地と中央に姫路城


JRひめじ別所駅付近と姫路臨海部


大阪ガス・タンク群と家島諸島、小豆島


明石海峡方面
上空、高層のすじ雲が素晴らしい


いなみ野に伸びる加古川バイパスと明石大橋、淡路島


明石大橋と生駒山地


播磨灘の彼方に淡路島西端部、鳴門大橋方面
四国山地のシルエットは見えたものの橋は確認できず


何と素晴らしい


桶居山分岐より見る高御位山

まだまだ暑いので充分な量の水分の携行が必要です。



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2017年8月13日

13/08/17 子どもは遊びの天才!?

パタゴニア

雪彦山、大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝周回しました。

二日違いで大違い。気温はそれなりに高い中、今日は秋を感じさせる涼しげな風も感じることができました。


虹ヶ滝で遊ぶ

子供の手にかかれば、どんなところでも遊び場になってしまうんだね。

東京世田谷から加古川に帰省して、おじいちゃん、お母さんと一緒にこの地を訪れていた7歳のお兄ちゃんと5歳の双子の弟くんたち三人の行動には、もうあきれるしかありません。

滝の下の水を見て、あんなにはしゃぐ姿を目の当たりすると、
「せっかくの夏休み、子どもはこうやって元気に遊んでナンボだな。」

楽しくいい想い出ができたに違いないだろうと、こちらまで微笑ましくなりました。

それに引き換え、、、


展望岩からは岩峰群がくっきりみえた


見晴らし岩からは家島も見える


足元のコオニユリ


七種山と彼方に淡路島、明石大橋、右に高御位山方面


明神山と遠く興味山付近と播磨灘に浮かぶ家島諸島


眼下の集落も綺麗に見える


大天井岳より見下ろす地蔵岳


地蔵岳より見る不行岳の岩壁と七種山方面

「勝手に撮るな~。」

地蔵の正面を登攀している人がいたので何気にカメラを向けたところ、どこの誰だか知らないその若造からこんな口調の言葉を浴びせ返された。

これまでにも何度かここでクライマーの写真を撮ったことがあるが、こんなことをされたのは初めてだった。

先にピークに達して確保している人にその旨話すと、
「登攀中ですから。。。」

どれだけの(地位や立場の)人が登ってたのか、もちろん知らないが、あれはないやろ。

上手く撮ってくれと言わんばかりに黙々と登るとか、いかにも日本人らしくピースサインでも返したら、それなりに撮ってやったのに・・・。

ルートが自身には難しくて、そんな余裕がなかったか・・・。

いずれ、人との話し方を知らない人間だ。

ま~、だからあんなところ登ってるかもしれないな。

こちらも留意すべきところはあるにしろ、お前も、も少し心を広く持てよ。

(もちろん、そのような者の写真は撮るに及ばずシャッター切らず)


水量は少し多めの虹ヶ滝
画像下にあった堆積した石や砂は先日の増水できれいに元通りのように洗い流されている

こんなことがあった後、虹ヶ滝で彼らの無邪気な姿を見させてもらったので、余計に嬉しくなったわけでした。



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2017年8月11日

11/08/17 過去最高の水量

パタゴニア

天気予報はあまりよくありませんでしたが、折角の『山の日』なので、いつもの雪彦山、大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝周回です。


しずく

大天井岳に着くまでや、着いてからもしばらくは蒸し暑さこの上なしでしたが、時間の経過とともにやや乾いた風が吹き始め、同時に天気も回復傾向となったので、地蔵岳に上がった後、沢ルートで登山口まで戻りました。


登山口から見えなかった岩峰が展望岩まで上がると何とか見えるようになった


先の台風の風の影響でブルーシート破損


地蔵岳


東稜をのぞき込む二人


地蔵沢源頭部から、かなりの水


もちろん本流の虹ヶ滝出合いでも


ジャンプ一発、ここでは足を濡らさず渡ったが・・・


彼女はここで片足浸水


もちろん虹ヶ滝もこれまでに見たことのない水量


轟音とともに流れ落ち、大迫力


ここでも木切れをストック代わりに、かろうじて足を濡らさず渡渉


最後の渡渉地点で、あえなくギブアップ、三人とも両足浸水
少し上流の赤矢印の個所が普段のルート

今日の特筆はこれまでにない水量の下、雪彦川でなかなかアドベンチャラスな経験ができたこと。

山頂で出会っていた大阪からの若いカップルを引きずり込んだ形となりましたが、そこは若さでカバーしてくれ、沢登りならぬ沢下りめいた下山を三人で楽しむことができました。



