2016年10月22日

22/10/16 リンドウ

パタゴニア

馬の背から高御位山往復しました。


驚きのリンドウ

今日の発見は高御位山にもリンドウが咲くことです。

登山路脇で見かけただけに誰かが植えたとも考えられなくもないですが、願わくば自生のものであってほしいものです。


鷹ノ巣山付近に多く見られた小さな花


アキノキリンソウ


季節外れのツツジ


晴れてはないものの風はなく穏やかな天気


北西方面、標高7~800メートル付近に漂う黄色っぽい空気の層

この空気の層は今夏の終わり頃にも瀬戸内海の家島や小豆島の上空に漂っているのを一度見たことがありますが、今日のように陸上のそれも内陸の上空に見たのは初めてのことでした。

近くにいた年配の方がこの空気の帯を目にして
「例のPM2.5かな~。」と問うと
「PM2.5ではなくて工場から出る一酸化窒素(?)ですよ。」
との会話をしていましたが、どこまで定かかはわかりません。


六甲連山上空にはかつて雪彦山でもみた洗濯板のような波状の雲

六甲山の上空の雲は今年の正月間もないころに雪彦山で見た雲とよく似ていました。

その時はちょうどそこから至近の福崎町を震源とする地震があった時間帯に見たもので、今日も昨日から続く鳥取県中部での地震の余震的な地震が、またあったのかと思いましたが、幸いに帰宅後もニュースにはなっていないことを思うと空似ならぬ雲似だったようでホッとしました。

