雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳~出雲岩周回と、移動して阿弥陀町長尾から高御位山往復しました。
明石大橋の上空に巨大なそれを映したかのような白い雲
世間では夏休みも始まったというのに例年のように雪彦山にはハイカーは来ない。
密を避ける意味では歓迎だが、それはそれで寂しい限り。
登山口までの夢前川の木戸ダムや鮎の郷も例年のような賑わいはなく、いくら一過的な商いとはいえ経営的には面白くないだろう。
それは別にして、今日も常連さんの車は見当たらず寂しいハイクとなった。
沢沿いを上がれば苦は小さい
涼感たっぷりに咲くイワタバコ
久しぶりにみのヶ滝
みのヶ滝にも
可愛いキノコちゃん
微かな虹の虹ヶ滝
保護色で解りづらいけど
目と鼻の先のカエルくん
虹ヶ滝出合い
そうだ、二日前には展望岩と地蔵沢源頭近くの渡渉地点間に確かにあった真っ赤なキノコ(タマゴタケ)が今日は見当たらなかった。
直径2、3センチメートルほどのまん丸で真っ赤なものが登山道の沢側に一つと、もう一つは真っ赤な傘を7、8センチメートルほどに開いたものも山側に一つ。
野生動物が食したなら、それはそれでいいとして、まさか人が何かの目的で持ち帰ったのではなかろうな。
地蔵岳
訳あって早々に退散
先客二人のみの静かな大天井岳
先日と比べると空の碧さは足りないが、吹き抜ける風は意外と涼しく、日陰にさえいれば全く快適に近い。
ちょっと碧さは足りない南面
光の加減か、北を見れば碧い空
緑に埋もれる地蔵岳と鉾立山、右遠くは千ヶ峰辺り
パラパラと人は上がって来るものの顔見知りは居ず
「早めに下りて高御位に行くか・・」
と考え始めた矢先、昨日、南アルプス前衛、入笠山から帰ったばかりというNさん。
しばらく談笑する中、標高は2,000メートルに満たないこの山はスズランで新・花の百名山として選定されているとか。
名前は耳馴染みの花だけど、さて、どんな花かとなると知らないな~。
一度は観てみたいな~。
ちょっと時間は押したが、それでも高御位山に行くのには余裕あり。
窓を開けて車を走らせながら外気を観測。
「どうかな~。」
新池駐車場は数台の車しか止まっていない。
当然か。
が、歩き出すと『酷暑』というほどでもない。
また、山頂では飛翔の礎のたもとで佇めば、そこそこ風があって、それも、もわ~っとしたものではなく涼しげな風を存分に感じられて、雪彦山の風が意外なほど涼しいなら、ここのそれはこの上ない天然クーラー。
ラムネはないが土用餅とコーヒーで午後のブレイク。
高御位山より南望
四国の山稜に限ってはここまで見えるのは珍しい
数人の常連さんの輪に入れてもらって涼しいひと時を過ごすことができた。
ここが思わぬ涼しかったのはタナボタ的だったが、見通しの良さも同様で
「雪彦山ではこんなに見えてなかったよな~。」
とひとり呟きながら、自身の網膜に見事に映し出される四国、讃岐山稜を眺めた。
南西に播磨灘と家島諸島に重なるように小豆島
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