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2017年8月6日

06/08/17 ユートピアのお花畑

パタゴニア

伯耆大山・ユートピアのお花を見に一向ヶ平から大休峠、振子山経由して象ヶ鼻へ上がり、元谷、大山寺へと下るルートでYくんと二人行ってきました。


三鈷峰、ユートピア避難小屋とお花畑


一向ヶ平(いっこうがなる)野営場

初っ端の大山滝へのルートはかつての沢沿いルートとは変更になり、野営場から山腹を進んだ後、吊り橋手前の劇下りを経て加勢蛇川岸に出ることになります。

大山滝のみ往復の場合、復路でのこの部分の登りはかなりきつそうです。

一向ヶ平はイイところなんですが、大山寺を表側とみるとココはまったくの裏側。

アクセスが良くなく、近くに見どころがないのが敬遠されがちな所以かな・・・。


日本の滝百選、大山滝


かつての姿


大休峠直前の水場、水量は少ないながら今も健在


経年を感じさせない大休峠避難小屋
一向ヶ平側より写す


野田ヶ山を超えて天狗ヶ峰、象ヶ鼻、ユートピア稜線、三鈷峰と
東谷手前に親指ピーク付近をみる

大山の谷はどこも崩落が激しく痛々しいばかり。

積雪期は雪をまとって美しい姿を見せてくれるものの、それ故、無雪期を迎える度、崩落を繰り返す。


同、勝田ヶ山、甲ヶ山、矢筈ヶ山、大休峠を振り返る


ヤマハハコ、ダイセンオトギリと親指ピーク
振子山側より


象ヶ鼻東斜面のお花畑と烏ヶ山、下方は振子沢、地獄谷方面
この付近、ナンゴククガイソウは見かけない


避難小屋付近のお花畑と象ヶ鼻


ナンゴククガイソウと北壁


ユートピア避難小屋と象ヶ鼻
ナンゴククガイソウはこの左斜面に大群落


コオニユリ、シモツケソウ、オオバギボウシと北壁


たくさんの花の中にあってオレンヂ色が印象的なコオニユリ

ユートピアのお花畑は終わりが近い状況でしたが、それでも見るには十分値するものでした。

一般的に大神山神社、宝珠尾根からのルートの登山者が多い中、花だけに限って言うと実は象ヶ鼻の東斜面のほうが面積的には広い範囲で様々なお花を見ることができるのを知っている人は意外と少ないようです。

象ヶ鼻から振子山分岐にある鉄柱までか、さらにその下方、振子沢へのか細いルートに入り込んだ辺りまでが見事です。

確かにここまで足を向けてしまうと、わずかながらその後、稜線まで登り返さなければならなかったり、画像に収めようとしたとき稜線上では見える北壁だったり避難小屋だったり、あるいは三鈷峰だったりといった良い借景はないかもしれませんが、ここはお花畑の真ん中を突っ切るように登山道があるので目にする花の多さ、近さは間違いなくこちらのほうが一枚上だと思います。

この付近からでも三鈷峰や、やや遠くなりますが烏ヶ山を背景とすれば画像として、それなりに満足できるものを撮ることはできます。

良いモデルがいれば、もちろんこれらに限ったものではありません。


砂滑りより見る元谷上部や別山、夏道方面


土砂の堆積した末端の、この付近が最も注意が必要


北壁、大屏風岩~別山

下山は15時を過ぎてましたが、まだ開いていたので『土佐屋』でざるそば。


土佐屋のざるそば



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2017年7月30日

30/07/17 スイカの日

パタゴニア

雪彦山、出雲岩~大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝周回しました。


JAはくい、能登すいか

今日は雪彦山における年中行事の一つ、盛夏名物スイカの日でした。

が、、、朝から天気が思わしくなく、登山客の少ないこと。

雨は降りませんでしたがガスが晴れず、普段ならお昼を過ぎてからでもチラホラと登ってくる人がいるのですが、これではそんな人もいません。

なので売れが悪い(減らない)。

折角重い目をして山頂まで担ぎ上げた植田さんのことを思うと、ちょっと残念ですが、こんな年もあるということで二切れいただいて消費に貢献しました。

今年のスイカは能登産でした。(過日の一回目は大栄産)

