わさび谷の頭をみてシール歩行
悪天をついて(あ)と二人、氷ノ山、三ノ丸・わさび谷を滑って来ました。今年の氷ノ山近辺の降雪量は半端ではありません。
歩き始めのゲレンデトップの吹きだまりで、いきなり腰まで沈んでしまいました。
この先どうなる事かとかなり不安になりましたが、先行してくれていた鳥取の二人のボーダーのスノーシューラッセルのお陰で、なんとかブナの森まで達することが出来ました。
ラッセルしてくれた鳥取の二人
その後、三ノ丸までは地形図、コンパスと睨めっこしながらの歩行。トレースはなく吹きつける風とホワイトアウト状態とで緊張感満載です。
今年の積雪量の多さからか、小さな雪庇のような物が行く手を阻みます。
視界が悪く突然のように現れるのでビックリします。
今年の稜線での積雪量はこれまでに経験のないほど多く、三ノ丸避難小屋の周りの様子に至っては、これまでに見たなかで最大で、今回、はじめに小屋を目にしたときは内部に入ることが出来ないのではと思わせるものでした。
三ノ丸避難小屋
入り口の積雪はご覧のとおり
入り口付近に立つとその量は一目瞭然。入り口の上の小さな庇と目線がほぼ同じです。
ここまで積もると、強い風によってできる小屋の周りの空間もずいぶん狭まり、小屋のすぐそばまで雪が積もってしまっています。
櫓脇にある宍粟50名山標柱
櫓の傍の宍粟50名山を示す三ノ丸の標柱は、辛うじてそれを確認できる程度です。再度、コンパスを確認しながらわさび谷のポイントまで進みます。
ここもいつもの年となら様相が違っているような気がしました。
③標識
念には念のため、③標識を確認後、滑り始めます。潅木は今は雪の下で、その存在はありません。
これまでに見たことのない大きな木しか存在しない、かつ、雪の状態も良いわさび谷でしたが、積雪量が多すぎたためか谷が短く感じたのは少し残念な気がしました。
わさび谷を滑る(あ)
わさび谷中間部に左尾根からの倒木があります
HPはようこそ『山のアルバム』へ
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