2015年5月31日

31/05/15 ササユリ

パタゴニア

ササユリの咲く高御位山に行きました。


登山路脇のササユリ

今日の高御位山は山頂で長居する間も次々にハイカーが上がってきて、長い時間にわたりにぎわっていました。

街から至近なだけに小さな子供からお年寄りまで、老若男女が訪れる人気の山です。


霞んでいて眺望はあまりよくありませんでした


西側より山頂を望む


長尾西尾根上部より稜線を見上げる

下山に使った長尾西尾根ですが、かなり荒れた印象です。

特に稜線近くでは急傾斜に加え露岩の部分が以前よりも増した感じで、それ以外の登山路でも雨で洗い出された小石が目立ち、全体的にザレています。

かなりスリッピーで、登りならまだしも、下りで利用するのは一般的ではありません。



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2015年5月30日

30/05/15 雪彦山

パタゴニア

梅雨入り前の雪彦山に行きました。


地蔵岳のツツジと大天井岳


登山口のエゴノキ


地蔵岳


大天井岳より地蔵岳を見下ろす

虹ヶ滝は水量に乏しく、見場がありません。

一方で、その要因とも言える降水の少なさからか、ヒルの害には遭わずにすみました。

とはいえ、時季が時季なので、こう言っていられるのも、もうしばらくかと思います。



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2015年5月17日

17/05/15 新緑の三室山

パタゴニア

新緑萌える三室山に行ってきました。


麓の千種町河内より望む

三室山を訪れるのは、この時期であることが多い。

そのほとんどが新緑を期待してのことだが、これまでなら同じ思いの人がそれなりにいて、そこそこの人に出会っていたものだが、今日はそれなりの上天気にもかかわらず登山口の駐車車両はわずかに3台。

山中で出会ったのは3人だけという、寂しいばかりの三室山だった。


熊の岩から見下ろすと新緑に彩られた山肌と千種川に沿った集落が見渡せる


中ショウダイから上ショウダイにかけての新緑は素晴らしい
上は竹呂山


後山~舟木山~駒の尾山


殺風景な山頂
かつてとなら、ずいぶんイメージが変わってしまった


北望した際の展望の変わりなさが、せめてもの救い


東望すれば藤無山、一山、東山や暁晴山、雪彦山稜線、明神山と
彼方に高御位山稜線も見ることができた


山中でみた唯一の白い花


早くも天気は下り坂?


那岐山は見えたものの大山までは見えず


千種川源流碑付近のせせらぎ

以前にも感じたとおり、山中の森林後退は著しい。

特にネマガリタケ。

ロックガーデンを過ぎ灌木帯になると同時に現れるそれは、かつては、その中に分け入ることなど至難の技で、到底考えられなく、登山路脇でさえスズコも手軽に採れていたように思うが、今や見る影はなく、どこでも入り放題。

ネマガリタケがないからスズコのスの字も見当たらない。

山頂から北望しても、かつては青々としていた笹原の斜面が今や薄茶色で見るに堪えない。

山頂西斜面も同様。

くらますの山頂付近が唯一、やや青みがかっていたようには見えたが・・・。



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2015年5月10日

10/05/15 雪彦山・山開き

パタゴニア

朝、雪彦山登山口に足を運ぶと、いつにない大勢の人。

何も知らずに出向いたが、今日は例年恒例の山開きの日だったらしい。


地蔵岳から鉾立山方面を見ると山肌の緑と空の碧、白い雲のコントラストが見事だった


法螺貝を吹く山伏


大天井岳より南望


山頂にて


地蔵岳


淡色のコイワカガミ


イワカガミ


地蔵岳より大天井岳と不行岳を見上げる


山腹の新緑は見ごたえあり


とりあえず虹ヶ滝


オトギリソウ?


