メインは赤石岳を見ること、です。
日の出直後も、すばらしい光景が広がりました
「どこから見る?」
って、去年は南の上河内岳や聖岳から見たので今回は北の、同じくその時に上河内岳から遥かに、そして微かに見た荒川岳の主峰、悪沢岳からです。
稜線や山頂でいい光景を見ようとすると、どうしてもコスパに優れず、ここは他と同様どころか、それ以上につらいのは実体験済み。
さらに天気次第で、どうにでも転がりそうなことを人間の都合の休みの日に経験しようとするのだから、無茶にもほどがありそうなものだけど、そんなことは言ってられないので、運を天に任せて出掛けてみると・・・、
とんでもない幸運に恵まれてしまったではないですか。
ま~、日本中の山好きはみんなそう思ってるでしょうけどね。
荒川中岳避難小屋と悪沢岳
この付近では、あくまで避難小屋扱いですが山頂直下のとんでもなく過酷な条件下に小屋が建っています。
ハイシーズンは、ほぼほぼ営業小屋状態なので、さすが民間の東海フォレストってところですか。
小屋内部
キャパ30人ほどの小さな小屋です。
右が管理人室に腰掛ける山中さんと、左側が休憩スペース。
二階が就寝専用スペースとなっていて全体的には機能的で想像以上に快適です。
今夜の宿泊は32名(たぶん)。
悪沢岳山頂部と星空
星を撮りに来たという方にレクチャー受けて撮った悪沢岳と上空の北極星とカシオペア座。
次々に飛来する航空機は、このようなシーンではかなり悪者らしいです。
星空はバッテリーのこともあり、そこそこに切り上げ翌朝に期待して就寝。
先に書いたとおり、あくまでメインは赤石岳の方だったんですが、やっぱり気になる、いや、外そうにも外せない存在がここにはあるんです。
そう、日本を代表する山、富士山です。
特に朝の存在感は大きすぎていけません。
見える位置、方角と距離感が、それを抜きにすることを決して許してはくれません。
ですので、朝の早い時間帯は東の空に繰り広げられる光景を存分に楽しみましょう。
ただ、そんな彼も太陽の角度が増すほどに存在感は薄くなるので、以降は近隣の山々を注視してあげればいいと思います。
で、翌朝の光景がこれです。
扇状のサンピラーと黎明の富士
昨夜の夕景がダメだったことなどすっかり忘れさせてくれました。
とにかく素晴らしかった。
南に目を転じると、盟主・赤石岳と聖岳、奥聖岳。上河内岳も、もちろん。
兎ちゃんも右肩にちゃっかり居ます。
赤焼けの赤石岳
聖岳からみた赤石岳はとんでもなく大きく、こちらからならどれだけの姿を見せてくれるか大いに期待してたけど、日本一の山にあれだけの演出をされてしまうと、どうしても富士山にはかなわないかな~。
朝焼けの雲が素晴らしいということは、裏を返せば日の出のあとはお陽様は、あまり世を照らさないってことなので、山々を照らすモルゲンロートに関してはしょぼいまま終わり。。。
真っ赤な赤石を見たかっただけに、ちょっと残念。
ここからは、いきなり翌日の塩見岳からの様子です。
塩見岳から甲斐駒ヶ岳、間ノ岳の北部展望
間ノ岳や農鳥岳(写ってないです)の存在感が大きい
蝙蝠岳と富士山
北岳は間ノ岳の左肩にわずかに見える程度。
また前述の通り、陽もずいぶん高くなったのと距離的にもわずかながらも遠くなったのとで、ここでは富士山の存在感も、思いのほか小さい。
北俣尾根上部と荒川三山
肉眼では荒川中岳と前岳のやや低まった稜線の奥に赤石岳山頂がほんの少し見えます
荒川三山とはよく言ったもので、その山体はかなり大きく、実際は白根三山にそれぞれ別の呼称があるように、これらにもそれぞれにも独立した山名があってもいいのではないかと思うほど立派な山容を横たえていた。
なかなかイイぞっ、南アルプス。
ちょっと、じゃなくかなりキツイけど。
山行の詳細はヤマレコで
塩見岳西峰と遥かに槍ヶ岳~穂高岳稜線
HPは ようこそ『山のアルバム』へ
4 件のコメント:
ラムネごちそうさまでした。
ジモネタを見た土岐市在住の友人に教えてもらいました。
また、どこかの山でお会いしましょう。
こちらこそ、ありがとうございました。
最後は気が利かず申し訳ありません。意外と遠そうでした。
アドレス分かれば送ります。
ヤマレコのメッセージにファイルアドレス貼ってますので、適当にDLしてください。
承知いたしました。
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