真っ青な空に飛行機雲
ここで言う乗鞍岳は一般的に言う3,000メートル峰のひとつの乗鞍岳です。
その乗鞍岳に遠征して行ってきました。
蚕玉岳と朝日岳
画像の1st trackはマイ・シュプール
2nd stage 富士見岳東斜面
槍~穂高、常念~蝶ヶ岳
とか言って、実は山頂には立たずに下山です。
この時期のコンディション的にはかなり好条件がそろっていたと思いますが、同行のYくんも特にピークハントにこだわりはない感じだったので、剣ヶ峰まで足を運んでも滑れる斜面は少ないとみて肩ノ小屋から滑走することにしました。
いくら条件がイイといっても、そこは独立峰的な3,000峰なので足元は雪面というより氷面といっても過言でないほどシビア。
シュカブラの上に立てばエッジは効くものの、滑りに関してはデブリよりはマシな程度で到底快適な滑走はできません。
それでも、吹き溜まりを好んで滑れば快適滑走できました。
二本目の富士見岳東面は、先を越されたシュプールが何本かありましたが、アングルを選べば槍~穂高を背景に面ツル斜面を滑る姿を撮ることができました。
休暇村乗鞍高原をスタート
ゲレンデトップを経てさらに歩くと剣ヶ峰や高天ヶ原の乗鞍岳主脈が見えてくる
右手には穂高岳・吊尾根や槍ヶ岳
位ヶ原のシュカブラ帯を稜線に向け進む
摩利支天岳のコロナ測候所と富士見岳 眼下は肩ノ小屋
剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳をバックに滑る
こう見えて雪面はほぼテッカテカ
シュカブラもきれいな紋様を見せるものの、実のところ滑るにはいただけない
蚕玉岳、朝日岳を背景に
気持ちのイイ滑走
槍ヶ岳~穂高岳を遥かに見て滑走ラインをシュミレーション中
スキーヤーがファインダーに入ってきたら、ここからの何枚かが今日のメイン・ショット
その中の一枚がこのショット
一番右が彼のシュプール 三本目がマイン
やや左目の最も大きなターン弧がYくんのそれ
富士見岳東斜面
ダケカンバと穂高連峰
位ヶ原のコブからツアーコースへ向け滑り降りる
ゲレンデトップより見上げる
この後、ゲレンデを軽快滑走して一日を締めくくろうとしたところ思わぬところに落とし穴。
かもしかゲレンデ上部を滑走中、山中では一度も脱げることのなかったスキー板が外れた。
やや硬いバーンに腕のなさを露呈しただけの結果なのだが、そのあとがいけなかった。
リーシュで板とブーツをつないでいたので板を流してしまうことはなかったが、その時、ブーツのフロントのディポットに雪のような氷のようなものが詰まってしまったようで再び板を履くのにかなり時間を費やしてしまった。
ゲレンデ下でその一部始終を眺めていたYくんは、もどかしさを感じながらイライラしたに違いない。
ようやく復活して彼と合流して状況を話すと、これがテックビンディングのマイナス要素だと聞かされた。
確かにその通りだとうなずいたものの、山中での場面を想像すると、どんな状況でも板が脱げることのない滑りをすることが重要だと思い知らされた。
あとはゲレンデをかっ飛ばして休暇村に下山。
ここでひとっ風呂浴びた後、最後の〆は高山・恵比寿そばの天ざる。
季節の天ぷらも含めボリューム満点で、いつ食べても美味い
少し反省会もしながらおいしくいただき、帰路についた。
HPは ようこそ『山のアルバム』へ
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