2008年11月30日

08/11/30 新龍アルプスと池巡り


パタゴニア

揖保川に架かる觜崎橋と寝釈迦の如き鶏籠山(左)と的場山
たつの市北部、旧たつの市と旧新宮町を分ける、その名の通りの新龍アルプスをたつの市揖西(いっさい)町中垣内、教育キャンプ場をスタート地点に、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと山上の池めぐりも交え、北端の祇園嶽からたつの市街地を見下ろす、たつののシンボル的存在でもある南端の的場山を経て龍野公園まで、久しぶりにAさんと歩いてきました。

JR姫新(きしん)線、竜野駅でAさんを迎えたら龍野公園駐車場まで車を走らせ駐車。準備ができたらここでTAXIを待ちます。

新龍アルプスは南北に長いので下山後の車の回収に頭を悩ませるところですが、公園内に駐車し登山口の中垣内までTAXI利用することで下山後の車道歩行を少なくすることとしました。
ちなみに龍野公園から中垣内教育キャンプ場までの料金は1,700円ほどでした。

揖西町中垣内キャンプ場をスタート

キャンプ場脇の鳥居をくぐり暫く沢沿いの緩やかな傾斜の道を行きます。

見えている沢は低山域の沢にもかかわらず水量はほどほどにあり、源流までの中流域ではナメ滝のように岩肌を滑り落ちるように流れる箇所もあるので、その様子からこのコースは盃流しコースと命名されているようです。

しばらく歩くとヒノキ林の中を歩くようになり、間もなく小さな尾根に出ます。

ここには案内標柱がありますが、なにぶん初めての山域なことと地図を用意しなかったこと、さらに思わぬ複雑な地形からか現在地がよく判りませんでしたが、そこはしばしばこの地域を訪れている同行のAさんがいるので心強く心配は不要です。

今日のルートはそのAさんにまかせっきりなので、こちらはあとから着いて行くだけです。

朝は少し冷えましたが天候もよく、ここまでですでに少し汗をかきました。

尾根上の十字路は直進するような形で再び前方の沢へ向け下ります。

当たり前のことですが先ほどの尾根は分水嶺だったので、急に水の流れる方向が変わりなんだか変な気分でした。

しばらく下り出合うのが搦手(からめて)谷。
沢沿いにしばらく下ると休憩所が見えてくるので、ここからは祇園嶽へ向け登って行きます。

搦手谷・上堰堤休憩所

この先しばらくは少々荒れ気味の沢沿いの道を歩くことになりますが、見上げると自然林の黄葉が見事でここが低山であることをまったく感じさせません。

沢を離れ登山路の傾斜が増すと主稜線に出て東側がパッと見えるようになります。
東を流れる揖保川と並行するように位置するこの稜線は、標高は300~400メートルながら一気に立ち上がっている地形なので、東側の展望に優れ、木々の間からは素晴らしい展望を得ることができます。

これまでの小さな谷や尾根の入り組んだ稜線西面の地形とは大違いです。

ここは、ひとまず北の祇園嶽へ向かいます。

着いた祇園嶽はこの山域の北の端にあるので、当然のように北方の展望が抜群で、すぐそこの決して立派でもない尾根の山肌の黄葉でさえ見事としか言いようがありませんでした。

祇園嶽より北方の黄葉をみる

もちろん東には旧新宮町方面が一望の下です。

遠景に顕著な三角錐を発見することができます。近辺では山座同定のもっとも容易な山といえる夢前の明神山。
その左手、北方に見える一宮の黒尾山はもう少し角度の鈍い小さめの三角錐です。

祇園嶽より眼下に市野保集落と新宮町方面を望む

南にかけても姫路方面の素晴らしい展望が広がっています。

祇園嶽山頂のわずか南の南西側の展望が開ける箇所からは谷筋を彩る見事な黄葉が望まれ、奥に見える大倉山はいかにもこの付近の最高峰らしく、ずいぶん凛々しく存在しています。

ちなみに、このあと向かう新池は下画像上、右の稜線の奥に位置しています。

祇園嶽南より大倉山を望む (右に延びる沢が搦手谷)

ここからようやく縦走スタートです。

祇園嶽からは南望ができなくはないですが、この稜線にあっても標高が低いピークですので、あいにくこれから向かう縦走路を一望することはできません。

たつの市街地や、やや南の揖保川付近から眺めると、当アルプスの南端に位置する的場山がこの山域の盟主とも見えなくもないですが、ここからはそこを望むことはありません。先は長そうです。

