2021年5月3日

03/05/21 新緑

雪彦山、虹ヶ滝~鉾立山~三角点~大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝バルーン周回しました。

大天井岳のミツバツツジと明神山、姫路市南部遠望

パタゴニア

昨日までの不安定な天気から一転、今日は朝から中々の上天気。

「もしかしたら」
と思いつつ、いつもとなら早めに家を出たが、着いた駐車場はすでにほぼ満車。

緊急事態宣言はどこへやら。

先日は、ほぼ姫路ナンバーで埋め尽くされていた駐車場が、今日は大阪、神戸等、遠路遥々遠征ですか。

このようなご時世に加え、今年のGWは天候にも恵まれないので、これも致し方のないことですね。

とやかく言う資格も、つもりもないので、かろうじて空いているスペースに停めたら
「もしかしたら」
に期待を寄せながら、いつものとおり沢沿いを行く。

雪彦川は水量豊富も時間の都合でまだ日は差さず滝はちょっと寄り道程度で先へ進む。

今日は目線をいつもより上げて行くことにしよう。

きっと、そのほうが気持ちよさそうだ。

冬の間、葉を落としていた広葉樹もすっかり新緑をまとって淡い緑が目にも優しい。

緑に包まれて

広葉樹の大木(おそらくホオノキ)

新緑に包まれると
出合い下の滝もこんなに小さくしか見えません

イチリンソウはすっかり落花していた

みのヶ滝

微かに虹を架ける虹ヶ滝

ツバキ

虹ヶ滝出合いの新緑

「なめ滝」上部、右岸側の植林帯

夢前川の源流を離れ、最後のジグザグを登りきると林道の切り開きに出て南の展望が一気に広がる。

右から鉾立山、馬の頭、大天井岳付近の岩峰群と遠景に明神山

大天井岳、不行岳と手前、地蔵岳

気持ちのいい素晴らしい青空。

が、しかし、眺望があまり良くない。

この程度なら悪くはないものの抜群とはいえず、「もしかして」の思いは鉾立山まで足を運ばないと解らないことながら、その願いはあえなく消えたと言っていい。

案の定、鉾立山に着いて目を凝らしても、また、帰宅後PCで撮った画像を確認しても、当然のように目的のものは写っていなかった。

鉾立山から望む氷ノ山
山頂や三ノ丸の南面にもわずかに雪が残る

目的のピークは黒尾山(左)と日名倉山(右のお椀)の間の
遥か彼方に存在する

いつの日か、ここからのそれを見て(撮って)みたいのだが・・・。

ここから大天井岳まではそう遠くない。

というかわずかにアップダウンがあるものの、岩山のイメージの雪彦山にあっても、そうじて歩きやすい。

下手をすれば走ることも可能なほどで、最近ではトレラン風の人もパラパラ見かけるほどだ。

走らずとも早足で歩いても30分もかからずそこに到着できるだろう。

大天井岳

大天井岳でのんびりしたら地蔵岳方面へ下る。

ここで歓談するうち、すっかり忘れてしまっていたことを思い出した。

誰の話しがきっかけだったか忘れたが、よく思い出させてくれたものだ。

そうだ、シャクナゲだ。

新下山道の上部に咲いているとの話を聞いていたのに、すっかり忘れてしまっていたが、ここでの話ではそこまで行かなくてももっと近くに咲いているはず、とのこと。

案内してもらうと、たくさんの花をつけてはいないものの、確かにあった。

シャクナゲ

登山路からは少し離れたところに咲く

本心は屋久島のシャクナゲを見てみたい

これは、なかなか美しい。

花の色目はアケボノツツジに似ているが、枝のあちらこちらに次々に花を咲かせるアケボノと違って、こちらはひとつの枝先に多くの花を一気に咲かせるので凝縮した綺麗さというか、部分密度が濃いというか。

片や、いかにも「春はあけぼの」を思わせるボヤ~ッとした感じ、片やキリっとしたアケボノ色、って風。

また、歓談中には氷ノ山や那岐山に咲くイワカガミの話しもしたうえ地蔵岳の基部に来てみると、ありました、ありました。

そこまで行かなくても、こんなに身近な足下に。

淡い色から濃い色のものまで岩場の過酷な条件下、何株かすでに咲いていた。

淡色のコイワカガミ


山頂南に群落で咲くものは、やや濃いめ

地蔵岳から東望してみる笠形山と七種山、見下ろす新緑

地蔵岳から見下ろす雪彦川沿いの光景は、春は新緑、秋の紅葉とともに、この界隈ではもっとも季節感のある光景を見ることができて素晴らしい。

結局、「もしかしたら」
は、ある意味さっぱりでしたが、素晴らしい新緑に包まれながら可愛い花も見れて、気持ちのいいハイクができた今日の雪彦山でした。

photo, 山歩き、登山, 山野草、ガーデニング, 雪彦山, 滝めぐり,

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