雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳往復しました。
少し離れた位置からなら虹ヶ滝の虹はこんな風に見えます
昨年の大みそかに上がって以来、かなり久しぶりの雪彦山でした。
これまで通り、沢沿いを歩くつもりで出かけましたが、歩き始める前に少々驚かされたのは、あまりに閑散とした駐車場の様子。
車自体がわずか数台で、その中に常連さんのものは見当たりません。
彼らがいようが、いまいが、今日は虹ヶ滝で少し粘ってみようと思っていたので、特に問題とせず歩き出しました。
これまでなら、朝早くに周回を終えて下山してくる201くんと沢を渡るか渡らないか付近までに出会うはずですが、彼はもちろん今日は他に誰にも会いません。
先日の降雪や雨のせいで沢の流れはかなり多く、ジャブジャブ流れています。
時期的には樹に葉っぱがなく日差しがあれば立派な虹が見れるだろうとの目論見でしたが、水量が多すぎても飛沫にやられたり虹自体も架かりにくい傾向にあるので、これではちょっとマズいかもしれません。
まぁ、こればかりは行ってみないと分からないので、あとはお任せです。
それよりも何よりも、今日は日差したっぷりで気持ちいいです。
この時期限定の光景
三峰と不行岳?
不行沢の水流
帰路写す
地蔵沢とわずかに残る先日の雪
久しぶりなので、みのヶ滝にも降りてみました。
下の方に何時になく長い孤の虹を見ることができましたが、岩が濡れていたので一段降りただけで沢までは降りるのは躊躇しました。
みのヶ滝の虹
安全第一で下には降りず
目的の虹ヶ滝は周りの樹々に葉っぱがないので、これまでには感じたことがないほど、ずいぶん明るい雰囲気でした。
水量も多く虹も架かっていましたが、残念ながら思ったほどではありませんでした。
風がなく飛沫まみれにならずに撮れただけ、マシですね。
下段より見る虹ヶ滝
虹は架かっていましたが
スローシャッターでは写りが薄く分かりづらいです
虹はチョックストーンの上部に架かっています
高速シャッターを切った方が写りやすいです
右上部がそれ
実のところ、ロープも準備して水辺まで降りるつもりでいたのですが、水量の多さによる虹の見え方の不透明さや一人だったことを考え、テラスから撮るにとどめておきました。
虹ヶ滝出合い
地蔵岳・右カンテのスカイラインと冬枯れの樹々
大遠景は笠形山
地蔵岳より見る笠形山
約40日ぶりの大天井岳
大天井岳では一人ぽっちで久しぶりの風景を見ながらのお昼だろうと決め込んでいたところ、後発で表登山道から上がってきたという、同じく今年初めてのSさんが居られ、楽しいひと時を過ごすことができました。
ありがとうございました。
明神山と左に書写山、播磨灘に浮かぶ家島諸島や右端、小豆島
七種山と右遠景は善防山や中央奥に高御位山連山
そのあとも数名のハイカーは上がってこられましたが、常連は我々二人のみでした。
今回の目的の一つに、大みそかに上げた『吟醸酒・雪彦山』がどうなっているかの確認をすることがありました。
山頂に着いて祠の中を見てみると、そこには何もありません。
少しは残っていることを期待しながらも、それ自体が無くなっているということは、誰か常連さんが来た証しだということで、冬のさ中にもそれなりに上がってきておられることを確認して、勝手に納得しました。
見下ろす登山口の坂根へと続く谷
下を横切る尾根は表登山道の尾根
遠景が七種槍、七種山、七種薬師の山々
すでにまき散らすのに準備万端にも見える三角点~鉾立山稜線と山腹の色づき
見下ろす地蔵岳付近も色が変わっているのが分かる
久しぶりに出向いた雪彦山でしたが、ポカポカ陽気の下、これまでと変わらないこの山の特色を存分に感じられる愉しいハイクでした。
ちなみに、残雪についてですが、地蔵岳・展望岩付近から見下ろす沢筋や登山路にもちらほら見るようになりますが、歩行に影響するほどのものではなく、結果、大天井まででは持参のチェーンスパイクすら使うことなく往復できました。
三角点や鉾立山方面については未確認ですが、目視する限りではこちらの方面でも必要なようには見えませんでした。
後記
昨年末、近隣のたつの市で鳥インフルエンザが確認された際、場所は不明ながらハヤブサの死骸が見つかった、とのニュースがありました。
以来、ここ雪彦山に棲むハヤブサはどうなったのだろうと危惧していましたが、本日ハイクアップ中にそれらしき鳴き声を聞いていたところ、下山時にははっきりと、その鳴き声と思われる特徴のある声を耳にしました。
ヒナを生むにはつがいでの生存が必要なので、そこは分からないところですが、とりあえず存命だったことに安堵しました。
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