今から百年以上も前、当時は未踏とされた剱岳の測量を手がけた様子を記した剱岳・点の記を最近、何十年かぶりに読み返してみると、これまでほとんど見向きもしなかった三角点に少なからず興味がわいてきた。
調べてみると高御位山にも山頂付近に三角点があるので、今日はそれを見ることを第一の目的として山頂に向かった。
具体的な場所はなぜか、あまり見晴らしの良くない社殿の裏側。
これまで何度もそのそばは歩いているので目にしたことはあたものの、マジマジと見るのは今度が初めてだった。
設定場所としては見晴らしのいい露岩の上がベストだろうが、そこに設定することは不可能なので、ちょっと気の毒な場所とも思える社殿の片隅に備えられたのだろうか。
いずれにしても、この小さな石柱にも設定までには色々な経緯(いきさつ)があるに違いない。
すぐそこに位置する露岩の上にあがれば、いつものように大展望が広がっていた。
2009年5月23日
23/05/09 高御位・点の記
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