大天井岳
今日は天気が悪そうなので「お昼は簡単に。」と、近くのパン屋さんでお昼の食材を調達し登山口まで来るには来たのですが、この直前からポツリポツリ雨が落ちだしたくらいは気にも留めず、車を停め、「さ~準備にかかろう。」としたその時、とんでもない事実に直面したのでした。
買ったパンは何気に助手席に置いただけで、その際に後部座席には一切目を向けなかったので、この時までそのことには全く気が付きませんでした。
「うっそ~、ザックがないやん。」
何ということ・・・、
ここが家ならいざ知らず、ここまで来て他に探す場所があるはずもなく、これまでで経験したことのないザックを持たずに山に登りに来るという大チョンボをしでかしてしまったのでした。
雨が落ちだした時点で、ややモチベーションは下がっていたものの、駐車場に何台か常連さんの車を見つけていたので
「さいわい靴はあるし、昼ごはんもある。」
Let's Go ! です。
いくつかのパンとアクエリアスの入ったテルモスをそこで貰ったビニル袋に入れ、片手に提げたうえ出発したのでした。
流石にこんな格好で山に登るのは初めてのことで、知らない人が見ると
「こんな天気の良くない日に、あんな装備で来るとは・・・。」
と叱られそうなほどですが、ここはお許しを。
ただ、こんなことはまたとあっては困りますし、裏を返せば二度とないかもしれないチャンス。
背中が軽いことをいいことに、今日ぞとばかり頑張って歩きました。
結果は大天井岳まで過去最短の41分。
岩が濡れていて岩場や鎖場で慎重にならざるを得ずでしたので、もう少しなら短縮の余地ありですが、自身にとってはほぼ限界ですね。
兎にも角にも、今日の教訓は
持ち物検査はしっかり行ってから出かけましょう、です。
ヒルに咬まれなかったのがせめてもの救い、かな・・・。
展望岩にて
ガスに煙る大天井岳を見るのは初めてだった
大天井よりガスの天狗岩方面
地蔵岳ですら、時折かすかに見える程度
帰路、展望岩から見上げた時、大天井岳は見えていた
HPは ようこそ『山のアルバム』へ
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