いずれの現象も心地のいいものではなく、秋の空はもっと碧くスカーっと晴れてほしいものです。


往路では分からなかったが復路で驚きの発見


ススキと高御位山



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2016年10月16日

16/10/16 元気にハイク

パタゴニア

長尾から高御位山山頂往復のみで行ってきました。


ハギの花が沢山咲いています


長尾のため池・私池に映る逆さ高御位山


まだまだ元気に登っておられます

このおじさんとは高御位山でのみ時々お会いするほどですが、お年がお年なだけに目立った存在で会うたびお声を掛けさせていただきます。

さすがに今年の夏はあまり登れなかったように伺いましたが、涼しくなればまたこのように登っておられるようです。

かつては山中に自宅で育ててこられたキキョウの苗を持って来られている姿を拝見したこともありました。

この界隈で咲くキキョウの何株かはこのおじさんが植えられたものに違いありません。

何時までも元気な姿にお会いしたいものです。


ススキにハギ
今週になってようやく秋が来たって感じです


見下ろす阿弥陀地区の田んぼの稲刈りも大分終わっています



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2016年10月15日

15/10/16 好条件にもかかわらず・・・

パタゴニア

絶好の秋日和の下、雪彦山・虹ヶ滝~鉾立山~大天井岳~地蔵岳周回しました。


大天井岳より南望

早朝、家の外に出てみると、いつから見てないかのような上天気。

これなら鉾立山から大山が見えるんじゃないかと、いつもより早めに家を出て雪彦山へと車を走らせた。


渡渉点下方の立派な木を見上げてみた

鉾立山へはドロカベから稜線に上がることにする。

となると、まずは虹ヶ滝を見ることになる。


虹ヶ滝

澄んだ空気から射す光は強く、ここでも何時になく立派な虹が見れた。


側面から見ると縦に弧を描いた虹が現れていた

それどころか、やや上方からのぞき込むとこれまでに見たことのない滝自体の上方から下方に掛けて縦に架かる虹をみた。

これまでに見たことのない虹だった。


もちろん、こんなに高い位置に虹を見たのは初めて

ドロカベコースは鉾立山の西のコルに上がるコース。

沢沿いを源頭まで上がるコースとなら距離はわずかに短いが、その名の通り雨上がりや雨の多い季節には足元がぬかるんで適さないルート。

しかし今日は虹ヶ滝でみた水量の通り、最近は雨に降られてないおかげか足元はコルに上がるまで乾いたまま。

これならコースのネーミングは、うかがい知れない。


鉾立山より氷ノ山方面

で、今日の目的地、鉾立山から大山が見えるべき方角を眺めてみると・・・
「見えない。」

この冬にもチャレンジして、この地を訪れた際と同じ光景だった。

那岐山や花知ヶ山は確認できても、そのさらに奥に見えるはずの大山までは到底、見えそうになかった。


鉾立山より黒尾山方面
見えていれば、この画像内に写ってなければいけない

足早に大天井岳に着くと、登山口で顔を合わせていた常連さんと再会。

何時ものように談笑しながらの昼ごはんとなった。


大天井岳のワンちゃん

大天井岳でワンちゃんを見たのは初めてだった。


大天井岳より南望

明石大橋や小豆島を当然のように見晴るかす今日の天井岳からの眺望具合から考えると、鉾立山から大山を見るのは年に数回ほどしかないのではないかと考えられる。

これだけ空気の澄んだ秋でも見れないのなら、大山に冠雪があることで、より確認しやすい冬の空気の澄んだ日でないと無理だろう。


花弁の色は薄いながら、これは紛れもなくリンドウ


地蔵岳より七種山方面南望

再度、虹ヶ滝を見て下山。

今日は大山が見れるかも、の願いはかなわなかったものの、今年一番ともいえる気持ちのいいハイクができた一日だった。



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2016年10月11日

09-10/10/16 白峰三山

パタゴニア

秋の連休を利用して奈良田基点、広河原から白峰三山(~北岳~間ノ岳~農鳥岳~奈良田)に行ってきました。


間ノ岳~中白根と北岳山荘

別画像は
南アルプスの山 白峰三山 にも

山行記録はヤマレコ



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2016年10月2日

02/10/16 おかしな天気

パタゴニア

雪彦山、大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝周回しました。


見晴らし岩からみる明神山

大天井岳山頂に着くまでは上画像の通りそれなりに展望はあったのですが、着いてしばらくしてからはこれまでに遭遇したことのないようなおかしな天気に見舞われました。

いかにも雨は落ちそうな雰囲気ではないにもかかわらず、南から湿った雲が押し寄せ辺りがガスに覆われたり、そうでなかったり。

風がないのでこの時期にしては涼しさは感じることはできず、むしろ、ちょっと暑さも感じるほどです。

やがてガスが晴れ、曇り空ながら空が明るくなりだすと、今度は暑い。

今年の季節感を象徴するかのような、おかしな天気でした。


大天井岳より見下ろす地蔵岳


にぎやかに食事する若者たち


地蔵岳


登攀中のクライマー


虹ヶ滝の水量はかなり多かった


沢沿いで見つけた大きなキノコ


傘の直径12~3センチメートルもある大きさ



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2016年9月25日

24/09/16 見れなかった夕日

パタゴニア

夕刻から高御位山に上がりました。


仁寿山のテレビ塔と夕日に照らされる姫路南部市街地

本当は先日にも夕刻に上がった鷹ノ巣山から、その際見れなかった夕日を見ようとしたのですが、家を後にすると先程までの好天は何処へやら・・・。

すっかり曇り空で、下手をすると雨まで落ちそうなほどの天気でしたが、せっかく用意してきたのでそのまま登山口へと向かい、予定にはなかった高御位山山頂へ上がることにしました。

