2016年11月3日

03/11/16 須留ヶ峰・紅葉登山大会

パタゴニア

養父市餅耕地、産霊神社から大杉山と須留ヶ峰に行きました。
※読みは「やぶしもちごうち、うぶたまじんじゃ するがみね」


須留ヶ峰山頂
悲しいかな灌木で目に付くのはアセビだけです

毎年、この時期になると11月3日の須留ヶ峰登山大会の案内を地元の建屋(たきのや)校区自治協議会の方からいただき、一度は参加しなければ失礼に当たると思い、ようやく実現する意味で今日、その大会に参加したものです。

保存データをひも解くと、前にここを訪れたのは実に9年以上も前のことでした。

10年ひと昔といいますから一見、山の様子は変わってしまったようにも見えましたが、10年ほどのスパンで考えると案外こんなもので、あまり変わってないといえるかもしれません。

その9年前も今日の餅耕地からのルートでした。

夏の終わりごろでしたので、当時は全く免疫のなかったヤマビルに吸血されたのが印象に残っています。

さすがに山頂では肌寒さも感じる今日は大丈夫でしたが、その元凶ともいえるシカの鳴き声は昼間でも聞こえてましたので、暑い時期は要注意です。

冒頭のとおり今日は登山大会でしたが、聞くところによると参加者は90余名とのことなので取り立てて大層なものではありません。

ただ単に皆で登りましょう、って感じで特に制約はありませんが、参加の皆さんは時間厳守されたようで出発時刻に遅刻したのは、何を隠そう私一人のようでした。


渓流沿いのいくつかの橋には滑り止めの麻袋が施してあった


ブナ林の上部に大杉山山頂部


大杉山山頂


山頂西にある大杉山の名の由来の杉


須留ヶ峰山頂
標柱は以前のままだったが字がずいぶん薄くなって読みづらい


熊棚


一番乗りでここに来たが、後からはそれなりの人数の人がここまで来た


須留ヶ峰山頂近くからみる大杉山


再度、大杉山
日が照ると暖かいが翳ると肌寒い


蛇行する明延川と流域の集落、大屋市場


氷ノ山方面は時雨でみえず
同じく天滝も


林道終点より大杉山方面を見上げる
今年の紅葉はどこもいまいち


帰路に立ち寄った山神社
屋久島の、もののけの森を彷彿とさせる雰囲気


境内には御神木と思しき何本かの立派なスギやトチノキがある


林道の鳥居


餅耕地村、産霊神社

基本的には地元の方をはじめとする年配の方や女性、初心者向けの里山ハイキングですが、これはこれで参加者の一人ひとりが地元の山をより身近に感じたり、登山自体に興味を持つきっかけになればと感じたハイクでした。


意外とかわいい(?)養父市イメージキャラクター・やっぷ~をあしらった記念バッジ



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2016年10月30日

30/10/16 ちくさの山々

パタゴニア

三木・Yくんと兵庫県第二峰、三室山に行ってきました。


青空に映える三室山山頂標柱



熊の岩より中ショウダイ~下ショウダイを望む
鞍部の奥は竹呂山と遠景は植松山方面


同、後山~駒の尾山~天児屋山の稜線、沖ノ山


山頂手前のブナ林


山頂


山頂より氷ノ山と梢の陰に扇ノ山


光り輝く氷ノ山・三ノ丸避難小屋


東山とくらます


中ショウダイから見る熊の岩方面と天児屋山、沖ノ山


同、山頂方面


下ショウダイ西斜面の紅葉と河内地区

昨日のような眺望の良さを期待して、大山をみようと思って出向いた三室山だったが、一転眺望に優れず、願いはかなわないまま下山となった。

そんな中、中ショウダイ方面へ足を向けて見た景色は、あまり風景に変化のない三室山にあって少しは新鮮さを感じられるものだった。

しかし、ここ数年のシカの食害によるネマガリタケの減退は目を覆うばかりで、植林帯の下草の衰退も含めて山自体が衰弱してしまっているのではなかろうか。

今日足を踏み入れた竹呂山への道や大通峠への道も、かつてネマガリタケが優勢な頃はこんなところを人が通るなんて考えられなかったことで、そこからの景色をみて満足していることが現実問題としていいのか悪いのかよくわからない。

シカだけに限らず野生動物と人や山との共存、共栄は将来にわたり難しい問題だ。



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2016年10月29日

29/10/16 悪戦苦闘

パタゴニア



地徳山より高御位山(左)と中塚山方面

かなり久しぶりに豆崎から高御位山を目指しましたが、百間岩取り付きであることに気付き、あえなくキャンセル。

藪の中での探検となりひどい目に遭いました。

豆崎の登山口を入ってすぐの露岩を左手に行ったのが失敗のもと。

テープはあるもののトラバース気味の道は高度を上げないので適当に右の正規の登山路のある尾根に向かって上がり始めると、これがとんでもなく藪の中。

このときはここを早く抜け登山路に合流することだけを考え、ようやくたどり着いた時にはそんなことは眼中からなくなっていた。

振り向けば素晴らしい景色が広がり
「今日はよく見えるぞ。」
と、先ほどの失敗を帳消しにするべく意気揚々と歩いていたのだが・・・。

ここまでに時間ロスしたので鹿島神社からのルートと合流するまでに少し時間を費やしてしまったものの、目の前の百間岩に向け歩き出した矢先、後ろ向きに頭にしていたサングラスがないことに気付いた。

