2010年3月28日

28/03/10 ぐるぐる高御位山

パタゴニア

長尾集落より高御位山を見上げる
長尾から高御位山に上がったら意外と時間に余裕があることに気付き、今日は久しぶりに一度下山したあと、もう一度山頂へ戻ってくるルートで歩いてみました。
山頂のお地蔵さん

山頂をあとにしたら稜線を西進し、市ノ池分岐で稜線を外れ、一度、市ノ池へと下山します。

公園奥から再度、馬の背の尾根に向け歩くと鉄塔の巡視路でしょうか、か細い踏み跡がありました。

これをたどると、ちょうど馬の背コースの中間に位置する鉄塔下に出ました。

馬の背付近から高御位山を望む馬の背分岐から見る高御位山
あとは再度、稜線へと上がり、歩き慣れた尾根道を山頂へ向かいます。

稜線ではほとんど人に会うことはありませんでしたが、それもそのはず。
ちょうどお昼どきでした。

山頂に着くと、すでに到着した人たちがあちらこちらでお弁当を広げ、その数はこれまでになく多いようでした。

長尾登山口に咲いていたタンポポ
霞がかかり眺望に優れなかったのが、やや残念でしたね、みなさん。

あとはのんびり長尾へと下りました。

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2010年3月22日

22/03/10 東大山・振子沢

パタゴニア

伯耆大山・振子沢にSさんと二人、テレマーク・ツアーに出かけてきました。

振子沢源頭より大山北壁を望む click to enlagge 振子山より望む振子沢上部の全容と東壁

初冬、振子山より振子沢上部の全容と東壁


clickclick to enlagge 朝の奥大山より大山を望む
朝、奥大山から望んだ大山は、昨日降った雪がわずかに山肌を白くしているものの、黒いところが目立ち、いつになく残雪は少ないようでした。

東壁と南壁を分けるキリン峠付近の三角地帯にも雪はほとんどありません。

歩き出しの健康の森では例年見られる雪の壁はなく、何の苦もなくその森の中へと足を踏み入れます。

click to enlagge 木谷のブナ林
森では色々な鳥のさえずりがあちこちから聞こえ、早春の日差しが残雪の上にブナの影を穏やかに映し出しています。
ところが、緩やかにに高度を上げ、鳥越峠とほぼ同じ高さになる頃、穏やかだった森の様子が様変わりしました。

ブナの大木が折れたり枝がちぎれたりしているのがあちらこちらで見られるようになったのです。

2、3日前に吹いた強風でやられたようですが、振り返ると何年か前の秋の台風の際にも大きな被害があったような気がします。

この辺りは峠越えをした風の通り道になっているのでしょうね。

おまけに残雪が少ないときていますから灌木の枝がかなりうるさく、次第に急になる傾斜のこともあって、ここで早々にスキーからアイゼン歩行に切り替えました。

click to enlagge 鳥越峠上部のコルにて
藪を縫うように歩き着いた鳥越峠上部のコルでは、ブナの大木が幹の下部からへし折られているのを目の当たりし、風の威力を見せつけられました。

また、このような状況は峠の稜線の南斜面だけでなく、駒鳥小屋、地獄谷方面に広がるブナの大木の点在する北斜面ではさらにひどいものでした。

この斜面では滑りを楽しみにしていたのに、それどころか灌木の枝のムチ打ちを回避しながら滑るのが精一杯でした。

これまでの状況から考えて駒鳥小屋付近も残雪が多いはずはなく、案の定、地獄谷・本谷はすっかり水流が出て轟々と音を立てて流れています。

click to enlagge 本谷の水流と天狗ヶ峰方面を見上げる
峠からはここまで下らずに本谷上部へと滑り下りる手もありましたが、ちょっと足を踏み入れてみると斜面がやや急だったことや、クラスト気味だったこともあり無難なルート取りとしました。

振子沢を歩くようになっても大きな水流が見えているのには少々の驚きとともに「源頭部に雪はあるのだろうか・・・?」と、一時はこんな心配もしました。

それほど融雪が早く、残雪量が少ないんです。

click to enlagge 振子沢の水流
事実、少し登高したところでは板を脱ぎましたからね~。

その後も灌木や左右の尾根からの落石を避けながら登高します。

あまり良いことのなかったなかで東尾根中腹から流れ落ちる、この時期限定の小さな滝を見たことは新しい発見でした。

click to enlagge 東尾根中腹に現れたこの時期限定の滝
振子山方面からのデブリを乗り越すと、いよいよ振子沢源頭を見上げる場所です。

振子沢核心を行く 振り返れば烏ヶ山はずいぶん低くなり、見上げる正面には象ヶ鼻が見えます。

click to enlagge 振子沢を見上げる 右上のコブが象ヶ鼻
すでに山肌が露出している部分がかなりあり純白の振子沢ではありませんが、心配していた雪の少なさは問題なさそうです。

