夕刻、樅沢岳よりみる雲表の槍ヶ岳・大槍と大喰岳、中岳
以前、樅沢岳から槍ヶ岳を望んでから実に18年の歳月が流れました
最近、しばしばこんな言い回しの書きかたをしている気がしますが、今回も多分にもれず本来の目的は双六岳に行くことではありませんでした。
先月、薬師岳に出向いた際、どうしようか迷った黒部五郎岳に登ることこそが第一の目的だったのですが、その中で第二の目的地だったり、そこへの経路としてあわよくば的に考えていた樅沢岳と双六岳を主目的地としての山行となってしまいました。
夜明け待つ稜線 樅沢岳にて
大天井岳~横通岳と北鎌尾根・独標、大槍、南岳・獅子鼻稜線
北鎌尾根の小さな岩稜、岩塔までがくっきりと朝陽に映し出されています
独標と朝陽
北鎌尾根・北鎌平~大槍~飛騨乗越
朝日がきらめく様子は自身も含め4人で鑑賞しました
中央に西鎌尾根が槍ヶ岳へと続きます
双六岳の代表的景観
頂稜台地と槍ヶ岳・北鎌尾根と大槍、大喰岳、中岳のシルエット
ともすれば山行がイマイチだったかのような印象ですが、結果的には二日目には絶好の好天に恵まれ、前日午後から降った雪のお陰もあって北アルプスの素晴らしいダイナミックでパノラミックな景観を目の当たりすることができました。
パノラマ動画
好天に勝るものはない典型の山行で、晩秋のこの時季はいつ本格的な降雪をみてもおかしくない時期なだけに山に入る人はそれなりの人ばかりで、みなさん大きなご褒美をもらった感じです。
時間を惜しんで速攻ピークハントもイイですが、せっかく上天気の日はのんびり景色を愉しみながら山を歩くのが最高の贅沢です。
結氷の双六池と笠ヶ岳、抜戸岳
鏡平・鏡池と槍、穂高連峰
最後に見た鏡平からの景観は、この地に限っては今年一番の景観ではなかったかと思わせるほどの筆舌に尽くしがたい素晴らしいものでした。
双六岳より見る黒部五郎岳
右、北ノ俣岳
今回も黒部五郎岳に向かうことはできませんでしたが、遠い存在として今後の楽しみにとっておくことにします。
他の画像や記録はヤマレコで
ちなみに、当ブログの表題画像中、DIARYの"A"の下方の台地ピークが樅沢岳です。
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