2009年9月27日
27/09/09 そば畑と高御位山
長尾から高御位山。
今日はとんでもなく暑かった。
確かに先週いた北ア・南岳と比べると標高は10分の1だから仕方ないとも思うけど、さすがにもう9月も下旬なのだから里山の極致的な高御位山でも、もう少し涼しくても誰も怒りはしないけど・・・。
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2009年9月23日
20~22/09/09 一期一会・槍平小屋にて
今回の槍平小屋訪問は(あ)が小二の時、双六から槍に登った帰路に立ち寄って以来のことで、小屋のご主人沖田さんと9年ぶりに会うこととなったばかりか、つい一ヶ月ほど前のお盆の穂高山行の際に出会ったある人とも再会することとなる、想い深いものとなった―。
9月20日朝、新穂高をあとにしたら蒲田川・右俣林道を進む。
穂高平の放牧場をみて、先月、奥穂へ向かった際に利用した白出沢のルート分岐の先で林道は終わる。
白出沢から見上げるとジャンダルム方面が遥かに高い。
「よくもあんなところまで行けたものだ。」
と同時に
「これから、ほぼあの高みまで行かなければ・・・。」
これからは登山路を行くが傾斜は緩い。
チビ谷を渡る頃には左手の右俣谷の流れは次第に足元近くを流れるようになり、やがて河原に出ると滝谷出合い。
雄滝はこの時期になってもまだ轟々と流れを落とす。
なるほど、その上には大きな雪渓と、それらを見下ろすかのようにドームが異様な形でそびえたつ。
左手の右俣谷はいつしか流れを小さくし、振り返れば蒲田富士や涸沢岳が見える。
南沢を渡り、もうしばらくして清流の流れる小さな小川に出合うと、そこは槍平の一角。
明るく開けたところを歩くと槍平小屋に着く。
以前ここを訪れた際は、このルートを下りで使ったためか、あるいは朝が早く日が差していなかったためか、こんなに明るく開放的なところだとは感じられずにいた。
当時は下りで使ったからか新穂高までずいぶん距離があるとの印象だったが、登りで利用して、ある程度の時間をかけてここまで来てみると槍平の良さをしみじみと感じられ、静寂のたたずまいの只中に身を置ける雰囲気の良さを感じずにはいられなかった。
到着直後はあたりの状況がよく把握できなかった。
というのも、かつては現小屋の正面左手(山側)に旧小屋があり、槍方面へは現小屋の正面を通り、これらの間の狭い通路のようなところを通って奥へと向かう記憶だったのに、今はなんだか様子が違って大きな桟敷のようなものが目に入ってきた。
「これは何だ~。」
とりあえず皆に習いその上に腰を下ろしてみる。
しばらく、この雰囲気を感じながら桟敷上にたたずむと、
「そうか、これは旧小屋を取り壊した後の床をそのまま桟敷のようにして使っているんだ。」
ようやく理解できた頃、小屋付近をうろうろする一人の人に目が行った。
「あれはこの小屋のご主人、沖田さん。」
以前一緒に写真を撮ってもらったので、これはきっちりと記憶に残っていた。
で、下の画像が2000年8月16日、宿泊した翌日、下山前に玄関前で一緒に撮ってもらった一枚。
沖田さんや自分自身が小さくなるはずはないので、この画像を見るとこの9年で(あ)が如何に成長したかがよくわかる半面、自身が歳を重ねて行くことに時の移ろいを感じさせられ少し悲しい。
小屋内に入ると、どのテーブルで何を料理して食べたかまでが見事によみがえる。
以前に自身のページの中のどこかで書いた記憶があるが、人の記憶は大したもので、何年経とうが当時と同じ光景に出くわすと瞬時に当時の記憶がよみがえりその場面にタイムスリップする。
見えるものは何一つと言っていいくらい変わりなく、9年という歳月が経っただけの光景が目の前にあった。
フロントにおられる沖田さんに声をかけると、以前の印象とは少し違う饒舌な沖田さんがそこに居られた。
当時は少しぶっきら棒な印象だったが、真っ先に永らくぶりに訪れたことを話したせいか、今回はずいぶんと違う気さくなイメージで、談笑中には2007年年末、小屋前で起こった雪崩事故のことや、これからの南岳新道のルート詳細を聴かせてもらえたことは大いに参考になった。
「ゆっくりでいいから、できるだけ休まずに歩くことが肝要。」
これからの急登に際してのアドバイスだった。
また、ある人がかつてこの小屋でバイトをしていたことを槍平小屋のHPをみて知っていたので、その人のことを聴いていた。
「あ~、彼なら新穂の駐車場が一杯らしいから、今、栃尾の家に車を置いて上がってきてるところだよ。」
まさかそんな事とは思わず話に出したことなのに、こんなことがあろうとは思ってもみないことが起こった。
彼とはお盆山行の際、北穂の小屋で出会った山渓の取材に同行していたカメラマン、K君だ。
この日は会えないままこちらが小屋を発ったが、結果的に下山時、再度、槍平小屋を訪れることとなり、北穂の小屋で出会ってからわずか一カ月後に再会することとなった。
彼と再会したのはそれから二日後だった。
