雪彦山を、いつものように虹ヶ滝、地蔵岳を経て大天井岳に上がりました。
地蔵岳で見下ろすと、吸い込まれそうな新緑
昨日、手柄山の植物園に展示されているセッピコテンナンショウをみたので、人工栽培の花が咲いたのなら、きっと自然のモノも咲いているのではと、その名のとおりの雪彦山山中の、とあるところを訪ねました。
セッピコテンナンショウの特徴的な葉
葉っぱの下を覗き込むと、これまた特徴的な形の花
これぞまさしく昨日、植物園で見たのと同じ植物
近年は花を咲かせてなかった気がしましたが、これまでにも見た場所にしっかり咲いているのを見つけました。
ところが、思いのほか小さくて
「こんなに小さかったかな~?」
と思わされましたが、昨日見た人工的なモノが小さいのは何となく理解できますが、自然のモノもこれだけ小さいと、どちらもそのあと次第に大きくなるのかもしれませんね。
注視したことがなかったので、これについては未知の部分ですが、ここしばらくは咲いているでしょうから気にかけてみます。
絶滅危惧種の一種ですから、とりあえずは生存を確認できたことで今日のところはめでたしめでたし、ということにしておきます。
この界隈のもう一つの絶滅危惧種といえばオチフジがありますが、これについては、どんな花に対しても花をたくさん咲かせる年と、そうでない年を区別する意味で表年(?)、裏年的な言い方をすることがありますが、今年はある意味、裏年だったでしょうか。
フジの花が落ちたがごとく地表に咲くのでオチフジです
誰でも目にできる場所には、いまだチラホラ残ってはいましたが、群落的に咲く場所ではすっかり終わってしまっていました。
いずれにしても、これまで精いっぱい生きてきた植物は今後も永く自然界に生き延びてほしいものです。
大きな葉っぱのホウノキ
先週にみたイチリンソウは花びらが、かなり色あせていた
が、左下にもう一株
わずかに残っていたオチフジ
沢沿いの湿った場所に咲く黄色い小さな花
みのヶ滝、落ち口を見上げる
濡れた岩の上のツバキの赤色が印象的だった
虹ヶ滝
虹ヶ滝の虹とチョックストーン
今日はサイドから見ても弧を描いていた
出合で見上げると、いつものようにとても明るい
稜線上、中央右寄りのピークが禿の行者山の三角点
地蔵岳・右カンテのクライマー
大遠景は笠形山
地蔵岳で見る不行岳と七種山(左)、中央奥に高御位山稜線
最近人気の不行岳・温故知新ルート
地蔵岳のイワカガミ
こちらは、より紅が濃いそれ
見下ろす地蔵岳
ミツバツツジと鉾立山
大天井岳で見る明神山
大天井岳のミツバツツジ
シャクナゲ
もう一株、シャクナゲ
こちらの方が見事な紅だった
新下山道を下って、沢出合い
オチフジ
虹ヶ滝出合いまでのこの辺りに最も多くの花があった
虹ヶ滝下部の沢べりに咲く小さな花
こちらが本家本元のフジの花
好天に恵まれ、いろんな花を愉しむことができた今日の雪彦山でした。
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