JR姫新線に乗って新龍アルプスを、たつの市新宮町、祇園嶽から南の鶏籠山、旧龍野城跡へと歩きました。
亀山より見る的場山
今回のミニトリップ始発は姫路城を正面に望む姫路駅
今回のこの縦走路は、その場所柄から広く新龍アルプスと呼ばれています。
いつもの高御位山を中心とした山域も播磨アルプスと呼ばれていて、その稜線は播磨灘の沿岸に沿って、基本、東西に延びていますが、このアルプスは南北に流れる揖保川に沿って南北に走っています。
同じアルプスの、昨夏にも訪れた本場、北アルプス南部の大天井岳や常念岳を主脈とした唐沢岳、餓鬼岳、北燕岳から蝶ヶ岳に至る稜線が信濃川の支流、高瀬川と並行して流れる地形と、揖保川に沿ったここの地形が似ているのではとの思いから、もしや大景観を見れるのではとの期待を込めて足を向けました・・・。
人生二度目のJR姫新(きしん)線乗車
当線はJR姫路駅と岡山県北西部、新見駅を結ぶ路線です
揖保川橋梁より見る寝釈迦の渡し
人生初降車、JR播磨新宮駅
てくてく歩きながら見上げる祇園嶽稜線
ちょっと餓鬼岳風?
お玉の清水
とんど祭り
賑やかな感じの大手道登山道入り口
大小たくさんある古墳群を抜ける
急登やシダの茂る登山路を行く
露岩の展望所では東面が見える
祇園嶽の石碑
城山の搦手口、市野保集落や揖保川に沿って広がる新宮町中心地
祇園嶽より南望して見る城山への稜線
この場の祇園嶽を燕岳か北燕岳に
見える亀山を表銀座縦走路の最高峰・大天井岳に置き換えて見ることにしよう
この山域の主峰といえる立派な山容の大倉山
形的には乗鞍岳の山頂部に似ている
さすがに、そんな訳はありませんでした。
もちろんスケール感は承知の上でしたが、それ以上に違ったのは稜線から周りの風景が見えるかどうか。
今日のルートでは景観が全くないわけではありませんが基本、雑木に囲まれていて、時折にしか展望は得られません。
モヤが濃く眺望が悪いせいもありましたが、遠望は利かず、眼下に見える風景も想像していた本場アルプスの景観とは大違いで、揖保川が高瀬川に見えることはなく、もちろん新宮町の町並みも安曇野には見えるはずもありません。
唯一は、亀山を過ぎると縦走路の木々が低くなり、左右ともにしばらく展望が良くなる場所があります。
この際、右側(西側)前方に眼下に揖西町方面が見下ろせたときは、東天井岳付近からはるかに奥上高地付近を見下ろした時の感覚に陥ったような・・・。
その右に穂高や槍に代わるものはないですし、これも、かなり大袈裟に過ぎませんね。
あくまで、そこから見える絶対的な景観に限っての注意書きは必要ですが、その点、播磨アルプスは終始、素晴らしい景観で、こちらの方がいかにもアルプスの名にふさわしい気がしました。
亀岩
亀の池
先人の知恵に感服
堤には水面へと降りるための階段状の石が築かれていました
今も健在の、かつての取水口でしょうか
真新しい栓が、しっかりと差してありました
ここも、ちょっと寄り道しました
嘴崎の屏風岩と
田園の中をガタンゴトン音を立てながら走る姫新線のディーゼル列車
大糸線を走る列車ですね
かつてはなかった亀山の
眺めが最高の展望所
展望台より南望してみるテレビ塔の的場山
大天井岳山頂からみる常念岳としておきます
初めて見える右手は揖西町方面
見下ろす付近は奥上高地・徳澤付近に見えなくもありませんでしたが・・・
左手後方に新宮町方面
手前、来栖川、揖保川は画像の奥側
さすがに、安曇野のようには見えませんかね
振り返ってみる亀山
次第に遠ざかる常念岳って感じです
ようやく近くになった的場山のテレビ塔と奥は御津アルプス、家島
最後の登りは、さながら蝶槍への登りです
的場山より東望
左端に微かに高御位山連山が見えています
高御位山を富士山に見立て、ようやく着いた蝶ヶ岳稜線からはるかに見る感じです
鶏籠山
龍野城に下山
ふもとのお城ということで、この際、松本城とでもしておきますか
新龍アルプスの播磨アルプスに勝る点は、距離があるので歩き甲斐があるところですかね。
前回以来、約15年ぶりでしたが、以前の印象としてはもっとよかったので、地形なり、見えるものなりを色んなものに見立てながら、また想像しながら歩きました。
眺望のいい日ならもう少し違った想像もできたと思うので、ここは残念な部分でした。
参考タイム
播磨新宮駅 9:45 馬立、大手道登山口 10:25 主稜線 11:00 祇園嶽 11:20-:30
亀岩 11:45 亀ノ池 11:50 亀岩 12:05 亀山 12:15 門の楚石 12:20
眺めが最高の展望所 12:40-:55 的場山 13:45-14:00 鶏籠山 14:20
龍野城 14:40
Kanuka Cafe
ここは昨夏、船窪小屋で会った達富さん一押しのカフェで、たつの城下にあって今回、足を運びたかったポイントの一つ。
本来は、もっとゆっくりしたかったが、列車の都合であまりゆっくりできなかった。
遠くないから、また行ってみよう。(駐車場あり)
揖保川に架かる歩行者専用の紅い橋、旭橋と鶏籠山、的場山
帰路はJR本竜野駅から姫新線乗車
JR姫路駅に戻ってトリップ終了
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