百間岩から高御位山に上がり復路は馬の背を下りました。
播磨アルプス・高御位山
高御位山連山は、あくまで播磨地域の小さなアルプスに疑いはありませんが、それでもさすがはアルプスと呼ばれるだけあって、今日に限っては、その所以の岩場歩きや展望の良さのほかにもアルプスらしさを感じることができることを実感させられました。
以前より馬の背コースの鉄塔のある付近の、いわば脊梁部分を冬場に歩く際には、鹿嶋神社を隔てたすぐ西側に見える地徳山と百間岩との湾曲した鞍部を吹き抜ける強風に、低山ながら地形の妙をひしひしと感じることがしばしばありますが、今日ほどの強風に晒されたことはなかった気がしました。
強い西風は朝から吹いていましたが、時間とともにさらに強くなり、臨海部の工場の煙突から出る煙を見てもよく分かりました。
関西電力・姫路第二発電所と家島本島、西島や小豆島
中央に姫路城城郭と右、男山、左、紅白鉄塔基部に名古山霊園・仏舎利塔
百間岩で少し吹かれますが、稜線に出ると意外にも風は少し収まります。
稜線上はこの季節でも雑木があることもあって日差しがあれば、ことの外、暖かさも感じられるので快適です。
地徳山と真横にたなびく工場地帯の煙
鳴門海峡大橋
終始同行のYさん、Hさん
冠雪した笠形山
気持ちの良い碧空
画像では伝わらないものの基本的にどこも風が強い
山頂露岩上も、そこそこの風で佇むハイカーもまばら。
社務所脇に降りても、風に吹かれ暖かさはあまり感じられません。
風がなければポカポカ陽気なんですが・・・
見通しは絶好でした
通り過ぎるハローキティー新幹線
播磨灘に浮かぶ上島と対岸に四国山地稜線
パナソニック工場、関電・姫路第一発電所と播磨灘、彼方に児島半島方面
明石海峡大橋と金剛山地、岩湧山方面
雪彦山、鉾立山稜線
素晴らしき稜線歩き
鷹ノ巣山まで戻り、馬の背コースを下り脊梁あたりまで来ると、いつものように風が吹き始めました。
が、その風が今日は特別でした。
ちょっと極端なことを言えば、時折は防風体制を取らないといけないほどの風に吹きつけられました。
鉄塔を過ぎて林の中に入っても風は吹いて、結局は登山口の駐車場に戻っても、それなりの風でした。
馬の背の脊梁付近より見る高御位山と、そこへつづく稜線
穏やかそうに見えて、実はすごい風
歩く場所によって目まぐるしく変わる風の動きに、「ここは表銀座か、はたまた常念山脈か。」とか、それも含めて「さすがはアルプスだな~」と、一人勝手に思わされた今日の高御位山でした。
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