軽装でさくっと山頂往復しようかとも思いましたが、わずかに見えるオレンヂ色の西の空に期待しつつ、ザックは用意してきたもの全てを担ぐことにしました。

この時期、山頂から見る夕日は、まだずいぶん北の方角に沈むので、西に位置する反射板や雑木に邪魔された形となり良くは見えません。

これを解消するため少し縦走路を西へ進み、待つことにしました。

夕日は期待できそうにありませんが、西の空の一部にだけぽっかり口を開けたような空間があり、そこから差し込むオレンヂ色の空と、その夕日が市街地を指す様子が見れます。

空の他の部分はほぼ雲に覆われていることを考えると、これで満足してしばらく見入りました。


すっかり秋ですね~


鷹ノ巣山と姫路市街地方面


姫路城方面の姫路市街地は夕日に照らされることはなかった
遠景は西播丘陵の稜線


仁寿山のテレビ塔が夕日に浮かび出されていた


仁寿山、小富士山、御旅山と広畑の工場地帯
中景は京見山方面


播磨灘と家島諸島
小豆島は見えず


下山前、山頂より東望すると播磨平野の見事な夕景が広がる


長尾登山路、鉄塔上部より見下ろす

さすがに、この天気のこの時間。山頂で出会った人は3人のみと少なく、撮影している間はその時にもあっていた一人だけという静かな高御位山でした。

下山後、新池駐車場から見上げると下ってくる一つの灯りを確認できました。

長尾への下山路は鉄塔から下部は林の中となるため日没後、間もない時間でも灯りが必要です。



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2016年9月19日

19/09/16 雨の高御位山

パタゴニア

雨の止み間を狙って高御位山へ行きましたが・・・。


山頂より明石大橋方面

昨日も今日もぐずついた天気だったことを考えると、遠征に行かなくて正解だった反面、あまりにどこにも行けずにいたので雨雲の動向も見極めたうえ、これならしばらく持つだろうと判断して午後の早い時間帯に高御位山へ。

この山は低山ながら登山路のあちらこちらに露岩があり、これが雨で濡れると危険地帯に変貌。

こんな時はちょっと遠くなるけれど登山口は成井の階段から。

とはいっても、この階段ですら濡れると超危険。

登り始めは雨は降っていなかったものの山頂近くになって降り出した。


局地的な雨に煙る明石方面


雨の降る地域と、そうでない地域の線が見える


止み間の地域は雨で空気が洗われ、何時になくきれい


新幹線


見下ろす阿弥陀地区の田んぼの緑が新鮮だった

人は少なく、おかげで社殿で雨宿り。

一昨日の暑さは何処へやら。風に吹かれると少し肌寒さも感じる。

止み間もあったが、やがて本降りらしい雲の塊が南西から押し寄せるのが確認できたので雨の中、下山。

さすがにこのタイミングで登ってくる人はいないだろうと思いつつ下ると、そんなことはなく何人かの人とすれ違った。

登山口ですでに雨が降っていただろうから、彼らは毎日の勤めのように登っている人たちだろうか・・・。

雨の止み間に見た田園風景の緑は目に鮮やかだったが、せめてもう少し降らずにいてほしかったと思いつつ、足元に十分な注意を払いながら下って行った。



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2016年9月17日

17/09/16 蒸しムシ

パタゴニア

成井から小高御位山をへて高御位山に上がった後、鷹ノ巣山往復して階段ルートを成井へ下りました。


鷹ノ巣山より、ひめじ別所駅方面と奥に白浜方面西望

帰宅後しばらくして、わずかながらにわか雨が降ったので早い帰宅で正解でしたが、そもそもはせっかくの連休なので南アルプス方面へ行こうと考えていたので、それを思うとこのにわか雨の元凶ともいえる台風の存在は何ともうらめしいばかりです。

毎年、この時期はまだまだ暑さの残る頃ですが、今年の暑さはいつもと違って湿度によるところが大きく、今日も大変な不快感でした。


今日は成井登山口から左手の小高御位山方面へ


小高御位山よりみる高御位山


山頂より南望

風はあるものの湿気を含んでいて心地よさはない。

しばらくして鷹ノ巣山へ向かう。


桶居山分岐より高御位山(帰路写す)


