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2014年9月16日

14-15/09/14 易老渡~光岳~聖岳~便ヶ島

パタゴニア

今夏のリベンジも込めた今山行。


サンピラー(太陽柱)を従えた黎明の富士

この山域はいずれを入・下山口にしても、かなり不便なことは覚悟の上ながら、その中でもより制約の大きい静岡側からの入下山はやめ、ある意味、自由の利く南信の遠山郷を入下山口として、やや強行の一泊二日で光岳と聖岳に行ってきました。

メインは百名山の光岳でも聖岳でもありません。

何を隠そう百名山ではない上河内岳で、そこから朝の光景を見る(撮る)ことです。

光岳~聖岳間には上河内岳のほかにもピークがいくつもあり、どのピークからも富士山は望めるでしょうし展望も素晴らしいと思います。

その中で上河内岳を選んだのは深い意味はありませんが、『山と渓谷』8月号にあるように、ここが最良の展望台だと踏んだからです。

で、茶臼小屋を未明に出て歩き始めた甲斐がありました。

この日のショーは朝日がわずかに地平線から顔をのぞかせたあとの、わずか数分間で終幕してしましたが、目の前にはこれまでに見たことのないほどの素晴らしい光景が広がりました。

ここからだと富士山が大きく、本来こうあるべき主役として存在してくれるので他の光景も相乗効果的により素晴らしく感じました。

山行の詳細はヤマレコ

第9回たつの市美術展で入選した、上河内岳で撮った写真はこちら

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2013年8月12日

12/08/13 岳人・9月号

パタゴニア

発刊前の岳人9月号が今日、自宅に届いた。

これは何を意味するかは、すぐに理解できた。

実は、投稿してずいぶん時間が経つので、てっきりボツだったとばかり思っていたが、ちょっと時季外れの今になって採用された。


中岳南東斜面を滑る
遠景は燕岳稜線

ま~、暑気払い的な感もあるのかもしれないけど、採用されれば嬉しいに違いなく、これを以てまた次のモチベーションとすることにしよう。

具体的には上記写真が『新岳人写真倶楽部』にありますので、興味のある方も無い方もペラペラとめくってみてください。

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2013年5月6日

03-05/05/13 槍ヶ岳・槍沢と南岳・南沢滑降

パタゴニア

飛騨沢から槍ヶ岳~大喰岳~中岳行ってきました。


中岳より槍平に向け滑り出す

穂先に立ち槍沢も滑りましたが、今回のハイライトは何と言っても南沢滑降。


南岳、穂高連峰、乗鞍をみて南沢へと落ちて行く

中岳山頂付近では穂高や乗鞍。高度を下げると今度は笠ヶ岳を見ながら気持ちのいいタンデムラン。


笠ヶ岳を横目に滑る
本日のベスト・ショット!?