今年も咲きました、固有種のセッピコテンナンショウ

山開きのそれらしさは麓の登山口で人の多さから少し感じられただけで、山中では山伏の人に出会った以外は普段通りの雪彦山でした。



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2015年5月7日

03-05/05/15 大喰岳から2本の滑走

パタゴニア

北アルプス、新穂高から槍平、飛騨沢を経て槍ヶ岳のピークに立った後、その南に位置する大喰岳から南東カールと、南岳との間に西の飛騨沢へと落ちる中ノ沢滑走しました。


穂高連峰と御嶽、乗鞍岳 大喰岳山頂にて

槍ヶ岳はどこから眺めてもカッコいい。

遠くからならシンボリックだったり、ランドマークだったり。

近くからなら穂先が鋭く天を突き、その大きさに圧倒されるばかりだが、南からのそれはちょっと右に首をかしげ表情を和らげているようにも見え、違った表情を見せてくれるところが、これまたイイ。

そんな大好きな山、槍ヶ岳に、今年もスキーを携え行ってきました。


槍平をあとに、しばらくすると穂高連峰、奥丸山の向こうに乗鞍岳が見えてくる


飛騨乗越手前で見かけたライチョウくん


ようやくたどり着きました、飛騨乗越
やや手前から雪切れしていて、まいりました


♫♫ヤリよ~り~た~か~い、鯉の~ぼ~り~♪♪♫
この時期、槍の肩では穂先の他に鯉のぼりも出迎えてくれます

一日目は何とか天気は持ったものの、二日目は一転、終日雨に降られ小屋に缶詰でしたが、翌日は晴れてくれました。

二年前にもみた、あの景観を再び見れたら文句はないはずでしたが、、、


二日後の朝、笠ヶ岳が良い表情を見せてくれました


もちろん、こちらも


時間の経過とともに、やや赤らみましたが、
これ以上は染まりませんでした


奥丸山、大木場の辻と新穂高温泉郷を覆う小さな雲海


テント場より富士山と南アルプス、甲斐駒ヶ岳、白峰三山
マイテントではありません

穂先へは三日目の朝、上がりました。

見てのとおりと小屋の人や実際に行ってきた人たちの情報を合わせると、穂先への登路に雪はなくハシゴやクサリも出ているようです。

一見、夏と同じと思いきや、そんなことはあるはずがありません。

曲者は一日中降っていた昨日の雨と、この地の標高と朝の気温です。

核心は最初でもあり最後でもあるクサリまでの部分。

岩が凍ってテラテラで、めっちゃ怖いです。


槍ヶ岳山頂


水晶岳(左端)をはじめとする裏銀座の山々と立山、剱方面


笠ヶ岳の彼方に白山がその名のとおり白く輝きます


しばらく独り占めだったあと、フランス人の彼と二人でした


大喰岳、中岳、南岳へと続く稜線と穂高連峰、彼方に乗鞍岳、御嶽
ハイクした日も、この日も御嶽に噴煙は見られないようでした


常念岳と遠く浅間山
常念乗越の下方に松本平が望めました


槍ヶ岳山荘全景と、不遇な奥丸山

自身にとって最もヤバかったのは小屋前の水たまりが凍ったところでしたけどね・・・。

もう少しでひっくり返るところでした。最後まで油断は禁物です。


大喰岳より


この時間になると早朝よりも天気、見通しがよくなり
笠ヶ岳~抜戸岳稜線の彼方に白山連山が茜色に輝いてよ~く見えました


水晶岳、野口五郎岳と肩の小屋の奥に立山


大槍、独標と燕岳方面


これぞ大喰岳を代表する景観
雪原と、とんがり頭


大喰岳にて

大喰カールの滑走は快適で、時間調整の甲斐がありました。

登ってくる際に出会った人からは、
「まだまだアイゼンの歯も刺さらないほど固いです。」

との情報もいただきましたが、この頃から陽も照りだしたこともあり、雪は次第に緩んでくれたようです。

かといって、あまりのんびりし過ぎると緩みすぎるのがいけないところ。

