昨晩は家族で劔岳・点の記を観てきた。
点の記を観るのは、自身は二度目、ほかの二人は初めてだった。
二人は原作は読んでなく、剱岳自体も目にしたことはないので、この作品で映し出される剱岳や立山周辺の山々がどう映るのか興味があった。
さすがに登場する山々の位置関係がよく理解できないらしく、具体的な状況までは理解できなかったようだが、内容や映像の素晴らしさに満足したようだ。
ストーリーに難しい部分はないので見やすかった半面、やや内容に奥深さを感じ取れなかったようなことを口にしていたようだが、それでも次々にめくるように現れる山の様子に、
「山の写真集を見ているような感覚だった。」
は、(ひ)の弁。
二度目のこちらは、ストーリーよりも映像重視で観てみた。
長い時間をかけロケを行った苦労が見え隠れする素晴らしい映像は、一度目よりもさらに目を見張るものがあった。
ルートは断食道場近くの高御位山神社から長尾からのルート中間付近の鉄塔に上がり、あとはいつもの通りで山頂から右周りで北山への尾根を下り新池駐車場へ。
山はいつもと変わり映えしないけれど、携行アイテムが違った。
それは先日手に入れたNIKON・D700。FXフォーマットのデジタル・一眼レフだ。
これまでのDXフォーマットの一眼レフでは同じレンズでも焦点距離が1.5倍になってしまい、せっかくの広角レンズもその威力を発揮できず、なんだかモヤモヤしていた。
ただ単にデジタル用の広角レンズを調達していなかったと云えばそれまでだが、そこは昔からのニコンユーザーの特権?で、いまだに古いレンズを使えてしまうから、大事そうに今もそれらを使っていた結果こうなってしまっていた。
それが、これを手にしたことで本来の画角で、それも以前のフィルムではなくデジタルで写真を撮ることができるようになった。
開放値付近での超高速シャッターで得ることのできるボケや、少々暗い場面でもごく普通に可能となったISO感度によるシャッタースピードはボディー自体の能力からくるものだ。
ここにきて、ようやくモヤモヤ感からは解放されさらに高いポテンシャルは手に入れたが、そのあとをどう続けるかが問題だ・・・。
(ちなみに、下記画像の3枚目と4枚目が同じ方面を別のカメラで、それぞれFXフォーマットとDXフォーマットで撮ったもの)
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