2020年4月18日

18/04/20 あられ

パタゴニア

雪彦山と高御位山に行ってきました。


高御位山山頂から見る東部姫路港、関西電力発電所、大阪ガスと微かに家島諸島・男鹿島

朝のうちに雨が止んだので、明日は出向けないのを見越して、いつもの雪彦山に車を走らせました。

道中に目にした菅生川は水量はかなり多く、さらに濁っています。

夢前川の方が少しマシな気もしましたが、いずれにしても昨夜、この山域でもかなりの降水量があったことを物語っていました。

駐車場に着くと、いつもとなら約1時間程度も遅い時間にもかかわらず、止まっている車はわずかに二台。

これまでに経験のないほど登山者が少ないのは天気の影響もあるでしょうが、それよりもコロナ禍における外出禁止の影響が大きいと思ったので、こんな時に、と思わなくもなかったのですが、山頂で長居することなく下山するファストハイクすることにして、とりあえず登ることにました。

時を同じくして歩き始めた若い男女4人に少しアドバイスして荷物もそれ風で歩き出します。

初め、日の差すこともあり天気は回復傾向化と思いきや、出雲岩手前からぽつぽつ雨が落ちてきました。

気持ち的には、この時点で裏へ回ることは止め、同じルートを往復することにしてもうしばらく上がることにします。

鎖場は、鎖を使うことなくいつも左上するので特に問題なく上がりましたが、見晴らし岩に着くと、それまでの雨が、みぞれか、あられのようなものに変わり気温もずいぶん下がってきました。


見晴らし岩から七種山、明神山

風も吹いて少し寒さも感じるほどです。

見える南の空も同じような様相です。

ここでしばらく佇みましたが、こんな時はさっさと退散しましょう。

表から上がり始めてここで引き返すのは初めての事でした。

出雲岩を過ぎて短いロープのかかる小さな沢を越えしばらくすると朝の4人グループと出遭えました。

彼らとはできるだけ登山口に近い地点で出会えることを期待して下っていたので、沢の下方で出会えて少しはホッとしました。

彼ら、雨具はそれなりに着用していたようですが手袋を含め防寒具的な要素の着衣は携行しているかどうか不明だったので、とりあえず山頂(大天井岳)などはもちろん、見晴らし岩までも行かずに出雲岩のひさしの陰で雨をしのぎながらお昼ご飯だけ食べて帰るのはどうですか、とアドバイスして別れました。

この山は雨の中の下りは岩場でなくても濡れた樹の根っこに特に難儀しますし、初めて来たと聴いていたからなおさらです。


展望岩でも、まだあられが降った

展望岩を過ぎて左下から轟々と流れる川の音が大きく聞こえてくると登山口は間もなくなので安心します。

何とか下山しましたが、さて、彼らにお昼の場所は提案したけれど、こちらはどうしましょうか。

もちろん登山口も一人前に雨が降っていて、この近くでお昼、って訳に行きません。

結局、自宅には帰ることなくそのまま車を走らせ、高御位山山頂まで足を延ばして持参のお昼としました。

雨は降ってなく日も差すので寒くはありませんが、ここも風が強いので社殿の傍らで風を避けて、ようやくのお昼ご飯となりました。

先日までの賑わいは何処へやら。時間的なこともあるでしょうが、ここも閑散としていて寂しいばかりでした。


高御位山山頂より地徳山稜線と瀬戸内海・播磨灘、家島諸島


遠望は利かなかったが近景は奇麗に見えた
加古川河口付近と神戸製鋼所、播磨灘、淡路丘陵稜線

いつもならもっと感激させられるここからの景色、折角の芽吹きの良い季節なのに天気が冴えないせいか、あるいはコロナ禍のせいで気持ちがモヤモヤしているせいか、ちょっと違う風にしか見えませんでした。


ツツジ咲く稜線と鹿嶋神社鳥居


見下ろす若葉萌える新緑

ところで、雪彦山の彼らは無事下山できたでしょうね。



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2020年4月11日

10/04/20 山頂は無風

パタゴニア

雪彦山、出雲岩~大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝周回しました。


無数の花をつけるタムシバ


展望岩下のヒカゲツツジとアケボノツツジ


大天井岳より南望してみる明神山


山腹の賑わいは、そう大きくならないまま終わりそう


姫路市南西部、網干方面臨海部と播磨灘に浮かぶ男鹿島、家島本島


高御位山連山と淡路島
中景に限ってはクリアーによく見えた


地蔵岳から見下ろす好きなアングル


不行岳のクライマー


地蔵岳のアケボノツツジとヒカゲツツジ
鎖場のう回路のヒカゲツツジは咲かないまま


タムシバ


タムシバの葉っぱは自然界の白いモノでは雪の次に白いんぢゃないかと思う


最後に虹ヶ滝

これだけ次から次へ人から人へ感染するのを聞くと今回のコロナ禍は、いよいよ恐ろしい。

もちろん登山口へは個々の車で単独で行き、山頂で談笑する際もそれなりの距離を空けて座る。

さすがに、ここにはコロナの風はないだろうが、屋外でもこれくらいしないと他の人に対して失礼だし、自分自身も恐い。

明日は雨のようだからstay home となるだろうけど、花粉の飛散のごとく雨が降ればコロナが一時期でも収束すればいいのだが、そんな訳にもいかず、本当に厄介極まりないモノが広まったとしか言いようがない。



