2020年7月2日

02/07/20 香港懐古 2

パタゴニア

黄昏の風景


湾仔のビル群、香港返還の象徴のコンベンションセンターやIFCビル

先日、施行されたばかりの国家安全維持法を受けて、まだ20年以上も残しているはずの一国二制度は崩壊し、香港はすでにこれまでの香港ではなくなってしまった。

その時に向けて中国政府のやろうとしていることは分からないわけではない。

ただ、拙速に過ぎて強権さが目に付くばかり。

もちろんこれが中国式のやり方で世界に向けたアピールだろうが、裏を返せば中国国内は以前よりこのような状態で維持されていることを広く世界に口外しているに過ぎない。

人の多さに任せて世を席巻しようとしているだけで、当然のようにこれでは世界のリーダーになる資質はない。

今さらながら、中国に生まれなくてよかったと心底思う。

近い将来、香港は中国のひとつの町に成り下がっていしまうだろうが、彼らにとってそんなことはどうでもよく、また、こんなことを思うのは民主主義の日本でしか生活したことのない者の言い分だろう。

ただ、今香港で生活している多くの若者は民主主義しか知らない世代。

その日まで、まだしばらくの時間がある今でも日々どう暮らしていけばいいか悩むばかりに違いない。

かつての香港はエネルギーにあふれていた。

しかし今となれば数ある摩天楼も外観ばかりの形骸化した造り物のようだ。

自ら道を拓こうとしている人に溢れたエネルギッシュな香港を見ることは二度とない。


九龍半島よりビクトリアハーヴァー越しに見る香港島・セントラルの夜景



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2020年6月28日

28/06/20 雨上がりのヒル下がり

パタゴニア

雪彦山、出雲岩~大天井岳~地蔵岳周回しました。


ガスの大天井岳

何とか雨が上がったので雪彦山へ。

登山口は誰もいないかと思いきや車が数台、そんなことはなかった。

雨上がりは山ビルも怖いので、こんな日は表から。


展望岩で見上げると大天井岳にわずかにガスがかかっていた


見晴らし岩のコオニユリはまだつぼみ

山頂では、山頂手前で出会った大阪からのグループと談笑して過ごせば愉しい。

一方で雲行きは妖しくなり、時間とともに展望はなくなってしまった。

下山しかけたところ、裏から上がってきたIちゃんとしばらく話して地蔵方面へ。


ガスが晴れた地蔵岳


ガスのかかる大天井岳


青空も見えた鉾立山稜線

天気回復してきたので山頂で昼寝でもしようかと思ったものの東稜からクライマーの声がしだしたので、これも止め。


緑の濃い虹ヶ滝出合い

下山するとちょうどIちゃんが表から降りてきた。

ヒル害に遭わず無事下山して何よりだった。

これからの時季、ヒルに注意。



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2020年6月27日

27/06/20 久しぶり

パタゴニア

馬の背から高御位山往復しました。


深緑の高御位山稜線


山頂より南望


パワースポット高御位神社


久しぶりに見るピンクの車体、ハローキティー新幹線

鷹ノ巣山から百間岩越しのハローキティー号を見ようと思ったが、わずかに間に合わず、豆崎の尾根を東に過ぎてからでしかキャッチできなかった。

別所駅付近を通り過ぎるキティー号は、これまでになくピンクの車体が印象的だった。

久しぶりだったこともあるが、やや勿体なかった。



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2020年6月21日

21/06/20 昨日の余韻

パタゴニア

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳往復しました。


大天井岳より南望してみる書写山、明神山

昨日に続いてなので、特に変わったことはない中、日の差した虹ヶ滝を昨日の目線で彼らのルートを追ってみると、いやはやすごいところに入って行ったものだと感心するばかり。

目の前で繰り広げられるノンフィクション・ドラマ、というより更に上を行くリアル・シアターをみせてもらったような感覚。


新緑の眩い、みのヶ滝


昨日にこの日差しがあればと、少し残念


地蔵沢から本渓へと零れ落ちる水の雫が日に照らされキラキラしていた


緑に埋もれる虹ヶ滝


虹ヶ滝・胎内

彼の記述によると滝の岩盤を攀じるのでなく懐に入って登攀することを『胎内潜り』というらしく、ここでのそれは、常連のFさんのいう女性の胎内に分け入る、まさにそのものの登攀のようだ。

昨日も書いた通り、この景色を見た人、体感した人の数は高が知れているはず。

この滝の内部は思いのほか居心地がよく温かいのかもしれない。


虹ヶ滝出合い


地蔵岳より見下ろす緑


不行岳登攀中のクライマー


大天井岳より高御位山連山と淡路島丘陵稜線を遠望


同、見下ろす地蔵岳


不行岳と大天井岳鞍部を行く前出のクライマー
奥の三角錐は七種槍



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2020年6月20日

20/06/20 2 shower climbers

パタゴニア

雪彦山、虹ヶ滝~地蔵岳~大天井岳~出雲岩周回しました。


虹ヶ滝

今日のトピックは何といっても雪彦川をシャワークライムする二人に出会ったこと。

これまで幾度となく訪れた雪彦川の渓も、沢登りの人に出くわしたことは一度もなく、みのヶ滝に下りた際、下方にオレンヂ色のヤッケの人影が見えた時には
「こんな水量の多い日に・・・」
と、かなり驚かされた。

彼ら、あえてこんな日を狙ってきたというから、それはそれで沢登りのセオリーなのか、はたまた彼らがそれなりの人だから、こんな日なのか。

見物人のこちらが肌寒さも感じる中、
「行動中は暑いくらいです。」
の返事に、これくらいでないとこんな日にこんなところを遡行できないんだろうと納得した。


みのヶ滝下の滝(地蔵沢との出合い)の登攀


落差は3メートルほど


みのヶ滝は右岸側から






涼しい顔をしてジャブジャブと虹ヶ滝へ向かう


水量は非常に多い=水圧も強い


幽玄の世界へ吸い込まれるように入って行く


彼が目にしている景色を見たことのある人は、そう多くないはず






先行パートナーの行動を不安げな様子でじっと待つ


思いもよらぬところから現れてびっくり

虹ヶ滝に関しては、てっきり側壁を攀じるものとばかり思いながらみていたところ、滝の中の空間を登攀するとは今まで知らなかった。

あの幽玄の中に消えてゆくパートナーの姿を見送る勇気は、自身にはないような気がする。


虹ヶ滝出合い


地蔵岳


大天井岳のツツジと鉾立山稜線


見下ろす地蔵岳


七種山と明石海峡大橋

大天井岳に着いて、「今日の温度は?」と、最近のルーティーン的な行動の温・湿度計を撮ろうとしたところ、ない。

無くなっているじゃないですか。

誰ですか、持って帰ったのは。

これから温度、湿度の高い時期、現実はどれくらいなのかちょっと楽しみにしてたのに、残念だな~。



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