阿弥陀町長尾から高御位山往復しました。
焼失痕の木と長尾西尾根の先に高御位山
天気の都合で先日に続き今日も午後から。
いつもの長尾西尾根からでと歩き出しましたが、公民館の手前で左折して、いつもとは違う経政神社からのルートでこの尾根に上がることにしました。
長尾の本村は高御位山の山すそにあっても立派な集落を形成して、民家がところ狭しと建ち並んでいる印象ですが、尾根を挟んだひとつ西の谷のこの集落は、そこに比べるとかなり少ない軒数しかない小さな村、といった印象です。
農作業中のこの方にルートを聴きました
正面が鷹ノ巣山東峰
その地は惣毛池を南に抱え、背後には高御位の稜線が控えるなかなか良いロケーションで、今日のような日には春の日差しを受けてのんびりした雰囲気ですが、聞こえてくるリサイクル業者の重機の音は、ちょっとした汚点でした。
標識に従い経政神社へと右折。
傍らに、いかにもこの地の方が農作業されているのを見て、ふと思いつきました。
「この人なら知っているはずだから、左手に見上げる市ノ池への尾根に上がる登山口を聴いてみよう。」と。
話しをすると丁寧に教えていただけて、聴いた通り進むことにしましょう。
右折せずに直進します
見上げる稜線
左端の一段低いのが鷹ノ巣山東峰、その右が市ノ池への尾根のコブ
中央右寄りが登り上げた、いつものポイント
と、思って少し戻ったうえ歩き出したのもつかの間。
進路を左手にとったのを目にされていたらしく
「そうとちゃうで。真っ直ぐやで。」
しっかり見られていたというか、気にかけていただいていたというか、もちろんその後は軌道修正して進みました。
ありがとうございました。
ここの登山口にも、他に漏れず同じ様式のしっかりした猪除けゲートがあります。
登山路の踏み跡は、にわかに薄いですが、基本的に高見を目指しながら左上すれば目的の市ノ池からの尾根に上がれるはずなので、それを追って進んでいたところ・・・、しばらくすると右上の山腹に露岩があるのが目に入りました。
「これは行かないといけない。」
こう思ったのが、どうだったかは別にして、当然のように思いを果たすべく進路を右へととりました。
長尾西尾根が至近で、途中のコブもよく分かります。
長尾西尾根と重なる高御位山山頂部
このルートにも時折ピンテが現れることから、こんなところまで人が入っているのには少々驚きました。
あわよくば尾根のやや下方に見える崩落した崖の基部まで行こうとしましたが、足元に度々出現するノイバラらしき棘のある植物に降参して、それは手前で諦めることにしました。
ここから稜線までは短いながらザレ場の急登でした。
見下ろす小さな集落と市ノ池への尾根、馬の背の尾根下部、地徳山稜線
稜線近くから見る高御位山と西尾根、コブ
登り上げたそこは稜線上で唯一、少し南側に迂回するルートが付けられているところで、最近では度々腰を下ろす場所でした。
下山ポイントが分かったからと言って、さすがにここから下りる気はありませんが、同じこのルートを再び登るかと問われると、同じくそんな気はないかもしれません。
今度、同じゲートから上がることがあるなら、正規のルートといえる市ノ池の尾根へ左上して上がるルートをとることにします。
東望すると見事な青空に飛行機雲
山頂で見晴るかすと東は青空が広がっていましたが、西の空は次第に雲に覆われ稜線を外れるころには曇り空に代わってしまいました。
相対に眺望は良くありませんでした。
西の空は次第に雲が多くなった
大阪ガスタンク
関電・姫路第二火力発電所
長尾西尾根から見る、登ったほぼ崖
下山は長尾西尾根から経政神社へ下り、再度、惣毛池脇をトボトボ歩いて駐車地点へ戻りました。
経政神社
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