馬の背から高御位山に上がりました。
見事な色合いの松ノ木谷池
馬の背分岐から見る高御位山
山頂へは馬の背から稜線へ上がった後、いつも通りに東進してではなく北に位置する松ノ木谷池に一度下り、池畔を東進後、登り返してです。
稜線を外れて松ノ木谷池までのルートは、最近はあまり人が入っていないようで、植物の生育が盛んでないこの時期でも足元が判然としない箇所がいくつかありました。
高御位山山頂方面と松ノ木谷池へのルートの尾根(手前を横切る尾根)
鷹ノ巣山・東峰と桶居山へのルートの尾根
鷹ノ巣山の三つコブ
特に、シダの茂る場所は足元が見づらく、露もおりていたのでスリップにも注意が必要でした。
水のない松ノ木谷池上流部
立派な堰堤を持つ松ノ木谷池
池に向けての最後の急坂は、お助けロープがあるにはあるものの、いかにも頼りなく、スリップには細心の注意が必要です。
堰堤上の案内板
素朴な疑問:
松ノ木谷池は天川の支流である思出川の最上流に位置している
しかし、前回2019年の改修の際に建てられた今の案内板によると、そこを管理しているのは下流に位置する姫路市飾東町の村ではなく、あくまで流域とは考えられない志方町の村々とあるここにある大池を志方町原の大池とすれば、地形的には、どうみても補完的な存在であることはあり得ないのに、どのような歴史的経緯を経て存在するのかそして、現代になっても改修される事実があることを見ても、現在はどのような存在のものなのかずいぶん古くに志方町側のかんがい目的で整備されたことは理解できても、利用法を含め、どうも納得のいく答えが見出せない
みつけた自分なりの答え:地形図をじっくり見ると川の流れを示す水流とは別に、堰堤の北側から志方町最西端の山中集落のため池とをつなぐように少し薄い青色の実線が伸びているこの地域では他の池からも下流側に向けて同じような水線が見られることから考えると、これは用水路を示しているに違いない地図上の細い水線はこのあたりを起源として伸びていることから、貯められた水はこの取水口、水路を通じて志方町側へと流れていくのだろう再整備された立派な堰堤に取水設備はなく、こう考えれば堰堤そばの右岸側にそれと思われる施設があることも納得できる
播磨地域、特に東播磨地域は国内で最もため池が多い地域すなわち、古来から水の便が悪い裏返しであり、ここにも志方町の水に対する切実な思いが詰まっている気がした
水量が少ないことをいいことに水面近くまで下りてみました
堰堤の右に見えるのが取水設備
右岸側より
奥黒部、黒部湖最上流部を、わずかに一瞬ですが思い出させてくれました
短く植林の林を抜けると志方町との峠です
真新しいトラロープのかかる短い急登
見下ろす松ノ木谷池
尾根上より見上げる山頂方面(中央)
山頂からの眺望はさっぱりで、ほぼ何も見えません。
春霞みですかね。。。
山頂で東望
ガメラ岩見下ろしポイント
鷹ノ巣山で西望
下山は鷹ノ巣山の尾根を下りました。
突起岩で見下ろす
尾根中間部でみる高御位山方面
遊歩道を足早に歩きゲートを抜けると、前方からこちらに向かって歩いてくる人があるではないですか。
ハイカーの風体ではなさそうだし、どんな人かと思ったら市ノ池公園にお散歩に来られたHさん。
自身の車を見つけてのことで、ちょうどのタイミングで会えました。
また一緒に上がりましょう。
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