霧雨混じりの曇天の中、ようやく南岳新道を下り切り小屋に入ると、フロントにはあわただしい様子の沖田さんが座っておられた。
「無事、下山してきました。」
挨拶を交わすと、間髪いれずフロントから奥に向かい声を掛けられた。
「KEITA~!(話してた親子が来てるぞ~)。」
このひと言は二人の関係の親密さを端的に表していた。
また、二日前、後に小屋に着いたK君に我々親子連れが尋ねたことを話しをされていたことの証しであり、どんな感覚で声を掛けられたにしろ、こちらが話したことをK君にきちんと話してくれたいたことが察知でき、とても嬉しい思いがした。
やがて奥から現れたK君は、当たり前ながら一ヶ月前に北穂で会ったK君だった。
もちろん、こちらとしてもこんなところで彼と会えるとは思ってなかったのだが、この出会いはこちらよりもむしろK君の方が驚きが大きかったようだ。
それもそのはず、彼にしてみればこちらの存在はその他大勢の内のたった二人に過ぎないのだから・・・。
しばらく話しをしたり小屋前で写真を撮ったりした後、黄葉の始まった槍平をあとにした。
今回の山行記 南岳、天狗原はこちら
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2009年9月6日
06/09/09 高御位山~馬の背
昼ご飯を山頂で食べるため長尾から高御位山に上がりました。
ここ数日、朝夕はずいぶん涼しく秋めいてきた感もありますが、陽が高くなるにつれ気温はぐんぐん上がり、今日も歩き始めた頃は、まるで夏のようでした。
山頂で食事をしながら、またその後も何名かの常連さんとしばらく話をさせてもらった後、馬の背から下るべく稜線を西進。
稜線ではわずかに三人にしか会わない静かなハイクでしたが、これも暑さのせいでしょうか・・・。
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2009年8月30日
30/08/09 鹿島神社~高御位山
鹿島神社~鷹ノ巣山~高御位山~市ノ池公園。
百間岩を登りきると、登山路脇にキキョウが咲いていた。
山頂からの光景はいつもと変わりなかったが、下山した市ノ池公園の奥には、その名のとおりのサルスベリ(百日紅)の真っ赤な花が夏を惜しむかのように今も咲いていた。
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2009年8月23日
2009年8月18日
14-16/08/09 至上の景観
これまでの雨、雨、あめ・・・の悪天のうっ憤を晴らすかのような好天に恵まれ、極上の槍穂の景観を満喫した三日間だった。
今回はいくつか思わぬ出来事に遭遇したことも、これまでとは違っていた。
その最たるモノは何と言っても天気に恵まれたこと。
今年はこれまでずっと天候不順だったからか、いつもの年ならお盆には決まって天気が崩れるのに絶好の天気が続いてくれた。
次には白出乗越で田部井淳子さんとNHKの内多アナウンサーをはじめとする撮影隊に遭ったこと。
彼らは立山から奥穂高・ジャンダルムまでの縦走を敢行中で、見かけたときは内多アナが小屋前の石垣に腰かけ、下山してきたばかりのジャンダルムへの想いを身振り手振りを交え語っているところだった。
この模様は「北アルプス大縦走」として後日、総合テレビで放送される予定。
(全国放送は9月23日朝 東海北陸7県・長野県では9月4日、11日夜)
このあとの北穂小屋では、来年夏発行の山渓・『夏山JOY』刊行取材とのことで北穂小屋の様子を取材中のスタッフにも出くわした。
さらには、山岳救助隊の密着取材中、涸沢岳~北穂高岳で一度出会っていた中日新聞記者に再度、涸沢で会い、彼に穂高連峰を借景に家族写真を撮ってもらったこと。
中の二つについては少なからず映って(写って)いる可能性があるので、今から楽しみにしている。
絶好の好天に恵まれたうえ、思わぬスタッフにも遭遇した穂高山行だった。
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2009年8月8日
08/08/09 伯耆大山・ユートピア
ここの代名詞的存在として知られるナンゴククガイソウはほぼ終わりを迎えていたが、代わりに目を引いたのは見事な赤い色をみせるシモツケソウ。
今年は特に色づきがいいのか、燃えるように真っ赤なものもあちらこちらで見かけられ、大いに目を楽しませてくれた。
ガスが晴れることはなく一度も主稜線を見ることはなかったが、今日は花が目的だったのでこれでも十分満足だった。
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2009年8月2日
2009年7月31日
2009年7月25日
25/07/09 姫路みなと祭り・花火大会
昨年に続き今年も御旅山に上がり、姫路みなと祭りの花火を見てきました。
折角の花火撮影もカメラの設定ミスで、思っていたアングルで撮れてなくて少々ガッカリです。
