雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳往復しました。
地蔵岳・右カンテ
地蔵岳に一人たたずんでいると、どこからともなく聞こえてくるクマ避けと思われるスズの音。
確かにクマ避けは必要だろうが、聞こえてくる方角がいかにもクライマー's エリアからとも思えたので不思議な感じで捉えていた、もうしばらくしたのち、そこに現れた一人の人。
「もう少しで遭難するところでした。」
ちょっと悲壮な顔にも見えたその人は、地蔵岳の裏登山道ともいえる北斜面を上がってきてこう言った。
ようやく難を逃れてひと段落着いて、そこにいた登山者である自身の顔を見てホッとしたからか、少し興奮しているようにも見えた。
聞くと、登路は正規のルートから上がっては来たものの、下山に当たり北側にピンクテープがあることに気づいたことでそちらに下山しようと考えたらしい。
ところがピンテに従いしばらく下ると、とんでもない場所に行き詰まり、あえなく山頂まで登り返して事なきを得たという。
(こうなるのは偶然ではありません、必然です)
賢明な選択で何よりだったのだが、ピークからその方向を覗くと、確かに真新しいピンクテープが否応にも目に入り、この行動も初めての人なら無理もないかもしれない。
元のルートを下山するよう促したうえ、こちらもそのルートの基部となる場所に足を向けてみると、有るわあるわ。
登路にもこちらへと誘導するかのようなかなりの数のピンテ。
これはいけない。
「誰やねん、こんなことしたんヮ。」
彼は決してそうではないように見受けられましたが、地蔵岳への登路は距離的にはわずかに短いながら、本来は三点支持もできないような初心者は足を運んではいけない場所です。
それなのに、こんな場所にトラップ的なピンテを張りまくるとは、一体誰の仕業か。
(なんとなく察しはつきますが・・・)
久しぶりのみのヶ滝
虹も架かり、これはこれで中々
地蔵沢出合いのダイモンジソウ
大名残のダイモンジソウ
この虹は遠目からは見えても近づくと目線が低くなり見えなくなる
さらに近くで見たのが、コレ
虹ヶ滝に架かる🌈
側面から見下ろす縦虹
虹ヶ滝出合い
秋色広葉樹のフレームの中のクライマー
地蔵岳より見下ろす雪彦川流域
Fさんからご馳走になった特製チーズホットサンド
大天井岳より南望
今日はこの秋一番の上天気でした
大天井岳より見下ろす地蔵岳と色付き具合
取っ払ったピンテ
すべて取り払ったうえ下山しました
帰路に、Fさんご夫婦とFくんとともに、すべて取っ払っておきました。
以後、自己満足を込めたこのようなトラップ的な誘導標識(表示)を設置することは固く禁じます。
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