2008年5月25日

『オペラ座の怪人』Ⅱ


昨夏以来、オペラ座の怪人を観てきた。

二回目の今回は「劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい。」のキャッチ・コピーに違わぬ舞台を見せてくれたと感じた前回にも増して、さらに凄みを感じるものだった。

前回はクリスティーヌ役の苫田亜沙子さんの歌声に特に魅せられたものだが、今回は前回よく理解できていなかったとも思えるストーリーに魅せられた。

オペラ座の地下に棲む陽の目を見ない怪人とマドンナに抜擢されたクリスティーヌとのせつないラブストーリーが出演者の演技や歌の上手さを超越し、この舞台をさらに素晴らしいものに創りあげていると思えてきた。

今回、クリスティーヌやファントムも前回とは違う配役だったので、はじめ少し違和感があったがそこは劇団四季の洗練された役者さん。
期待を裏切ることはなく、時間を追うごとに自然に舞台の中に吸い込まれていった。

クリスティーヌ役の伊藤志保さんは、もちろん歌は上手いし、何よりかなり大柄な人で見場はあったものの総合的に見ると苫田さんのほうがさらに素晴らしかった。

ストーリーがある程度理解できたうえで、あの苫田さんのクリスティーヌの歌声が聴けていたならどんなに素晴らしく感じられただろう。
あえて挙げるなら、唯一ここが負の部分だった。

観劇,

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