見上げれば、稜線上に何名かの人影と沢上部を登高する人が確認できます。

しばらくするとそのうちの一人でしょうか、スキーヤーが華麗に滑り降りてきました。

その様子からすると、雪は決して悪くなさそうですが・・・。

ひと頑張りした直上する谷の上部でアイゼン歩行に切り替え、さらに急斜面をもうひと頑張りすれば稜線に到着です。

稜線より振子沢と左から象ヶ鼻、矢筈ヶ山、甲ヶ山と、やや手前に振子山を望む
「なんだ~、これは!?
ようやく見えた北壁ですが、その姿には思いのほかがっかりさせられました。

残雪の少なさに加え、昨日までのひどい黄砂のせいでしょうか、なんだかへ~んなまだら模様なんですよ。

牛のホルスタインを想い浮かべてもらった上で、白いところをやや黄色くした感じとでもいいましょうか・・・。

先ほどまで横たわっていたホルスタインが起き上がってみると、胴体がずいぶん汚れていて、あまりきれいでなかった感じといいましょうか・・・。

昨日、パラ~っとまぶしたように降った雪だけが白くて、これまでの雪は黄砂混じりで黄色くて、おまけに岩肌が見えている部分もかなり多くて・・・。

いずれ、あまり良い姿には見えなかったんですよね。

三鈷峰方面の雪はないといってもいいくらいなく、到底、3月下旬の姿だとは思えないほど無残です。

振子沢源頭より振子沢を俯瞰
見える風景にやや落胆しながらも小さな雪庇を風除けにして腹ごしらえしたら、滑降

先に滑って行ったスキーヤーのあとは誰も滑らず、見える限り誰も確認できないので我々二人で貸し切りだ。 出だしの短い急斜面だけ気を付ければあとは快適~。

click to enlagge 振子沢を華麗に滑るSさん ヒュ~ひゅ~
中間あたりの落石は厄介者だったけれど、それにさえ目をつむればあとは言うことはありまへん(せん)。

駒鳥小屋下の地獄谷・本谷
往路と同ルートで鳥越峠上部コルへ上がり、最後は木谷のツリーランを楽しみながら滑ると、環状道路はこれまでになくあっという間に着いてしまいました。

健康の森、 発:08時10分
振子沢源頭、着:12時30分
振子沢源頭、発:13時25分
健康の森、 着:15時50分

movie by ささやんさん

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2010年3月21日

21/03/10 エ~ちゃんの死

小林英一さんが3月21日亡くなられたと猛ちゃんから聴かされ、飛び上るほどびっくりした。

たまたま、その前日
「どうされてるかな~?」
なんて考えながら小林さんの自宅近くを車で通ったので、余計にその思いは大きかった。

最近はしばらく会っていなかったのだが、思い返せば20数年も前、大山に登ろうとテン泊していた自身を大山・下山キャンプ場に訪ねてくれたこともあった。

確か、この時はハレーすい星が地球に接近するとかいう年だった。

のちの自身の結婚式では谷村新司の『群青』を唄ってくれたし、二次会で長淵の『乾杯』を唄うにあたり一緒にその歌を練習したこともあった。

こちらの気が病んでいるときには、人生の先輩として色々話しを聴いてもらった。

しかし、それらすべては今日で過去のものになってしまった気がする。

今はただ、ご冥福を祈るほかないのが余計に寂しく悲しい。

ガレージにあったBMW Z3がエ~ちゃんが最期まで車好きだったことをうかがわせ、主を失ったその姿が余計に悲しいばかりだった。

合掌。

かなり年長者にもかかわらず、愛称で書かせていただいたことをお許しください。

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2010年3月19日

19/03/10 御旅山から見る夕陽

パタゴニア

夕陽
家から見える空があまりに綺麗だったので、落日間際より御旅山に上がり夕陽を見てきました。

実は今日は自身、40代最後の誕生日。
そんなこともあって最も身近な山である御旅山に上がり我がまちを眺めてみました。

49年前の今日も、今日見たのと同じ光景があったはずです。

きれいな夕陽が西の稜線へと静かに落ちて行くのが見え、その上空には同じくきれいな飛行機雲が短くたなびいているのが見えました。

夕陽
落日と飛行機雲
白浜市街地
妻鹿港の火力発電所
姫路バイパスの車の光跡と高御位山
姫路市街地に浮かぶ姫路城

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2010年3月14日

13/03/10 北山~高御位山~馬の背分岐

パタゴニア

北山から高御位山頂経由、馬の背分岐往復。山頂西から長尾へと下山。

早咲きのさくら
本来は馬の背分岐からさらに進んで百間岩を経由して鹿島神社へ下山の予定だったが、馬の背分岐のすぐ先で顔馴染みの人たちと出会ったので再度、山頂方面へ一緒に歩いたことにより、上記のようなこれまでにない変則ルートとなった。