ルンゼを過ぎたあたり

絶好のコンディションの下、大満足の滑走で、槍平まで30分くらいかな~。

貸し切りで最高の滑走でした。


朝の光景、大喰岳にて

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2012年5月6日

03-05/05/12 槍ヶ岳・槍沢滑降

パタゴニア

槍ヶ岳の肩から槍沢滑ってきました。

かすかに姿を見せてくれた穂先

去年の飛騨沢滑降に続き、今年は同じ槍ヶ岳の反対側に位置する槍沢滑降をメインとした滑降計画を立てた。

至近になっても連休後半の天候不順が伝えられ、予報通り天気は芳しくなさそうなので入山、下山とも上高地とし安全山行を第一とした。

白馬や涸沢岳で遭難事故があったことを鑑みれば、そこよりは状況的に厳しくはないと考えられる槍ヶ岳・槍沢だったが、こちらのレベルでは妥当なところ。

大喰岳から天狗原を抜け、本谷カールも滑りたかったが、この状況では仕方なし。

メインの槍沢も、
「青空の下、穂先をバックに槍沢、大滑降

とは行かなかったものの、幸か不幸か陽が照らなかったおかげで雪質はまずまずで、肩からロッヂまで、それなりに滑走を愉しめた山行だった。

槍ヶ岳山荘ご主人・穂刈康治さんと

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2010年5月6日

05/05/10 千畳敷から三ノ沢岳&カール滑降ツアー

パタゴニア

熊沢岳、南駒ヶ岳と湧き上がる雲
前日の木曽駒ヶ岳ツアーに続き、今日は木曽側にピラミダルな山容を誇る秀峰、三ノ沢岳へテレマーク・ツアーに出かけました。

モルゲン・ロートの宝剣岳稜線
ホテル千畳敷で朝食をすませたら、千畳敷をあとに極楽平へ向け歩きだします。

朝一のロープウェーはすでに上がってきている時間帯ですが先行登高する人影は見えず、我々が本日の一番乗り。

まずは見えている南の稜線まで、おわん状の谷を詰めます。

その後のルートは極楽平から伊奈川源頭域を滑ったあと、稜線伝いに三ノ沢岳へ達したら今日のハイライト的な三ノ沢カール滑降。

適当なところまで滑ったら極楽平付近の稜線に戻り、最後はこの谷を滑り千畳敷へと戻ります。

見える稜線へ、まずは40分ほどのアルバイト。

千畳敷を背景にハイク・アップ
今日は昨日と同じくこの時期にしては暑いものの、雪は緩んでいるのでシールがよく利き、大股でのんびり登高。

稜線近くまで上がると涼しげな風を感じられるようになり、肌に気持ちいい。

稜線まで上がると南や西の展望が一気に開け、残雪の空木岳や南駒ケ岳までよく見えます。

空木岳、南駒ケ岳、熊沢岳方面
西には指呼の距離にこれから向かう三ノ沢岳が真っ白な雄姿を見せてくれるようになりますが、そこまでのルートを目で追ってみると
「そんなに近くないかも・・・。」

昨日はほとんど見えなかった木曽御岳ですが、今日は小さいながら、わずかに大きな山体を見せてくれています。

千畳敷自体からの景観は、やや物足りなさを感じなくもありませんでしたが、ここまで来るとそれなりの光景を見せてくれるようになりました。

御岳に関しては昨日はほとんど見えませんでしたから、これでも見通しは少しは改善したようです。

このあとには本当に微かですが乗鞍山塊も確認出来ました。

例年、この稜線では西からの風と地形的なものから地表が露出していることが多いようですが、さいわい今年は積雪豊富で極楽平の標柱まで進めば伊奈川源頭域へと雪は繋がっていました。

これからのルートを決めたら源頭部を滑ります。

伊奈川源頭を滑る 遠景は空木岳と南駒ケ岳
昨日の日中の暖かさが残っていたせいか、夜にもあまり気温は下がることなく、また風もないので快適斜面が広がります。

伊奈川源頭を滑る
中央アルプス南部の山々を遥かに望みながらの滑降は、快適そのものです。

しばらく下ったら目標地としていた尾根南の小さな台地に向けトラバース。

ここから見上げる三ノ沢岳は正面にカールを抱き、見事な姿です。

真っ青な空のキャンバスに一条の飛行機雲
台地で記念撮影さて、
「どこで尾根に上がりますか?」
再度ルート検索したらハイマツの出た最低コル付近でそこに上がることとして片斜面を進みます。