ちょうどいいタイミングで滑ることができました。


大喰岳山頂から南東カールを滑り、
東尾根に乗り上げると長躯、槍沢と大槍を望めました

本当は天狗原から槍を見たかったのですが、山頂から見下ろすと左に短いながら顕著な尾根が見えます。

「ここなら槍が見えるはず。」

バッチリでした。

滑走はあまりできませんでしたが、この景色を見れたら満足です。

それに、ここから槍を見た人はそう多くはないでしょうから、ことさらです。

この時期限定のコスパに優れた槍の展望台かもしれません。


中岳を背景に大喰カールを滑る後発のスキーヤー


大喰カールを下るスキーヤーと横尾尾根、屏風の頭
天狗原は中央を横切る岩尾根の陰で、ここからは見えていません

この尾根も、まだ雪が緩んでなくて山頂までシールで上がることができ、大いに助かりました。

あとはメインともいえる中ノ沢の滑走。

稜線の東面には雪はしっかり着いていますが、西面の中ノ沢を滑るには寡雪の今年、中岳の基部まで行かなければならず、少々煩わしさを伴います。


山頂に戻り二本目の滑走
雪は不安定で過去、最もリスキーなトラバースでした

カール最上部の滑走はかなり、というか、これまでで最も不安定で危険度の高いものでした。

何せ、ここで雪が切れると雪庇もろともカールの底まで流されアウトっぽかったですから。

ほぼ同じ標高を保ちながら変わり行く足元の雪質をスキーを通して感じながら滑るのは初めてのことだったので、まったく生きた心地がしなかったですね。

結果的には素直に稜線を歩くのがセオリーだったと、大いに反省材料となりました。


中ノ沢上部より雪のない大喰岳山頂部・西面を見上げる
山頂からの豪快ダウンヒルが色んな意味で理想的

スキーブーツという硬い材質の素材で足首を守られていても、ガレ場の歩行は危険極まりない。


中の沢、エントリー部より見下ろすと、飛騨沢に向かい広い斜面が続いているのが見える
スカイラインは左、笠ヶ岳~抜戸岳~弓折岳と右、奥に黒部五郎岳、双六岳方面
中央を横切るのは中崎尾根、奥丸山(左端)

上部から見下ろす中ノ沢は、下から見上げて受ける印象とは全く違い、とても広くて快適です。

中間部にやや狭い部分はありますが傾斜はさほどきつくなく、そこを過ぎれば飛騨沢本沢までは緩斜面。

下部ほど落石はみられましたが、滑走に影響するほどではありません。

縦溝も下部のみで、飛騨沢のそれとは比較にならず無いに等しいほどでした。


ずいぶん低くなった奥丸山、中崎尾根と笠ヶ岳、抜戸岳


飛騨沢・本谷より中ノ沢を見上げるとこんな感じです


白出沢で見上げるとジャンダルム~西穂高岳稜線が夕陽に紅く染まりかけていました

で、帰宅した翌日、荷物整理していると、あるモノがないことに気付いたというか、何故、今まで分からずにいたのか、とにかく理解できないようなことを発見してしまった。

どこを見てもシールが見当たらない。

最後にシールを剥がし片付けたのは大喰岳の山頂だけど、それからも何度かザックから出し入れした。

どこに置き忘れたかな~。

最後に滑り始めたのは中ノ沢上部のガレ場で、以降、槍平で食事もしたし白出でもザックを開けたけど気付かずじまいだった。

もし、エントリーした所で忘れて来たとしたら、そこは登山路(夏道)から50メートルほど下方だし、ガレガレのがレ場だから誰も気付きはしないかな~。

警察や槍ヶ岳山荘にも連絡してみたが拾得物の届け出はないそうだ。

今年は、もう使うことはないからイイようなものの、来年度はまた新調しないといけなくなってしまい、ちょっと悲しいツアーの顛末となってしまった。

時系列画像のみですが大きめの画像はこちら

ヤマレコにも



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