雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳往復しました。
大天井岳で南望すると山肌や雲のコントラストが新鮮だった
コロナ禍の緊急事態宣言の効果が少しは出てきたのか、登山口の駐車車両はやや少なめだった。
天気がすぐれなかったのも、その一因かもしれないが、明日の天気はさらに悪い予報であることを考えると腑に落ちない気もしたが、何はともあれいつも通り沢沿いに進む。
コーモリ沢出合いを過ぎたあたりで追いついたHちゃんから先週撮ったというセッピコテンナンショウの画像を見せてもらった。
セッピコテンナンショウは名前のとおりのこの地域固有の希少植物で、当たり前のように季節を選んでしか咲かず、多年草ながら咲く年と咲かない年があるようだが、今年は咲いているとのことで、それを見るのを楽しみに歩を進めることにした。
雪彦川はいつものように流れ落ちる
ところが、あるべき場所に達しても見つけることができない。
結果、見つけることはできたものの彼女が撮った画像に比べると花期は残念ながら、やや終わり気味でしおれた感じになってしまっていた。
中央がセッピコテンナンショウの花
左上が特徴のある葉
とりあえず逢えたからイイにするか。
地蔵のピークは何時になく風が強かったが、見下ろす緑は目に鮮やかで、見通しが良いおかげで遠望もよく利いた。
地蔵岳より高御位山稜線と播磨灘、淡路島
七種山と明石海峡大橋
この時点では加古川の火災はまだ発生していない模様
北望してみる鉾立山稜線
雪彦川流域の新緑を見下ろす
雪彦川左岸のフジ
地蔵岳周辺のイワカガミは終わってしまったが、それにかわって大天井岳北側の急斜面にかなりの数の株が花を咲かせている。
イワカガミ
岩場に咲くイワカガミ
駐車場の車のとおり大天井岳は少し寂しかった。
ほぼ、下山しようと考えだしたころ表から上がってきたグループの人たち。
大阪大のグループ
それまでに大天井岳上空に出没していたドローンの主たちだった。
ちょっと違う雰囲気の人たちだと思っていたらマレーシア、バングラディシュからという阪大の留学生たち。(といっても年はそれなり)
先生(もちろん日本人)も含めてインターナショナルな5人グループ。
ベニドウダン
何の拍子か彼らと後の行動をともにすることになり、帰路にも地蔵に上がると痛く感激されて恐縮してしまうほどだった。
彼らとともに上がった地蔵岳からは
未だ立ち昇る煙が見えた
彼らを虹ヶ滝出合いまで見届けたら、あとは単独で沢を下る。
他所の人たちから、いわば地元であるこの山を絶賛されると、何度も訪れる度、マンネリ化していく自分の目線を少し後戻りさせてみるべきなんだと再認識させられた今日の雪彦山だった。
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