基本はトラバースですが、足元はしっかりしているので安心の登高です。

ハイマツの下方まで達したらアイゼン歩行に切り替え稜線に出ました。

正面から右手にかけ深く切れ込んだ谷を隔て、昨日の木曽前岳~木曽駒ヶ岳~宝剣岳。

青空には白い雲がのんびりと浮かび、稜線を境に上と下とでまったく対照的な光景が広がります。

稜線を登高する
雪原に頭を出した遭難碑を過ぎると傾斜はややきつくなり、山頂へ向け最後の登りです。

見えている二つのピークの右のピークのさらに右奥に本当のピークがあります。

最後の小さな尾根は南、伊奈川側は雪庇、北、滑川側はやや切れ落ちていたので安全策で一つ手前のピークにスキーをデポして山頂に達しました。

さすが、このピークは主稜線から外れているだけのことはあり絶景が広がります。

北の麦草岳も見えるようになり中ア全体がすっかり見えるようになりました。

三ノ沢岳山頂より麦草岳、木曽前岳~宝剣岳の主稜線
山頂をあとにデポ・ピークまで戻ったら滑降開始。

山頂直下の滑り
ここまで誰にも会うことなく、また眼前にこちらに向かってくる人は見当たりません。貸し切りでの滑降です。

稜線をケルン付近まで滑ったら、次はカールに向け落ちて行きます。

三ノ沢カールを滑る
雪の状態も良く快適滑降。あっという間にカールの底まで達してしまいました。

ここでお楽しみは終了かと思いきや、思わぬところにいいものを発見。

大きな岩が大きな影をこさえて、
「ここでおやすみ・・・。」
と手招きしているではありませんか。

大岩よりカールを見上げる
元来、カール底まで滑ったあとお昼のブレイクにしようと思っていたところ、さらに、こんなにいい場所でのんびりすることが出来ました。

ここからは本日、我々以外で唯一伊奈川方面へ滑って来ていた5人パーティーがハイクアップするのがよく見えていました。

重い腰を上げたら戻りましょう。

基本的にはカールは底まで滑らず往路を戻ることにしました。

台地まで戻り振り返り見上げると、我々二人の着けたトレースだけが残雪にくっきりと残っているのが確認でき、充実感でいっぱいです。

伊奈川源頭部の登り返しも、そう苦になるものではなく、いつしかハイマツ帯に達したかと思うと夏道のロープがすぐ目前です。

2859ピークのすぐ北で稜線に出ると、あとは千畳敷に向け滑るのみ。

「これで最後だ~。」
意気がってカールに入っても重くてズタズタになった雪に足をとられ、なかなか思い通りには行きません。

「ま~、こんなもんでしょう!?

最後の一本を滑るSさん
ホテルでラスト・オーダーの食事をとり、16時のロープウェーに乗車。

遥かに高くなり行く檜尾根を見上げながら帰宅の途に着きました。

千畳敷   発:08時35分
極楽平   発:09時25分
稜線南台地 着:  55分
発:10時10分
最低コル  着:   35分
三ノ沢岳  着:11時45分
発:   50分
カール底  着:12時10分
発:13時20分
島田娘稜線 着:14時45分
千畳敷   着:15時05分

前日5月4日、木曽駒ヶ岳、和合山ツアーは
こちら

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『山のアルバム』


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04/05/10 中ア・木曽駒ヶ岳、和合山滑降ツアー

パタゴニア

木曽駒ヶ岳付近より三ノ沢岳の雄姿

三ノ沢岳(右)は立派な独立峰のようだった

中央アルプス・千畳敷から木曽駒ヶ岳を目的地に黒川源流と和合山南面滑降テレマーク・ツアーに出かけました。

Tバー・リフト乗り場付近から見上げる

Tバーリフト乗り場にはスキーやボードを楽しむ若い人たち

ホテルをあとにすると、オットセイ岩を経て浄土乗越へは1時間弱。

急な雪壁を登りきると、これまでも見えていた宝剣岳や、ここにきて見えるようになった三ノ沢岳の急峻な山容とは対照的な、和合山と中岳にかこまれた黒川源流域のカールや将棊頭山へと続くたおやかな風景が目の前に広がる。

中岳直下より宝剣岳と宝剣山荘、天狗荘

南には険しい山容の山々が見える

豊橋まで夕食に間に合うよう帰らなきゃ!? 謎のアンちゃん

中岳で出会った豊橋からの青年
今夕のバーベキューに間に合うようにと大急ぎで黒川渓谷へ下って行った

中岳から短く滑ったら駒ケ岳へは100メートルほどの登り。

登頂をすごく感激されてました、このご婦人たち二人
駒ケ岳山頂は眺望が利けば展望絶好だろうが、あいにく今日は霞か黄砂か遠望は利かず、御岳がわずかに確認できるかできないかほどだった。

黒川源流に立つささやんさん 後ろに宝剣岳
駒ケ岳から短く滑り、中岳を北からまわり込んだら黒川源流部へと滑る。

はじめ、斜度はかなりなものの何とか手に負えると思いきや、高度を下げると、斜度は落ちたはいいけれど雪質が手に負えない重雪。

あえなく駒飼ノ池上部でブレイク。

今はなき駒飼ノ池上部のブレイク・ポイントで

長野からの親子と

和合山稜線へは気持ちのよい登高。真っ白な雪面にシール登高の跡が残る。

和合山西斜面に黒一点
伊那前岳へと続く稜線上、ほぼ中間点の和合山まで達したら滑降準備。

我々にとってこれからの和合山から千畳敷への滑降は、あくまで今日のメイン・イベント。

やけに風の強いのが気になり、なぜか、これまでになくリーシュが上手く装着できない。

思い切って斜面に入ると・・・、先が見えない。

和合山南斜面のドロップ・ポイントのSさん
和合山南斜面のドロップ・ポイントの私
和合山(稜線中央)と滑降斜面(大きく右なりの孤を描くように滑降)