なかなか珍しく、これまでに食べたことがありませんでしたが、やや小振りながら中身はしっかり締まっていて、ちょっと言い方はおかしいですが歯ごたえがありました。

信州・松本産や鳥取・大栄産に比べると水っぽさは少し足りない気がしましたが、後の食べた感はこの歯ごたえ感から来るのか満足感があって、もちろん身体もよく冷やされました。


展望岩でこれだけ展望がないのは珍しい


ラムネ


雲間の地蔵岳


やや小振りながら色、味ともに良し


人生初体験、ロシア人と遭遇、会話も
宝塚から来たという新明和工業の研究員 右は植田さん


地蔵岳の登山者


地蔵岳


虹ヶ滝出合い付近に野イチゴがたくさんなっていた


出合いにて上流の渓流を見る

また来年ですかね・・・。



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2017年7月29日

29/07/17 赤い色の石

パタゴニア

以前からずっと気になっていた高御位山稜線の所々で見かける赤い石を持ち帰りました。


持ち帰った赤い石(長辺約5センチメートル)
(普段は山中から何ひとつ持ち帰ることはありません)

気になっていたこととは、ここで見かける赤い石(岩)と日本アルプスの一つ、南アルプス・赤石山脈の語源の赤石岳や聖岳周辺で見かける赤い石(岩)の成り立ちが同じではないかという疑問です。

要は、これも赤色チャートではないだろうかということです。

本家の赤石山脈の規模には到底及びませんが、高御位山山塊の稜線部でも同じような色をした岩を見る箇所がいくつかあります。

標高は高々300メートルほどで海にも近く、その可能性が高いのではとかねがね考えていました。

そんな稜線部から持ち降りた小さな赤い石を帰路、麓の植物園に持ち込みました。

この植物園は高砂市の公営のはずなので、ここを定期的に訪れる植物に詳しい研究員(?)の知り合いに、きっと岩石に詳しい人がいて、上手くいけばそれらしき人から返事をもらえるのではないかと考えたわけです。

登山口は鹿島神社駐車場で、馬の背から山頂往復の予定でしたので、復路に馬の背のちょうど『背』あたりから市ノ池公園への路を下って駐車場へ戻りました。

さて、ここの赤い石、どこからきたのでしょう。

もし、赤石山脈と同じならこの界隈を播磨アルプスと名乗るのに、さらにもう一つどころか、これぞアルプスを名乗るにふさわしい理由付けとなるのではないでしょうか。

結果が出るまでに時間はかなり掛かりそうですが、どんな返事が返ってくるか今から興味深いです。


鷹ノ巣山のトレラン風の女性



夏の定番、麦わら帽子風タイ国製帽子とラムネ


立派なキキョウと高御位山


馬の背コースを見下ろす
右、鹿嶋神社と門前、左、市ノ池公園


市ノ池を示すルート案内


公園奥のゲート


赤紅色が鮮やかなサルスベリ(百日紅)



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2017年7月23日

23/07/17 暑さでヘロヘロ

パタゴニア

高御位山、馬の背から山頂往復しました。


飛翔の礎

さすがに、これだけ暑いと山中で出逢う人の数は知れています。

少ない人数の人たちも、それぞれが苦悶の表情でした。


涼しげに見えますが灼熱の中で咲いている姿には感心です


鷹ノ巣山より西望


市ノ池分岐よりみる高御位山


植物の生命力はすごいです

昨日書いた雪彦山のスイカデーは今日は天候が優れずキャンセルされたようです。

延期されるかどうかは不明です。



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