かえる岩を見ると亀岩分岐。ルートを右手へとり、寄り道的に池めぐりです。

亀岩

左手に亀岩を見ると間もなく林の向こうに白く輝く大きな物が目に入るようになりました。

この後、登山口からここまですでに二時間以上経過した上で、見事な山上池が目の前にあらわれたので、びっくりしました。

亀の池(きのいけ)です。
水面は鏡のように穏やかで、対岸の広葉樹の黄葉や青い空、ぽっかり浮かぶ白い雲をそこに映し出しています。

亀に似た亀岩をみた直後だったからではありませんが、ちょっと大げさな言い方をすれば、その亀の背中に乗せられて竜宮城であるこの池に連れてこられたような気分でした。

思いも寄らぬ別天地がこんなところにありました。

山上にひっそりとたたずむ亀の池

亀の池をあとにすると水争い遺称地を見ます。
確かに、この遺構は亀池から流れ出た水流を、本来なら市野保集落方面に流れるべきところ、いかにも故意に中垣内方面へと流れるようにと造られています。

山上の池は、今で言う治水ダムに匹敵する存在だったでしょうから、あの流れの不自然さから見ても激しい水利争いがあったのでしょう。

このあと、一度通った十字路に出くわすことになりますが、地形が複雑なことからかあまりよく理解できないまま通過。直進してしばらくすると立派な休憩所がありました。

新池近くの休憩所より南望(左端に的場山)

ここからは南面しか望むことはできませんが、今日は眺望抜群で祇園嶽からも見た家島諸島・男鹿島や淡路島も遥か彼方に見晴るかせました。
的場山のアンテナも見えています。

二つ目の池、新池はすぐでした。

こちらはやや水量が不足気味で、地形的なものも手伝ってか亀池ほど神秘的な雰囲気は感じられませんでした。

それでも
「以前はもっと水量は少なく、これでもずいぶん増えてます。」
はAさんの弁。

新池と大倉山

ここからは池めぐり南コースで一度、盃流しコースへと下り、「プレハブ造り」という井関三神社奥宮へと向かいます。

井関三神社奥宮

確かに社殿らしき建物は波板張りでしたが、ご神体はとても立派な大岩です。

この頃には時間も時間だったので少し腹が減ってきていました。

再度、亀の池を訪れ稜線に戻り、もう少し南進します。東側の展望が一気に開ける地点が展望東屋跡で、入山時からAさんがここで鍋と決めていた地点です。

展望は抜群で、特に東側の眺望に優れているので絶好のbreak pointです。

祇園嶽ではうっすらとしか見えなかった六甲連山もくっきりと見え、明石大橋や淡路島、肉眼でも遥かに鳴門大橋の橋脚や主塔も確認でき、これですから四国の山ももちろん見ることができます。

それらの手前に小さく見えている高御位山からでもこれらが見えることは珍しく、さらに距離のあるここから見えることは、そうないことではないのでしょうか。

展望東屋より新宮町方面(中央右、龍野北高 同上、明神山 右端、しんぐ荘) 同所よりたつの市神岡町や屏風岩(中央左)と姫路方面の山々
稜線上・展望東屋跡地にて鍋!

ここに来て、ようやくお目当ての鍋です

中略

Aさんの用意してくれた至れり尽くせりの食材のおかげで、もう腹いっぱいです。

いくらゆっくりといえ、ほぼ一時間半ほどの時間を掛けて食べたのですから無理もありませんね。ちょっと食べ過ぎました。

腹がよくなったら縦走再開。亀山(きのやま)山頂からも少しばかりですが東側の展望が得られました。

亀山

嘉吉(かきつ)の乱で赤松氏一族がこの地において自害した、昼なお薄暗い城山(きのやま)城跡を過ぎると、一転、つつじ尾根コースと呼ばれる気持ちのよい尾根歩きに変わります。

左右に展望を得ながら歩け、起伏も少ないので気持ちよい尾根歩きが暫く続きます。稜線ではこの付近がハイライト的な景観を提供してくれる箇所でした。

祇園嶽からもみた大倉山は、ここでも主峰の威厳を保ち立派な山容で聳えています。

つつじ尾根より大倉山を望む

右手眼下には登山口の中垣内の集落を見下ろし、その遥か先には光り輝く瀬戸内の中に小豆島が浮かんでいます。

ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・、時おり聞こえてくる姫新線のディーゼルカーの走る音も風情たっぷりです。

