鷹ノ巣山の尾根から高御位山に上がりました。
コウヤボウキの綿毛と高御位山
何かにつけ、見たり聞いたりしたこと、中でも特に本人から直接伺ったことはできるだけ時間を置くことなく実践することを信条としています。
百聞は一見に如かず、です。
それは先週に聴いたことなので本来なら昨日でもよかったのですが、さすがに10年来の積雪だったので、そこは許してもらうとして、一夜明けて雪もなくなっただろうと、そのルートを実践すべく今日になって足を向けてみました。
ルート自体は聴いたその日に下っていたので
「登りではこのルートが一番楽しい。」
を、今度は登ってみたんです。
どんなルートでも、まず一度下ってみて登山口を確認することが次のための一歩、ってものですが、下山時にしっかり確認したつもりで、かつ、たった一週間しか経っていないのに今回はそれでも少し悩みました。
離れたところからだと、いかにも顕著な尾根が確認できるので、言い方を変えればただ単に記憶力に乏しいだけ、かもしれません。
馬の背登山口方面から出向く場合、遊歩道が下り基調になる手前の、最も北端の右斜面が登山口です。
取り付きからでは顕著さは薄らぎ少し分かりづらい尾根ですが、登り始めると、あとは適当に上を目指せばいいことは前回の下りの際に承知しています。
尾根下方から見る地徳山と百間岩の稜線
鷹ノ巣山・西峰と崖
ここにはミサゴが棲んでいるらしいです
目標ポイントの稜線下の突起岩
ピンクの綿毛のコウヤボウキ
これもコウヤボウキかな?
こんなところにも古びたハーケン
右や左に馬の背の脊梁や百間岩の稜線を望みながらグングン高度を上げると、目標としていた大きな露岩に出ます。
ここからの景色は前にも見ましたが、いくら低山のそれと言ってもわずかに二度目ですから、それなりに新鮮です。
馬の背と百間岩、地徳山稜線に囲まれた地徳集落
稜線を歩く人の姿や話し声も聞こえるようになり、わずかに上がればいつもの鷹ノ巣山に到着です。
姫路市街地が綺麗に見えていたのは、ある意味いつも通りでしたが、もうひとつ新鮮だったのが、ここから見えた姫路市北部、明神山から雪彦山方面の光景。
左が明神山
これが雪彦山稜線だとは、にわかに信じがたい光景でした
中央が洞が岳・岩峰群、稜線右の高見が鉾立山
この方面では昨夜のうちに先日よりもかなりの降雪をみたようで、これまでに見たことのない雪景色の稜線を見せてくれていました。
その代わり、さらに遠方の県北西部や那岐山方面は、いまだ雪雲に覆われているようで展望は得られませんでした。
すっかりデフォルトになりつつある、ここからの景色
山頂は若い人をはじめ多くの人でした。
山頂より東望
ハローキティー新幹線は長尾西尾根への巻き道で見ました
帰路には彼らに漏れずいつものHさん、往路や山頂でも会っていたA美さん、さらにはYさんご夫婦といった多くの知り合いに逢って、その都度談笑したのち馬の背を下りました。
馬の背分岐で見る高御位山は何度見ても素晴らしい光景です
下った鹿嶋神社駐車場までも思わぬ混みようで満車。
昨今、神頼みすることが多くあるんですね。
ちなみに、今回の鷹ノ巣山から南へ下る尾根は度々このルートを歩かれ、道を付けたNさんの名前から、内輪ではN道と云うそうです。
折を見て使ってみることにします。
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