2025年3月1日

01/03/25 真っ白け

断食道場から小高御位山、高御位山に上がりました。


霞む高砂市街地

パタゴニア

今日は家を出て、しばらくした時点で普段から見通しの良し悪しの指標としている物や遠くの山稜もいつになく悪く、眺望がないことは承知の上でした。

長尾・大池で山頂部を見上げる

登山口からいつもの稜線を見上げると、白内障にでもったのではなったのではと勘違いさせられるほど、至近の景色さえ、ぼやけて霞んでいました。

この地に足を運ぶのは、かなり久しぶりです

小高御位山に上がるまでや、上がっても全体がボヤ~っ、としていて高砂沖の上島どころか海岸線さえ見えず、もちろん東望しても、ほぼ何も見えません。

見下ろすこれらの景色に反し、意外や意外、見上げた高御位山山頂方面は、なんだかよくみえる気がしました。

小高御位山で高御位山を見上げる
遠景の鷹ノ巣山方面は霞んでいますね

東望しても加古川の市街地どころか川さえ見えません

午後の山頂は久しぶりなこともあって、境内や辺りは午前中のそれとはちょっと違って、変な雰囲気でした。

もちろん眺望は良くなかったのですが、そんな中にあって珍しい光景に出遭えた気がしました。

南を見ると、前述のとおり上島はおろか、海岸線さえ見えません。

こんなことは滅多とないことです。

ところが、眺望を遮るモヤは思いのほか低いところにあることに気付きました。

というのも電源開発の煙突や、そこから出る蒸気はモヤの上に出ているのです。

これはこれで、なかなか見たことのない光景でした。

山頂で南望
いつもとはこんなにも違うか、というほど何も見えません

この煙突の高さがどれくらいなのかは分かりませんが、あっても100メートルほどと考えると、かなり低い位置にモヤがあることが分かります。

標高の低い小高御位山あたりが、ちょうどモヤの上端付近だったのかもしれません。

西望すれば地徳山さえ霞んで見えます

せっかくの青空も全体にフィルターがかかった感じです

下山は長尾西尾根で長尾へ周回します。

稜線を外れ尾根を下りだすと正面にコブの向こうに煙突が見えますが、先ほどに比べるとモヤはわずかでも晴れたようで、幻想的な光景は薄れてしまっていました。

西尾根のコブと煙突

これでは何も見えないとばかり思って足を向けた今日の高御位山でしたが、思わぬ副産物的な光景を享受できた今日のハイクでした。

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