そうめんは、もちろん地元の揖保の糸
今回の山行の目的は駒鳥小屋に泊まることでも三鈷峰のピークに立つことでもありません。
何を隠そう、地獄谷の清流でそうめんを食べることが最大の目的です。
かねてから一度は野外で食べてみたかったそうめんを、ここにきてようやく地獄谷という最高にも近いロケーションで食べることができました。
予行演習
大きな目的は最後までとっておきます。
よって、そうめんは二日目のお昼。
とか言いながら、さすがにぶっつけ本番でヘマするといけないので、とっておかずに一日目の夕食に予行演習的にいきなり食べちゃいました。
「うまい。」
これなら明日も約束されたも同然です。
湿度の高い小屋内部
かなり蒸し暑い
夕刻はガスが湧いて曇っていたが夜になると晴れた
振子沢を夏に上がるのは初めてでした。
朝露に濡らされた草木の葉っぱがかなり煩わしかったですが、振子沢を外れ象ヶ鼻へと延びる尾根へと急登し始めると次第に東壁が姿を現し、素晴らしい光景が眼前に広がりました。
振子沢で見かけたナンゴククガイソウ
雪の振子沢はもちろんイイけど、花と緑に包まれた振子沢も同様に素晴らしい
シシウドは白くて大きいので目立つ
象ヶ鼻に上がるとユートピア小屋と三鈷峰
北壁や山頂稜線も初めて目にすることができます
ユートピアと避難小屋
ナナカマドと北壁
イヨフウロとシモツケソウ
象ヶ鼻と三鈷峰のそれぞれのピークから展望を楽しんだら、最後のお楽しみそうめんに向けて急降下。
雪にスキーがあればわずかな時間でそこに達せるのですが、この状況では足元に最大の注意を払いつつ、慎重に下ります。
本沢の流れは清く冷たく、これでさらせば旨くないはずがありません。
秋めいた涼風の吹く本谷で絶品の揖保の糸をいただきました。
しか~し、この後、忘れてはならない最後のひと仕事が残っていました。
雪の時期もそうですが、それがない時でも同じく鳥越峠への登り返しが残っていました。
旨かったそうめんの味を忘れることはありませんが、あやうく忘れてしまうのではないかと思うほどへロヘロになってようやく峠へ登り上がりました。
ベースにスキー山行のイメージがあるばかり、峠からも文殊堂分岐までももちろん、健康の森入口もずいぶん遠く感じましたね。
おっといけないっ、そんなことよりも伝えておかないといけない、もっと大事なことを忘れてました。
駒鳥避難小屋
表題の主(ぬし)のことですけど、駒鳥小屋には主のようなヘビが棲みついていることは、どこからともなく聞いた事がありました。
どこの小屋でもこの手の話はありそうなので、どうせよくある噂ににすぎないのだろうと思っていたら、そんなことはありませず、ここの話はマジです。
ホントにいました、見ました。
それでも朝まで寝てたんだから、ある意味、どんな神経か疑われそうですけど、おそらくもう泊まることはないと思います。
というわけで、駒鳥の主は本当にいたことをお伝えしておきます。
HPは ようこそ『山のアルバム』へ
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