2024年1月4日

04/01/24 北浜のシェフと芦屋のカーペンター

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳往復しました。

見事な虹の虹ヶ滝

パタゴニア

新年最初の雪彦山の目的は、もちろん虹ヶ滝。

それと、大天井岳のお神酒が、さてどうなっているかの確認のため。

山行記の前に、今日はまず、コレ。

カレー風味の創作料理
さすがは大阪・北浜のシェフ着きっきり監修だけあって
この場でこれだけの料理が出来上がったのは初見

北浜と言えば大阪の証券街を代表する場所で、一方の芦屋は誰もが知る関西を代表する高級住宅地。

そんなところを生活の拠点とされる、何ともアンバランス的な職業に就かれるお二人と、この料理を一緒にいただきました。

肉はもちろん、初めての『むかご』が、かたくもなくやわらかくもなく、また微妙な歯ごたえのなかに、しまったジャガイモのような味がして、とっても美味しかったのが印象的でした。

ごちそうさまでした。→ラ・トォルトゥーガ

新年早々、こんなものまでいただいて幸先の良いスタートを切ったのですが、それまでには既に久しぶりに虹ヶ滝の渓床に降りて見事な虹も見ていました。

当初の目的はこれがメインだったのですが、シェフの彼らの大天井岳への遅めの到達時間や、以降の調理時間を考えると、虹ヶ滝で一時間以上も費やしていたことが結果として吉と出て、いわばメインが二つになった形となりました。

歩き出しから真冬とは思えない湿度感と気温の高さで、おかげで滝を見ている間中も寒さを感じることもなく、また、季節外れとも思える水量で見事な光景でした。

出合い下の滝
この時点ですでに期待は大きく膨らんでいた

初めて見た
葉っぱのように見えるのは硬いガクだろうか
茶色い部分は球形で薄く、ポンポンたたくと中からホコリタケのような胞子が出た

調べてみるとキノコの一種でツチグリと言うらしい。

雨上がりだったので皮を開いていて、このような形で目の前に現れたようですが、皮を閉じているものでも見たことはないような気がします。

湿った環境を好んで皮は開くようなので、今日が、いかに湿度の高い日だったかが分かります。

大きなホウノキの葉っぱのそばにみつけました

本来は落ち葉の中にあるのを見つけましたが、撮るにあたってコケの上に移しました。

とりあえずのみのヶ滝

虹ヶ滝

渓床で見上げる虹ヶ滝

チョック・ストーンに架かる幽玄の虹

風もなくゴルジュ深くに柔らかな陽が差し込む

落ち口を見上げる

虹ヶ滝出合い

地蔵岳で東望
冬枯れの広葉樹帯と彼方に笠形山

鎖場下でみる地蔵岳ピーク

大天井岳で南望
見晴し抜群でモニター上では大鳴門橋も確認できた

七種山、明神山間に高御位山方面と淡路島や明石海峡大橋
陽が傾き始めると尾根と谷の陰影が素晴らしい

再度の地蔵岳で東望すると笠形山が照らされている

高御位山連山や淡路島もはっきり見えていた
地蔵岳で

彼らとは山頂で長らく談笑ののち、地蔵岳、虹ヶ滝を共に下りました。

大工さんのご主人のみ35年ぶりの再訪で、奥さんとシェフの二人は初の雪彦。

ご夫婦のお住まいは六甲連山の芦屋登山口近く。

シェフの住まいは大阪ながら普段から六甲はもちろん、あちこちの山にも精通されているだけあって、岩場も何の問題もなく楽しめたようでした。

下山が17時ちょうどと、決して褒められた時間ではなくなってしまいましたが、ギリギリ、ライトを使わなくてもよい時間だったのでセーフとしてください。

雪彦山の中身は空っぽです

さて、冒頭の二つの件につき、一つの虹ヶ滝は上述の通り素晴らしかったわけですが、もう一つの『雪彦山』については、もし開栓されていればわずかでもいただいたのち再度、置いて下山するつもりでした。

ところが、それに目を向けると年末に持ち上げたままの姿で栓は未だ開けられていません。

どうしようかと、やや迷い気味だったところに彼らの宴に参加させてもらったら、それに伴い持参のワインを勧められたので、ならばお返しをと、つい開栓してふるまってしまった次第です。

結果、今もこれまでと同じ場所に置いてありますが中身はありませんので、ご了承ください。
(空き瓶は後日に持ち下りることにします)


今日はいつもの常連さんには誰も会えませんでしたが、今年の雪彦山も事故がないのはもちろん、色んな出会いのある一年になるよう願っています。

山歩き、登山, 雪彦山, 滝めぐり,

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