2020年12月6日

06/12/20 二等三角点・馬ノ頭

三角点・雪彦山のある主稜が、さらに南へと伸びる尾根上に位置する二等三角点・馬ノ頭を今日の目的地として雪彦山に行ってきました。

これが限界、馬ノ頭への稜線上から見る大天井岳と笠形山遠望

パタゴニア

先週は同じくHさんとちょっと変わったところから直に『雪彦山』の三角点地点に上がりました。

それに続いて、今日は以前から一度行ってみたかった馬ノ頭三角点に足を向けてみました。

虹ヶ滝は水量ほぼナシ

初冬ともいえる時季なのに春のような日差しが降り注ぐ

新下山道は中々の雰囲気

稜線を『雪彦山』三角点方面に進んだら鹿ヶ壺方面へ

基本的に左手は雑木、右手は植林帯の尾根を進む

この尾根は現在は姫路市のエリアながら、かつては旧、飾磨郡夢前町と旧、宍粟郡安富町の境をなしていた。

尾根の西側、安富町側は植林帯。東側の夢前町側は雑木林で、かつて宍粟郡(現在の宍粟市)は盛んに植林事業を行って、しそう森林王国を謳っていたことが伺える。

鹿ヶ壺への路を外れこの尾根に入ってしばらくは、林の手入れに人の手が少しは入っているように見えたが、それも一つ目のピーク付近まで。

二つ目のピーク(露岩のピーク)を過ぎると次第に踏み跡は薄くなり、灌木帯を進む。

振り返ると鉾立山が見える場所があった

808メートルピーク北方の露岩のあるピーク付近で唯一、大天井岳を望めた

雑然と広葉樹の切れ枝があると思い、樹の上を見てみると・・・

クマ棚あり

でっかいキノコ

『馬ノ頭』標石

展望のない中、青空に映える白い樹皮の樹が印象的だった

三角点が近づくにつれ荒れた印象で、三角点のすぐ北のピークには見上げる樹の上に熊だながあり、地面には大きなフンもあった。

付近を少しばかりうろうろしてみても展望は得られず、早々にここを後にした。

大天井岳よりみる『馬ノ頭』三角点からさらに南へ延びる稜線

本日たどった稜線
『馬の頭』三角点は左端のピークのさらに少し奥に位置する

上画像の続き
右端が『雪彦山』三角点地点

明神山と播磨灘に浮かぶ家島諸島

見下ろす地蔵岳と大天井岳の影

どちらも三角点ですが、今日の『馬ノ頭』は二等三角点で標高は866.49メートル。

こちらが二等三角点なので、ならば『雪彦山』はいかに?と思い調べたところ、なな何と四等三角点でした。

標高から見ても『雪彦山』は915.15メートルと、そこよりも標高にして約50メートルほど高いので同じ二等か、せめて三等かと思いきや、さらに格下の四等だったことはやや驚かされました。

どちらのピークも、かつて遠いむかしはそれなりに展望が利いたのかもしれませんが、自身が知っている限りも含め、今では大きくなってしまった植林帯や、灌木の雑木林が密集していて展望はありません。

何とか、この尾根上から大天井岳の画像を撮りたいと目を凝らしましたが、露岩のあるピークの少し北側が唯一の地点で、そことて植林や木の枝に邪魔されて、それらしき画像を撮るにもかなり苦労しました。

せめてもの救いは、偶然に大天井岳の左彼方に位置した笠形山が同じアングルに入ったことでしょうか。

三角点の存在自体がそうですが、等級の位置づけとなると、さらにどのような基準に基づいているのかよく分かりませんね。

いずれにしても今日の『馬ノ頭』は、展望に関しては全くないといっていいピークでした。

このピークをからめて周回するルートでもあれば別ですが、この尾根をさらに南へと進むルートは、おそらくないのでピストンするのが常道です。

となると、今後このピークに足を運ぶことは、おそらくないでしょうね。

ただ、大天井岳からは望むことができるので、これからはちょっと違った目で眺めることにしましょう。

林道・切通しよりみると馬ノ頭が顕著なピークであることが分かりやすい
右、鉾立山と左遠景、明神山

ps;
今日は何時になく股関節に疲れた感があったと思いきや、きっとこれは足や膝を高く上げさせられたことで普段は使わない部分に負荷がかかったに違いないと、寝床で気付かされた次第です。

山歩き、登山, 雪彦山, 滝めぐり,

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