三室山と飛行機雲
鳥取県南東部に位置する、くらますに(あ)と二人、行ってきました。くらますは、名前からそのネーミングの経緯を理解するにはちょっと難しそうな何とも言えない山名と、鳥取県南東部の、それも他県と境界を接しない尾根上という微妙な場所に位置していることもあり、南東に位置する三室山や、あるいは北西の東山から眺めれば綺麗な形をした山稜上のピークにもかかわらず決して著名なピークではありませんが、山頂からの展望は、逆にそれらの微妙な地の利を生かし、とても素晴らしいものがありました。
除雪は吉川集落の村はずれ、もっとも上部の牛舎までなので道路脇に駐車して今はなき車道をシールで歩き出す。
20分ほどでヘンブ谷川林道分岐。
林道なりに歩き高度を稼ぐも、時おり見えるくらます山頂方面は、まだまだ高い。
林道終点らしき小さな広場からは植林を縫って歩く。
歩き出しからも含め、これ以降もトレースはなく、地形図を何度も見ながらの登高も知らず知らず植林帯を嫌って自然林帯を行く。
灌木の急坂も長らくシール登高で頑張ってみたが、大岩の少し下方で断念。
つぼ足で歩くも、大岩上に出るとほぼ木々はなくなり、かなりの傾斜と下方から吹き上げる強風とで緊張させられる。
木々がなくなったことで展望が広がり南面から西面がぐるりと良く見え、山頂部を真っ白にした東山が印象的だ。
氷ノ山はここからはまだ見えず、ピークに達しても見えなかったので、北東側の開けた斜面まで短く足を延ばし、ここでブレイク。
北のピークまで行けば扇ノ山も望め、ここよりもさらに展望が広がりそうだったり、いかにも美味しそうな斜面が東面へと続いているのは見てとれていたのだが、歩き出しからここまで4時間以上を費やしすでに13時を回っていたことや下りの不安も手伝って、残念ながらあまりのんびりもしておられない気分だった。
それでも(あ)は目の前の斜面を短く滑ってりして遊んでいた。
正面に鳥取、兵庫県境尾根をみて滑る。
三角錐の三室山
三ノ丸、氷ノ山方面
再度、ピークに戻ったら、ようやくシールを外し滑走。くらます山頂より南望し大通峠~天児屋山と奥に後山~舟木山~駒の尾山稜線を見る
登る際、目印としていた小さな松の木まで下ったら、左の谷筋を下る。滑走は決して快適とはいえず、密に存在する木々を避けながら下るのが精一杯。
それでも登る際、「ちょっと良さそう・・・」と目を付けていた斜面で楽しんだら植林帯に突入。
ピークから林道終点まで約50分。登りの3分の1と掛からず。
林道ではスキーはそれなりに走り、登高で70分ほども掛かった駐車地点までの道のりを、たったの15分強で下ってきた。
HPはようこそ『山のアルバム』へ
0 件のコメント:
コメントを投稿