同、御津アルプス(左)、赤穂御崎方面と小豆島

振り返れば亀山や大倉山の山肌の黄葉が見事です。

亀山(右)と大倉山

前方には、ずいぶん近くに見えるようになった的場山の北斜面の黄葉を見ることができ、傾きかけた陽に照らされ見事に浮かび上がっています。

次第に的場山が近くなる 鶏籠山(けいろうざん 右手前)と揖保川、網干、広畑方面

登山路は次第に高度を下げ、車道のヘアピンカーブにに出くわすと登山路が一変。これまでにはほとんど見なかった土留めの階段があらわれます。

わずかな高度差を登り切ると大きなアンテナの建つ的場山に到着。
前方に揖保川下流域や、北の端の祇園嶽から見た光景と比べると少しばかりながら近くに見えるようになった瀬戸内方面の素晴らしい展望が開けます。

的場山のアンテナ

「ここで縦走は終わったも同然。」
と思ったのもつかの間。予想に反しここから両見坂までの下りはなかなかの曲者でした。

慎重に足を運べば、やがて紅葉(もみじ)谷の最奥ともいえる両見坂。

十字路を右折し、見事に色づいた紅葉を楽しみながらのんびり下ると、やがて龍野公園に下山しました。

ゴール地点、龍野公園、紅葉谷の紅葉

情緒ある龍野の街並みを見下ろしながら暫く歩くと駐車場に到着し、無事、新龍アルプス縦走を終えました。

ロングトレイルにもかかわらず、稜線では6人(延べ8人)にしか出会わない、とても静かな山歩きでした。

越部古道散策マップ(40Kb)

キャンプ場スタート、8時30分
龍野公園ゴール、16時20分



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2008年11月22日

08/11/22 みなとの見える丘公園

こんな名前の単純明快でかわいいネーミングの公園を岡山県のもっとも南東に位置する日生(ひなせ)に見つけたので上がってみました。

展望台となっている山は決して高い山ではありませんが、海に突き出た地形なので展望は抜群で、特に瀬戸内を見晴るかす南方面の眺望は素晴らしいです。

なかでも、正面に見える小豆島の大きさが印象的で、目の前の鹿久居島をはじめとした日生諸島も愛想よく点在して、ここからの風景の一翼を担っています。

JR日生駅、フェリー乗り場方面 JR日生駅、フェリー乗り場方面
日生市街地 日生市街地
展望台より小豆島を望む 展望台

このあと、すぐ西に位置するちょっと変わった名前の夕立受山(ゆうだちうけやま)にも上がってみました。

ここからは片上湾方面がよく見えますが、この湾内の代名詞的存在の養殖筏はさほど多くはありませんでした。

夕立受山 夕立受山
片上湾と岡山ブルーライン・片上大橋 片上湾と岡山ブルーライン・片上大橋

帰路、日生の五味の市に立ち寄り、殻付き牡蠣を買ったあと家路に着きました。

この牡蠣の味はいうまでもなく大変な美味でした。

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2008年11月16日

08/11/16 福知渓谷

午後から紅葉の福知渓谷を撮りに行きました。

県下では紅葉の名所として広く知られているようですが、そこはあくまで県下での話しでありスケールの小ささは否めないところ・・・。

福知渓谷 福知渓谷
もみじ柄のCLUBMAN もみじ柄のCLUBMAN
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2008年11月9日

08/11/09 閑谷学校

閑谷(しずたに)学校までひとっ走りして、楷の木の紅葉を見てきました。

目当ての楷の木は曇り空にもかかわらず見事な色合いを見せてくれたのですが、それに勝るとも劣らずすごく感じたのは人と車の多さ。

さいわい、午後から出掛けたので車は奥の駐車場まで乗り入れられましたが、もう少し早い時間帯に来た人たちは遠くの臨時駐車場に駐車させられ、かなりの距離を歩かなければならなかったようです。

