いくら台風襲来とはいえ、あくまでそれは、ある意味南海上での話しで、影響はほぼないだろうという思いで登山口に来てみると、みんなはどんな思いなのか知らないけれど、止まっていたのはMちゃんの車がポツンと一台のみ。
車を離れて歩き始めるや否や、そのMちゃんも早々に下山してきた。
時間も時間だから、この後登山者は来ないかもしれないけれど、それはそれでいいとして
「今日は涼しくて気持ちイイで。」
にも気をよくして山頂でのんびりするつもりで上がることにした。
見晴らし岩まで上がると今日の眺望は絶好。
大天井岳からはこれまででも最上級ランクの眺望で、予想通り誰も上がってこない中、一人っきりでこの展望を愉しんだ。
「もしや、この様子ならあの山も見えるかも?」
と北の方向を確認すると、すぐそこにも雲が湧いて到底、現実的ではなかった。
残念。
見晴らし岩では遠望はもちろん対面の植林帯が印象的だった
大天井岳より南望
播磨灘に浮かぶ家島諸島もくっきり見える
男鹿島の砕石痕は痛々しい
書写山と播磨灘の彼方に鳴門海峡、鳴門大橋も
パナソニック姫路事業所や姫路市南部市街地
播磨灘の奥に淡路島
御旅山(左端)、関電・姫路発電所、大阪ガスと上島、淡路島
高御位山連山と淡路島
七種山と明石海峡大橋
見下ろす地蔵岳
足下を見れば秋の花、ハギ
アキノキリンソウ
のんびりして腰を上げようとしたところ今日、山中でであった唯一の若者が上がってきた。
軽く会釈だけして別れたが、後にも誰にも会うことはなかった。
地蔵岳
虹ヶ滝は思いのほか水量は多くなかった
ダイモンジソウ
登山口には彼のものと思しき大型スクーターが一台。
今日は土曜日なのに登山者はわずか3人か。
ちょっと寂しい感じもしたが、たまにはこれもイイだろう。
大展望を独り占め(or二人占め)した今日の雪彦山だった。
セリ岩下部の鎖場でボトルホルダーの落し物
セリ岩の木の幹に掛けました