終了間際には雨まで降り出し、あまり良い花火見物とは行きませんでした。
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2009年7月22日
22/07/09 部分日食
自宅ベランダから見た今日の日食。
太陽自体が赤みがかっているのはフィルターとして代用したのが感光したポジフィルムだったからでしょうが、それでも食の様子はバッチリ写りました。
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Labels: その他
2009年7月19日
19/07/09 高御位山
山頂から南望すると眼下の水田の稲はずいぶんと緑を濃くし、上空の青空はすっかり夏のような碧さで広がっていた。
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2009年7月4日
04/07/09 諸鹿渓谷・大鹿滝、雲龍の滝、三条の滝
雲龍の滝
これまでに何度か訪れたことのある諸鹿渓谷・大鹿滝周辺。大鹿滝や雲流の滝はその際に訪れていたものの、雲流の滝のさらに上流には三条の滝なる滝があるらしい。
これは見ないといけないと思い、さほどよくない天候の中出掛けてきた。
広留野高原、駐車場に着くと駐車車両はなかった。
「この天気だから・・・。」
曇り空の下、駐車場を後にし歩き始めると、すぐにこのところの大雨によると思われる大きな水流の音が聞こえてくる。
登山路の土壌は緩み、下草もかなり伸びているので注意しながら歩く。
下るほどに水流の音は大きくなり、やがて一条の筋を引く大鹿滝が見えてくる。
今日の筋はこれまでよりも密度の濃いそうな筋だ。
大鹿滝
しばらくしたら出合いの滝方面へと足を向ける。足元は荒れ、急斜面のトラバース道ではどこがそれかも分からないような個所もあるので、十分に注意して歩く。
出合いからは雲流の滝方面へと向かうが、ここからは下草がさらに伸び足元が見えにくく歩きづらい。
河原を歩くようになるとあたりを新緑に覆われた雲流の滝を正面に見ることができる。
今日はさらにこの先、三条の滝まで行くことが第一の目的なので、滝下まで進んだら早々に滝の右に伸びる急斜面に取り付き高巻く。
口で言うのは簡単だが、この斜面、相当の急斜面であることや土壌が緩んでいること、下草が伸びていて足元がまったくと言っていいほど見えず、おまけにそれらが雨でビショ濡れていることなどで、とにかく登りにくい。
なんとかこなすと見事な自然林帯に囲まれた丘のようなところに出る。
ここからでも三条の滝のものであろう水流の音が轟々と聞こえ、流れの向こうの林のさらに向こうには微かにそれらしき白い帯が見える。
雲流の滝・滝口近くの渓に降り立つと、意外にも付近の流れは穏やかで川幅もそれなりに広く明るい感じだったので、ここで沢靴に履き替えジャバジャバと流れの中を歩く。
すでに衣服はびしょ濡れだから、ヘタに灌木帯を歩くくらいならこのほうが気が利いている。
ほんの短い距離ながら、滝を目の当たりするまでは沢伝いに右から迂回するような格好で滝に近づく。
そうすると、先ずは側面から滝を見ることとなり、その姿かたちを見るなり、ある滝を思い出した。
屋久島で見た大川の滝だ。
側面から見た時点でそう感じたが、のちにほぼ正対して全容を見るようになっても同じだった。
スケールは違うけれど滝口から扇形に広がりながら水を落とす滝の様相はよく似ている。
あちらは道路から至近に位置し気軽に立ち寄れる滝、こちらはほとんど訪れる人のいない秘境の雰囲気漂う滝と相反する部分もあるものの、どちらも立派な滝には違いない。
三条の滝
大川の滝を見たときも今日と同じように雨上がりで水量豊富で見事だったが、この滝もその名のとおり三本の白い筋を引きながら岩肌を流れ落ちる姿は同様で、ここまで足を運んだ甲斐があった。
降り出した大粒の雨に打たれながらこの滝を何枚か写真に収めたら、再び流れの中を歩き雲流の滝、滝口へと戻る。
こわごわ覗いてみると、下から見上げる以上の高度感で、自然に足元に力が入る。
雲龍の滝・滝口
滝口を後にすると登り以上に苦闘しながら高巻きした個所を一部ではズリ落ちながらも慎重に下る。雲龍の滝・下まで下りホッと一息、身なりを見てみると、すでに見れたものではないものになってしまった。
「ま~、誰もいないから良いにしよう。」
雲龍の滝近景
この後、さらに何度か尻餅をつき、大鹿滝に着いた頃には雨と汗と泥とで、もう散々。
それでも大鹿滝からはのんびり歩け、やがて駐車場に着いた。
雨にたたられた格好の滝めぐりとなってしまったが、滝は元来水量があってナンボのものだから水量豊富な滝を見れたことは十分に満足の行くものだった。
服を着替えていると、すぐ近くで雷鳴が轟き大粒の雨が降り出した。
その他の大鹿滝周辺訪問記はこちら
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