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2020年4月5日

05/04/20 高御位山・松の木谷池

パタゴニア

転勤で岡山勤務となったYくんが遠路来るというので、久しぶりに縦走路を北へ離れ松の木谷池を経由して山頂へと向かってみた。


桶居山分岐付近より高御位山

スタートは鹿嶋神社。

百間岩の登りは冷たい風が吹き、歩きはじめのこともあり手先が冷たい。

昨日の雪彦山は眺望に優れなかったが、一日明けた今日は空気が澄んで素晴らしい見晴らしで、日が照れば暖かいので問題ない。

駐車場で多くの車を見た通り多くの人が歩いているのが見える。

桶居山分岐で誰やら声を掛けてくれる人がいると思ったら、ほぼ一年ぶりに会うYさんの奥さん。

いつもご一緒だったご主人の姿が今日はないと思ったら、何と昨秋に東京勤務になって、もっぱら隅田川のリバーウォーク程度しかできない立場になってしまったとか。

音信不通の原因が分かったのは良かったのですが、ここ最近はコロナ禍の影響で不自由な生活を強いられているそうな。

ご主人はご主人で勝手に羽を伸ばしているかもしれず、とりあえず相変わらず元気そうな奥さんに会えたからイイか。

今度は二人一緒の時に会いたいですね。


鹿嶋神社


鷹ノ巣山と高御位山


主稜線から外れてみると鷹ノ巣山は見事な三角錐をみせる
左に延びるのが主稜線、右が桶居山への尾根

で、我々はこの後、縦走路を外れ北に位置する松の木谷池へと下って行くことにした。

入り口となる分岐は、最近は特に踏み跡が薄くなった感が強くて、先のルートがどうなっているか不安だったが、入ってみるとややワイルド感はあるものの、それ以上に「これが高御位の一部?」と思わせる静かなルートが続く。

かなり久しぶりなこと(約9年ぶり)も手伝って、初めてのルートではないかと感じさせるほど新鮮さを感じながら歩くことができた。


尾根上を進むと下方に枯れた松の木谷池上流部が見えてきた


改修されて奇麗になっていた堰堤部
左(南)から合流する小さな谷(画像、左下)も土砂で埋められていた

最後の急坂をロープを頼りに降り立った松の木谷池は、その間に堰堤が改修されきれいになっていたが、対岸の右岸側にある登山ルートはすっかり藪っぽくなってしまって、少し歩きにくい。


右岸の登山路を進むも、少し藪っぽい

成井との峠に上がると右折して再度の稜線を目指して尾根を上がる。

こちらのルートは成井からの人の往来がそこそこあるからか道は細いながら鮮明。


峠で右折して急坂を上がると高御位らしい岩が出てくる
右のふたコブが主稜線方面

コブを二つほど越えると稜線に出て縦走路に復帰。


主稜線合流地より西望

高速道路のような広々としたきれいな道を少しばかり歩くと賑わいの山頂に到着。

外れたルートでは誰に会うこともなかったが、山頂付近はこれまでにないほどの多くの人で一杯だ。

特に目立ったのが小学校高学年から中学生風の子供たち。

確かに自宅待機が長引けば大人に限らず子供はさらに気分が疲弊してしまうよね。

兎にも角にも一日も早く、今の状態が終わることを願います。


何度見ても澄んだ空の下のこの景色は素晴らしい


播磨灘に浮かぶ家島諸島と小豆島


明石海峡大橋と遥かに金剛山地


馬の背コースのツツジと鹿嶋公園のサクラ



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2020年4月4日

04/04/20 春霞み

パタゴニア

雪彦山、虹ヶ滝~鉾立山~大天井岳~地蔵岳、反時計回りバルーン周回しました。


春霞に煙る明神山

久しぶりの鉾立山でしたが眺望はさっぱりで遠望は利かず、ここでは特にイイ事はありませんでした。


ヤマザクラ


見上げる地蔵岳にクライマー


樹間から大天井岳や三峰を見上げれるのはこの時期ならでは


出合い下の滝


今年のツバキは特に花期が長い気がする


みのヶ滝
虹は架からず


落花したツバキ


ふと足元に目をやると
この上なく可愛らしいシロバナネコノメソウ


虹ヶ滝
日差しが弱いせいか水量の割に虹は薄い


新下山道分岐付近の可愛いい花
虹ヶ滝付近には何種かの小さな花が咲いていた


乗り上げた林道から見る鉾立山、馬の頭三角点、洞ヶ岳岩峰と、遠く明神山


大天井岳より明神山と書写山
山腹はまだ賑わいに欠ける


地蔵岳・右カンテのクライマー
朝に見た東稜のパーティーだった


不行岳にも、久しぶりにクライマー


咲きかけのタムシバ
花期は来週あたりかな

春になって山腹の様子も賑やかになってきましたが、登山道脇に咲くツバキを筆頭に足下の小さな花もまだまだ健在で、ミヤマカタバミ、バイカオウレンなどは、まだあちらこちらで見ることができます。

ネコノメソウも咲いていますが沢沿いでみつけたシロバナネコノメソウの可愛さは、小ささといい、愛らしさといい、この上なしでした。



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