滑降斜面
(上、中央が和合山)

ご覧のとおりロケーションは文句のつけようがなし。

千畳敷から見上げれば、さらに傾斜のきつい斜面やルンゼ状の斜面がいくつもあるが、たとえこの斜面でも、これからの自信につながる満足の滑走だった。

駒ヶ根市街地の夜景

遥かに駒ヶ根市街地の夜景

夜の宝剣岳稜線 露光時間、3分

夜の宝剣岳稜線

翌日5月5日、三ノ沢岳ツアーは
こちら

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2009年5月6日

04~05/05/09 一期一会・剱御前小舎にて

パタゴニア

剱御前小屋主人、佐伯さん(右)と坂本さん
出会いの地、剱岳を眼前に望む剱御前小屋を訪れたのは前日、御山谷を黒部側へと滑り、一ノ越に宿泊したのち立山、別山と縦走し今日の宿泊地として訪ねたものだった。

山小屋の造りはどこも同じようなもので、入口を開けなかに入るとまず広めの土間があり、その傍らには登山靴を脱ぐことなく対応できるような位置にフロントともいえる小さな窓口があるから、いの一番に小屋番さんと顔を会わすことになる。

その窓口の向こうに座る、この小屋の受付をされている人の顔を見た瞬間
「どこかで会ったことがあるんじゃないかな?」
と感じた。

宿泊者らしき人との応対の口調が聞こえてくると、益々その思いは大きくなって行く。

あの風貌と物腰の低いしゃべり口調。これはあの時の人に違いない。

ダメ元で自身のモヤモヤを晴らすため勇気を出して聴いてみた。
「以前、薬師沢小屋に居られませんでしたか?」
と。

すると、そのとおりで薬師沢小屋には三年ほど前までいて、今はここでお世話になっているとのことだった。

薬師沢小屋時代の坂本さんと(あ)人間の記憶力は大したものである。
と同時に一瞬のうちにその時の記憶が脳裏に蘇えるから不思議としかいいようがない。

もちろんこの時点ではこちらのことはどこの誰だか理解できておられないと思ったので、
「子供と一緒にお世話になり、一緒に写真を撮らせてもらったりもしたのですが・・・。」
などと、いかにも他の人とはちょっと違う特徴的なことを話してみると、薬師沢では宿泊者がそう多くなかったことや、この人の出身地とこちらの住所が近かったことから話が弾み、夕食後に長らく三人で話をさせてもらっていたからか、間もなくこちらのことを思い出してくださった。

それにしても、こんなところでこんな人と再会するとは夢にも思わないことが現実に起こったから、びっくりするやら嬉しいやらで驚きは隠せない。

以前はいた(あ)が今日はいなかったものの、この日の約4年ぶりの出会いは自身にとってはとても感慨深い出会いとなった。

翌日、小屋を発つ際
「今度、ここを訪れるときは、ぜひ(あ)と一緒に来たいですね。」

「帰られたら息子さんによろしくお伝えください。」

最後まで温和な人物像は以前の印象と何も変わりなく、
「ぜひ再訪を
との念を強く持ちつつ別山乗越をあとに雷鳥沢を雷鳥平へと滑り降りた。



ツアーの記録はこちら

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2008年8月18日

08/08/13~17 朝日連峰・大朝日岳と出羽道中

パタゴニア

夜の古寺鉱泉・朝陽館 夜の古寺鉱泉・朝陽館
暴風雨の大朝日岳山頂 暴風雨の大朝日岳山頂
大朝日岳山頂避難小屋 大朝日岳山頂避難小屋
朝日鉱泉・ナチュラリストの家 朝日鉱泉・ナチュラリストの家
酒田・山居倉庫とケヤキ並木 酒田・山居倉庫とケヤキ並木
清流 清流
羽黒山、国宝五重塔 羽黒山、国宝五重塔

『朝日連峰と出羽道中・雑感、他の画像』 は こちら
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