山頂手前より頂上反射板


稜線の所どころにこれまでに見たことのない花が咲いていた
野草かどうかは不明


成井の登山口に下山

お疲れさまでした。



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2016年9月11日

11/09/16 大ハズレ

パタゴニア

高御位山連山の西端に位置する鷹ノ巣山に上がりました。

午後になって、この調子ならきっとイイ夕陽に出逢える、と思ったのですが・・・。


黄昏の姫路港、家島諸島、小豆島方面
上空には不穏な層の帯が漂っていた

馬の背から稜線に上がり見る夕陽は期待をさせるようにも見えましたが、結果的にはその後はサッパリでした。


夕映えの高御位山と影鷹ノ巣山


稜線より東望
石の宝殿、加古川、淡路島方面


鷹ノ巣山と夕陽
この頃までは期待感があったが・・・


たそがれどき


姫路港方面を眺めると不思議な空気の層がみられた


わずかな雲の隙間から見えた夕陽


桶居山と広峰山


姫路市街地と姫路城



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2016年9月10日

10/09/16 グッド・タイミング

パタゴニア

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳周回しました。


虹ヶ滝

そもそも、一年の中でも4月の中頃と今の時季とが、ここの滝に架かる虹が最もきれいに見える時期だと勝手に思っています。

家を出る頃は、今日は天候を含め絶好のコンディションだと思っていたのですが、いざ登山口に向け車を走らせると上空は次第に雲が多くなりだし、お昼からは少し天気が悪くなるという予報を前倒したかのような感じになってきました。

