2021年10月17日

17/10/21 秋時雨

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳~出雲岩周回しました。

鉾立山と地蔵岳を股にかけ雪彦川上空に架かる大きな虹

パタゴニア

昨日の予想、予報通り昨日で夏は終わり、秋を飛び越してある意味一足跳びで晩秋を思わせる気候の今日の雪彦山でした。

しかし、そんな時雨模様が思いもよらぬ素晴らしい光景を見せてくれました。

元々は雪彦川で撮りたいものがあったので、駐車場に着いても常連さんの車は一台も見られないことから、沢で時間がつぶれても仕方ない、くらいの気持ちで歩き始めましたが、それなりの時間に切り上げられたので、いつもどおり地蔵岳に上がった後、大天井岳に向かうことにして虹ヶ滝へと上がりました。

また、ここへやってきました

雪彦川のゴルジュ

昨夜来の雨は雨量少なく大きな問題なし

虹ヶ滝

虹ヶ滝の虹は水量乏しく、ごく小さかったが・・・

虹ヶ滝出合い

虹ヶ滝でも誰に逢うこともなく、また地蔵岳にもクライマーは見当たりません。

風が強く、大天井岳方面の稜線を見上げると、その風に乗って舞う何やらたくさんの小さな粒が見えます。

沢沿いでも花粉のようなものが舞っているのを目にしていたので、てっきり大量の花粉が舞っているのだとばかり思っていたら、しばらくすると北側の新下山道の尾根方面に見事な虹が架かっているではないですか。

鉾立山と中空に架かる見事な虹

下、右寄りが展望岩

何と素晴らしい。

ピーク付近では雨を感じることがなかったので、舞っているものが雨粒だとは分からずにいました。

大きな弧を描く虹は濃くなったり薄くなったり、また、弧の大きさを大きくしたり小さくしたりを繰り返し、しばらくの間、目を楽しませてくれました。

もちろん場所を選んで狭いピークをあちらこちら移動して可能な限り撮りました。

全体的な角度では180度近くありましたが
樹木に遮られて一度に全体像を見ることはできず

さいわい、他に誰もいなかったので気遣いなくウロウロできて、かなりラッキーでした。

虹ヶ滝では毎度のように虹を見ますが、さすがにここの上空に架かる虹を見るのは初めてともいえる体験で、いつもとは違う大きさに感心することしきりでした。

大天井岳のススキと明神山、輝く播磨灘と浮かぶ家島諸島

大天井岳では今年一番ともいえる大眺望でした。

明石海峡や鳴門海峡の、それぞれの彼方の生駒山地や阿南方面の稜線も見えていました。

なかでも、これは太陽光との関係もあるでしょうが、特に加古川付近の街並みの輝きはこれまでにないほどに見えました。

七種山、高御位山連山と彼方に横たわる淡路島

見晴るかす最西端の小豆島と四国の山稜も

ときおりは三角点や鉾立山方面の稜線を越えて時雨雲がやってきて北の谷沿いに小粒の雨を降らせているようで、北に目を向ければここでも大きな虹を見ることができました。

大天井岳より鉾立山

一部は二重の虹も

見下ろす尾根と谷

とはいえ、一昨日までは夏のようでしたから、さすがに吹く風は少々強くてもまだまだ冷たいまでとは言わず、日差しも暖かいので助かりました。

常連さんが誰もいないことで早々に下山して転身も考えましたが、いつも通り山頂に上がったことで大きな虹が見れて、印象に残る雪彦山でした。

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