高御位山と西へと続く稜線
稜線より家島、小豆島を望む
桶居山分岐より望む高御位山
山頂西の岩場
長尾登山口

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2010年2月28日

28/02/10 百間岩~高御位山~馬の背

パタゴニア

飛翔の礎脇の水たまりに太陽が映っていた
鹿島神社から百間岩、鷹ノ巣山経由で高御位山まで行ったあと、馬の背から下山。

雨上がりで鳴門大橋も見えるかと期待していましたが、微かに見えるか見えない程度でした。

鷹ノ巣山の双耳峰と高御位山遠望
稜線上で遠くを見はるかすご婦人
馬の背分岐
これまで帰宅道中でいつも気になっていたJR曽根駅近くの弁当屋さんに立ち寄り、昼ご飯を調達して帰宅。

JR曽根駅近くの弁当屋さん、三六弁当
いつも賑わっている様子を見ていたお店だけあって、内容は中々のものでした。

機会を見て、これを持って山の上で食べてみよう。

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2010年2月21日

21/02/10 市ノ池~高御位山~馬の背

パタゴニア

一ノ池公園のウメと高御位山
市ノ池公園から稜線に上がり山頂でしばらく過ごしたあと、馬の背から公園へ下りました。

山頂西の長尾分岐近くに、こんな標識が立っていた。
(下画像クリックで別ウィンドウ拡大表示)

標識自体は高御位山界隈のあちこちで見かける、ここ最近新調されたものと同じ様式のもののようで、それらと同様この基部もコンクリートで固められ、かなりしっかりと固定されている一見すれば特段どうってこともないように見えたのだが、ちょっと考えてみると、これって、どう・・・?

要か不要か著名人の立派な登山記念標識が建っていた
どこの山頂にもよくある、簡易的な小さな表札程度のものに山岳会名や日付けを記し木の枝に掛ける程度ならいざ知らず、いかにも地元の山岳会か何かの主導でここまで大掛かりのものを表示するのは、いかがなものだろう。

小さなものでは気に入らなかったのか、それとも、そんなものではその人に対して失礼だと考えたのか。

いずれにせよ、思い切ってずいぶん立派なものを立てたものだ。

色々御苦労はあっただろうが、著名な人を連れて来たからといって決してその人たちの勝手が通るはずはない。

地元の山に誇りを持つことは大いに結構だが、そこは決してある特定の人たちの意思で占有するものではなく、訪れた人それぞれが、それぞれの想いを持って共有すべきと思う。

公共とも思える場所にあれは似つかわしくない。

桶居山分岐より高御位山

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2010年2月14日

14/02/10 氷ノ山

パタゴニア

氷ノ山山頂避難小屋氷ノ山山頂から東尾根・神大ヒュッテ、一ノ谷方面まで滑降してきました。


元来、神大ヒュッテ方面に滑って、のんびり昼ご飯を食べたあと山頂へと戻る予定でしたが、折からあまり天候に優れず、どうしたものかと思案しながら入り込んだ山頂小屋でお会いした二人の山スキーヤーのおかげで、思わぬ良いコースを滑ることが出来ました。

氷ノ山山頂への稜線部を歩いている際には、樹の枝に着いている雪はときおりそれらの枝をもへし折り、いかにも湿雪のようにも見えましたが、いざ東尾根方面へと滑ってみると思いのほか乾雪で、こちらのような者でもそれなりに滑れ、お二人のあとを追ってずいぶん下方まで滑ってしまいました。

この二人が、また上手いから速いんだワ・・・。

神大ヒュッテから大段ヶ平方面も見事なブナが点在するので見応えはありますが、神大ヒュッテから左手(夏道方向)を下って行くこのルートは傾斜もそこよりもややあり、意外にも疎林帯なので滑るには打ってつけです。

三ノ丸へ向け雪原を行く
わさび谷エントリー・ポイント付近のブナ
千年スギに向かってGO !
神大ヒュッテ下方の疎林帯
鳥取側・休憩舎
しか~し、このあと選択した山頂から氷ノ越えへのルート取りはやや失敗策ともとれ、それまでの快適滑降のことはコシキ岩のトラバースの緊張で吹っ飛んでしまいました。

登山者の人たちも、そこのアイスバーンにはかなり苦労されているように見えました。

素直に三ノ丸方面へ降りた方が良かったかもしれませんね。

コシキ岩を見上げる
ぶん廻し稜線にて
氷ノ越え避難小屋
氷山名水へ下山

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