前日にNHKニュースで紹介されたことも手伝って、これだけたくさんの人が押しかけたのかもしれませんが、それにしてもちょっと気の毒な気になってしまいました。

車で行けて、かつ駐車場からも至近距離できれいな紅葉が見れるとなると、どんなところでもあの状態なんでしょうかね・・・。

楷の木の紅葉 楷の木の紅葉

楷の木と国宝の講堂 楷の木と国宝の講堂
講堂内部より 講堂内部

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2008年10月19日

08/10/19 高御位山

北山~高御位山~長尾で周回

長尾のコスモス畑
歩き始めると、思いかけずリンドウが咲いていた
高御位山稜線
成井方面にもコスモス(?)畑
モヤがきつく展望は優れなかった

もう10月も半ばを過ぎたというのに、今日も暑い一日だった。
そのせいでもなかろうが、山頂を訪れる人はさほど多くなかった。

社殿の脇で一つ目の、しばらく時間を置いて山頂露岩の上で二つ目のミカンを頬張ったあと長尾へと下山した。
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2008年10月15日

08/10/15 第3回 たつの市美術展

現在、第3回たつの市美術展が、たつの市青少年会館において開催中です。

会期は10月19日まで。(午前9時から午後5時 19日のみ午後3時まで)

たつの市美術展

会場内は撮影禁止に付き、係りの人に断わって自身の作品を撮影しました。
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2008年10月4日

08/10/04 那岐山麓・蛇渕の滝

那岐山を歩く前に登山口の蛇渕の滝を撮りました。

下部より見上げる 蛇渕の滝
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2008年9月27日

08/09/27 あさご芸術の森美術館

多々良木ダム堰堤より美術館全景
同館は朝来市出身、淀井敏夫氏の記念館でもある
屋外の彫刻とロックフィルダムとの調和は見事
美術館本館と多々良木ダム
前庭にも風変わりなオブジェがある

県北・南部の朝来(あさご)市多々良木のあさご芸術の森美術館に行きました。

第一の目的はここで開催されている写真家、織作峰子さんの写真展を観るためですが、今朝になってどこか適当なドライブ先がないものかと頭をめぐらせたところ、ふと、ここで開催されているはずの作品展があったことを思い出し、急なドライブと相成りました。

ですから、これが第一の目的といってもCLUBMANを運転することと写真展を観るのと、実際はどちらがどうともいえないものでした。

この美術館は小さいながらロケーションは中々のものです。
すぐそばに見上げるように位置しているのは、大きな岩を積み上げて川を堰き止めて作られたロックフィルダム。

堰堤のすぐ下に美術館は位置しているので建物の屋外に置かれた彫刻と、このダムを形成する岩とが見事に調和しています。

訪れた動機はなんとも不純なものですが、常設の朝来市生まれ、淀井敏夫さんの独特の作品はもちろん、織作峰子さんの写真も数多く展示されていて、小さい規模ながら見応えありでした。

付近は公園として整備されているので、美術鑑賞を兼ねてのんびりするにはとてもいいロケーションです。
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2008年9月20日

08/09/20 高御位山トワイライト~ナイト・ハイク

夕陽を見ようと高御位山に上がりました。

日没の時間ギリギリだったので大急ぎで上がりましたが、その時間には間に合ったものの、あいにく西の地平線近くには雲があり、思い通りの夕陽は見ることができませんでした。

たそがれ時、南望

せっかくなので、その後も長らく山頂にとどまり、日没後の情景を楽しんだあと下山しました。

山頂西の反射板と姫路港方面 山頂西の反射板と姫路港方面
加古川方面の夜景 加古川方面の夜景
姫路港方面 姫路港方面
加古川バイパスと明石大橋 加古川バイパスと明石大橋
山頂標識と加古川方面の夜景 山頂標識と加古川方面の夜景


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2008年9月15日

08/09/15 高御位山~鷹ノ巣山

奥に六甲連山 奥に六甲連山
鷹ノ巣山西より姫路南部方面 鷹ノ巣山西より姫路南部方面
桔梗(キキョウ) 桔梗(キキョウ)
桔梗と行き交う登山者 桔梗と行き交う登山者
蕎麦田と高御位山 蕎麦田と高御位山

午後から雨降りとの予報を受け、午前中に高御位山に。

長尾から山頂へと上がり先週にも会った高砂の人と長らく話したあと、鷹ノ巣山、百間岩を経て鹿島神社まで歩いた。

山頂からの眺望は良くなかった中、六甲連山や淡路中央丘陵が漂うモヤの上に浮かんでいたのがいつもとは違う光景だった。

登山路脇には季節の花、キキョウやハギが、また長尾集落のいくつかの田んぼには、これまでに見たことのない蕎麦の花が咲いていた。
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