おっと、これはいけない。

踵を返してUターン。あそこに違いない。尾根に上がるまでに苦労させられたあの藪の中だ。

夏前にも雪彦山で失いかけて辛うじて発見したサングラスなのだが、その時と今回とでは少々状況が違う。

「あの藪のルートをもう一度たどれるだろうか。」

前回は登山路から落ちたのに対し今回はそもそもが登山路でないところでの話し。

唯一の救いは登山路に合流した際にGPSでそのポイントを保存していたこと。

その地点まで戻り、とりあえず上部から何度か下りかけたが、さすがにどこをたどって来たか発見できず下方からたどることにして一旦登山口へ下る。

確かに登山口からすぐの露岩は、やや急だが、ここさえ正規ルートを登っていればと悔やみながらトラバース道へ。

取り付いた地点は何となく分かった。

ただ、ここからどう登ったかがわからず難儀する。

頭の中で記憶を巡らせてもはっきりせず何度も取り付き点に戻っては再度登ってみる。

クモの巣があるところは登ってない証しだし、シダが茂っているところも登った記憶はない。

GPSの記録ポイントも確認しながら、また、その際の登路は無視して、もし今ここを登るとするとどこをどう登っていくかも考えて上へ向かって何度か歩いてみる。

意外にも、これが正解だったかもしれない。

それでも30分以上も探しただろうか、そう標高の高くないところで無事発見した。

実際はこのあと尾根に出るまでにさらに藪に苦しめられた記憶があっただけに、上部から探していればこれだけ低い位置まで特定することはできず、見つけられなかっただろう。

あきらめにも似た気持ちが出てきていただけに、下部から探したことが正解だったと思った。

本来の目的は達せなかったが大事なサングラスが見つかり胸をなでおろした山行だった。


少し目線が上がっただけで曽根の街並みと播磨灘、淡路島が素晴らしい


左手に姫路城や名古山霊園の姫路市街地
いつもと見る位置が違うので、やや新鮮


同、御旅山と姫路臨海部


右手、播磨平野と淡路島、明石大橋 中央は阿弥陀小学校


見通し絶好、明石大橋 橋桁の下には関西空港の施設も写る


鳴門大橋までは確認できず
これは高御位山山頂からの方が確認しやすいかもしれない


姫路バイパスと新幹線
エヴァンゲリオン号が通過すればと思ったが、うまく遇えず


今日の目的地だった高御位山



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2016年10月23日

23/10/16 不行岳・北壁バンド

パタゴニア

雪彦山、大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝周回しました。


見晴らし岩のススキと明神山

今日の特筆は見通しの良さと地蔵岳から見た不行岳・北壁バンドを登攀するクライマー。

見通しの良さはかなりのもので、あわよくば鳴門大橋も見えるのではないかというほどの良さ。

画像拡大しても確認はできなかったものの、明石大橋の彼方に和泉山脈は見えていたので視程は優に100キロ超。

見通しの良さは、いかにも秋ならではだが空の碧さは物足らず、らしくない。


明神山(左端)と姫路南西臨海部、家島群島


書写山(右端)と姫路南部、播磨灘の奥に淡路島


中央右寄りに高御位山連山と奥に淡路島が横たわる
左端が明石大橋


大天井岳より地蔵岳を見下ろすと、そろそろ色付きかけ


東稜上部を登攀するパーティー

下山時、何時ものように地蔵岳に上がると、東稜からここに上がってくるのが一般的なクライマーなのに対し、今日は珍しく頂上フェイスを登攀してくるパーティー。

それどころか、対面の不行岳に目を向けると北壁バンドを登る二人。

ここを登攀する人を見たのは初めてのことで、大天井岳とのコルに上がるまでの一部始終を約1時間以上も見入っていた。


不行岳・北壁バンドを登攀するクライマー(中央右上)


中央下に赤いザックのクライマー


虹ヶ滝は穏やかに水を落としていた


虹ヶ滝で見つけた水玉模様の鳥の羽根
鳥の名は不明



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2016年10月22日

22/10/16 リンドウ

パタゴニア

馬の背から高御位山往復しました。


驚きのリンドウ

今日の発見は高御位山にもリンドウが咲くことです。

登山路脇で見かけただけに誰かが植えたとも考えられなくもないですが、願わくば自生のものであってほしいものです。


鷹ノ巣山付近に多く見られた小さな花


アキノキリンソウ


季節外れのツツジ


晴れてはないものの風はなく穏やかな天気


北西方面、標高7~800メートル付近に漂う黄色っぽい空気の層

この空気の層は今夏の終わり頃にも瀬戸内海の家島や小豆島の上空に漂っているのを一度見たことがありますが、今日のように陸上のそれも内陸の上空に見たのは初めてのことでした。

近くにいた年配の方がこの空気の帯を目にして
「例のPM2.5かな~。」と問うと
「PM2.5ではなくて工場から出る一酸化窒素(?)ですよ。」
との会話をしていましたが、どこまで定かかはわかりません。


六甲連山上空にはかつて雪彦山でもみた洗濯板のような波状の雲

六甲山の上空の雲は今年の正月間もないころに雪彦山で見た雲とよく似ていました。

その時はちょうどそこから至近の福崎町を震源とする地震があった時間帯に見たもので、今日も昨日から続く鳥取県中部での地震の余震的な地震が、またあったのかと思いましたが、幸いに帰宅後もニュースにはなっていないことを思うと空似ならぬ雲似だったようでホッとしました。

いずれの現象も心地のいいものではなく、秋の空はもっと碧くスカーっと晴れてほしいものです。


往路では分からなかったが復路で驚きの発見


ススキと高御位山



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