もちろん準備万端で出向いてきたわけですが、登山口に着いても空模様は似たようなもので、せっかくの三脚は車に残したまま予定通りの沢沿いの道を進むことにします。

滝に着いても、これではもちろん虹は見えません。

梢越しに見上げる空も、この時はこれまでと同じく雲に覆われているようでした。

どれほどここに居たでしょうか。20分くらいでしょうか。

やがて陽が射し出したではありませんか。

水量が少ないとあまり立派な虹は架かりませんが、先日の降雨のおかげで水量は豊富なので見事な虹が架かってくれました。

陽射しがあると途端に滝全体が明るくなり速いシャッターが切れるので三脚がなくても大丈夫、日が照らずに暗い感じの時とは大違いです。

同じように陽が射しても、これ以上遅い時間になれば地形的に滝に陽が当たらなくなり虹が架かることはありません。

これまでにはタイミングの悪い時もありましたが、今日はちょうどいいタイミングでお日様が照ってくれました。


クワガタムシ


二重になって架かっています


これでも弧は大きいんです


これが虹ヶ滝


地蔵岳で見上げる空はすっかり秋


大天井岳より七種山方面をみる


七種山と高御位山方面遠望


ちょっと遅い食事中の家族連れ


大天井岳より見下ろす地蔵岳


展望岩より見上げると岩峰群の上空に秋の雲があった



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2016年9月3日

03/09/16 残暑厳しく

パタゴニア

松江から三木に転勤になったYくんの播磨の山の登り初めに、やっぱりここでしょ、の高御位山に行きました。


小高御位山にて

まだまだ残暑厳しかったけど、やっぱり高御位山はいつ行っても晴れ晴れしくてイイね。


百間岩を登り切ったところに毎年咲くキキョウ


鷹ノ巣山と高御位山遠望


馬の背分岐ピークより高御位山を望む
ご当地の方が昼食を摂りに、ここに来られていました


山頂、飛翔の礎よりみる、いなみ野

Yくんの初播磨の山、ということでかなり久しぶりで鹿島神社を起点に百間岩を経て高御位山まで縦走しました。

暑い中も見晴らし良好で里山を堪能できたと思います。



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2016年8月28日

28/08/16 にわか雨

パタゴニア

雪彦山、大天井岳に行きました。


六甲連山方面東望

台風の影響か昨夜はずいぶん涼しく、一気に秋めいた感じだった。

登山口に着いてもこれまでの暑さとなら比べ物にならないほどで、おまけに夏休み最後の日曜日だからか停まっている車は自身のも含めてもわずかに5台。

暑さが和らぐのは結構なことだが、さすがにこれはちょっと寂しい気がした。


がら空きの駐車場

しかし、歩き出すとそれなりに暑く汗が噴き出る。


見晴らし岩からは高御位山方面がよく見えた


高御位山~鷹ノ巣山稜線と淡路島の山稜
手前は七種山山塊

いつもの通りヒーコラいってようやく大天井岳に着く。

高曇りながら展望はそこそこよく、風もあり、まだ冷たさは感じられないので助かった。


明石海峡大橋と淡路島遠望


山頂部をガスに覆われる笠形山

しばらくすると見える景色に変化が。

加古川方面に雨雲がかかっているのが見え、次第に移動しているのが確認できる。

雨雲は香寺方面へとやってきて、やがては前之庄方面の谷も覆ってしまった。


このあとすぐに雨が降り出した


小雨に煙り気味の地蔵岳


北望する稜線方面も雨のようだった

これはもう時間の問題で、やがてはここも雨粒が落ちだし植田さんとともに退散。

雨粒は小さく、その後は本降りにならず間もなく止んだ。

山頂滞在時間が短かくなったおかげで何時になく早い帰宅となったが、たまにはこれも良しとしよう。



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2016年8月21日

21/08/16 けが人あり

パタゴニア

雪彦山、大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝周回しました。


見渡す空の碧さと白い雲、郷の緑の山肌のコントラストが見事だった


展望岩から見上げる岩峰は何時になく鮮明に見えた


見晴らし岩からも見たとおり、山頂からの眺望は抜群
高御位山(左の台形)~鷹ノ巣山(右端の三つのピーク)と播磨灘、淡路島


明石海峡大橋もくっきり
さらに奥に二重の山塊は和泉、大峰山脈か


ほぼ地元ともいえる山崎からという家族連れ
3歳+7歳x2の子供たちと作戦会議中?

ちっちゃな子供を見ると同じように自分たちが子供を連れて山を歩いたことを想い出させてくれ、当時、自分たちも年長者からはこう見えていたのかと思うと何とも懐かしく微笑ましい。

3歳は上高地で台風に遭ったな~。

7歳は双六から槍に行った年か・・・。

ずいぶん歳をとってしまったものだ。


レスキューと救急がやって来た


見下ろす地蔵岳と遠く千ヶ峰~笠形山や北摂の山


地蔵岳にて


地蔵岳から見晴るかしても見事な景色だった

暑さに耐え山頂までたどり着いた後、涼をとって寛いでいると下界遠くからサイレンの音が聞こえてきだした。

ここは人も少なく下流の木戸ダムは夏になると多くの若い人でにぎわう所。

そこで何か事故でもあったかと思い気にせずにいたら、この音が何時まで経っても聞こえなくなることがない。

次第には音は大きくなり、川の事故だとばかり思ったことは全くの見当違いで、見下ろす谷筋から大きな音となって聞こえてきた。

やがて、谷を縫う細い道に赤い車が見えだすと駐車場で音は止まった。

山で事故のようだ。

長居して暑さもずいぶん冷めたので今日は地蔵岳を経由して下ることにする。

さすがにこの暑さ、その山頂や岩場に人は見かけなかった。

下った虹ヶ滝は水量少なく見場がない。


虹ヶ滝の水量の少なさはこのところの降水の少なさを表していた

出合い近くまで下ると、どこからか大きな声が聞こえる。

こんな時間にクライマー?

梢の先に見えた出合いに、オレンヂや紺の着衣の人たちが数人。

レスキュー隊とその関係者たちだった。


ちょうど出合いに達したとき救急隊に出くわせた


下山口で待機する救急車

中に大きな岩に腰かけ上半身裸の人が一人おり、どうやらこの人がケガ人のようで救助隊とここで合流したようだ。

見る限り、上半身と足に内出血したような大きな痕が数か所あったようだが、本人の意識もはっきりしているようで事故の中では、そう大したものではないようだが、それでも目の当たりすると決して心地のいいものでなく早々に退散。

下山口には救急車が待機していた。

隊が登山口に着いてからケガ人と合流するまでに、やや時間がかかり過ぎの感があることを考えると、事故自体はもっと上部で起こったもののケガ人のグループが自力でしばらく下山。

ケガ人の現在地を把握するのに時間がかかり、合流するのに時間を費やしたようだ。

下山後聞いたところによると足元のおぼつかない初心者3人組と山頂で出会っていたらしく、けが人はこのうちの一人だったよう。

登山路の岩場で足を滑らせ5メートルほど滑落したようだ。

顔や頭に傷がなかったようなので大事には至らなかったと思うが、まだまだ暑い中、集中力を切らすことなくしっかり歩く必要があると感じさせられた雪彦山だった。



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