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2015年4月13日

12/04/15 伯耆大山、こんなところに落し穴

パタゴニア

伯耆大山、奥大山・健康の森から振子沢行ってきました。


振子沢源頭部より見下ろす振子沢

振子沢を滑り、本沢出合まで下ったとき、事故現場に遭遇した。

現場は、我々が朝、鳥越峠から地獄谷本沢へ下る際滑降した小さな谷。

概ね振子沢に向かう際はここを下ってくることが多い。

距離的には短いながら傾斜はそれなりで、下方では40度近いかもしれない。

上部から覗いてみると、下方で雪割れは確認できたものの切れている様子はなく、いつものとおり下ることにした。

見たとおり、中央部に小さいながらクラックがあり注意する。

雪は状態がよく安定していたのでこれを避けながら難なく下ることができた。

スキーならでは。

振子沢出合でハイクの準備をしていると、上部からこの谷を覗きこんでいる単独の登山者が見えた。

「ちょっとまずくない。」
こんな感じで見上げることしばし、登山者はかなり苦労しながらも中央や、左右の穴を避けながら何とか下ってきた。

ツボ足だった。

で、帰路、再度この場所に達すると、まさにその「まずくない!?」ところで事故が起こっていた。


本沢右岸の事故現場 右上が槍尾根
画像左端の小さな谷で滑落、シュルンドに二人が転落

雪上にはシュルンドへと吸い込まれるように滑ったような痕が残っていた。

もしかしてここでシリセード?

いくらなんでもそれはないと思うが、彼ら6‐~7人パーティーのようだが、いくらなんでもその人数があそこを下れば、すぐに雪はグサグサになるのは想像できなかっただろうか。

それに、一人が滑落でもしようものなら連鎖的にみんなアウト。

運が良ければ、上手く本沢に滑り着けたかもしれないが、下から見ると(彼らからみて)右ターンしないと雪は拾えず、普通に考えると無理。

この沢を下ろうとしたことがミスだったと思うが、窮地に立つ前に登り返すか、あるいはバックステップで下ることを提案していれば事なきを得たように思う。

雪上遊びする祭、お尻に敷くビニール製の遊具が見えたので、もし振子沢で遊ぶ予行演習をここでやろうなんて考えていたら・・・、そうでなくとも、予期せぬところに大きな穴があったに違いない。


梢の先に防災ヘリ(中央右)
こうやって見ると決死の救出劇

現場は人里離れた深い沢沿いなので携帯は通じない。

防災ヘリが飛来するまでに約1時間。

後には鳥取、島根それぞれの防災ヘリと県警ヘリの3機が空中を舞う大事になった。

ピックアップするのに、それからさらに数十分。

鳥越峠へのハイク中に幾度となく空中を舞うヘリを見たが、さすがに目線より低い位置の、それも狭い谷底を飛ぶさまはパイロットにとって危険極まりなく、上から見ているとハラハラ、ドキドキだった。

幸いは当人が重症ながら怪我で済んだことだが、ちょっとした気の緩み、不注意で多くの人に迷惑をかける行為は山だけに限らず一般社会でも同じ。

今後も自己の戒とすべき事故に遭遇した振子沢ツアーだった。

ツアーの様子は こちら




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2015年3月29日

28/03/15 伯耆大山、8合沢と横手口沢

パタゴニア

松江・Yくんと伯耆大山行ってきました。

8合沢源頭部と7合沢を滑り、メインは弥山山頂から横手口沢へ。


桝水原を横目に横手口沢を滑る

概要と画像はこちら

大ノ沢とどちらにしようか、やや思案しましたが、こちらで正解でした。

横手口沢はメイン部分はまだ大丈夫そうですがエントリー部やそこまでは間もなく雪切れしそう。
(エントリー部は今日でも数十センチほど切れていました)

下部も藪がうるさくなりそうだし、駐車地点までの復帰も車道歩きあり。

大ノ沢は、間もなく上部で雪切れしそう。

本編は こちら



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2015年3月21日

21/03/15 氷ノ山、流れ尾から東尾根・神大ヒュッテ方面とネジレ谷X2

パタゴニア

今シーズン初で氷ノ山に行ってきました。

流れ尾から山頂に達した後、ネジレ谷の美味しいところの、一つ目のノドの下方まで滑り、登り返し。

再度、山頂に達し、2本目は東尾根を神大ヒュッテ方面へ滑りましたが、コンディションが良くないので、そこまで下らずに再々度、山頂へ。

最後はネジレ谷を一気に、って感じで氷ノ山国際スキー場ゲレンデに帰還。


流レ尾上部よりネジレ谷のマイ・シュプールを見る
遠景は扇ノ山、青ヶ丸、仏ノ尾(左から)


ネジレ谷はザラメの面ツルだった


朝一、ゲレンデ下で


ゲレンデトップより歩き始め、主尾根に乗り上げると後方に鉢伏山
尾根手前の雪庇はほとんどない状態だった


奈良からのテレマーク3人パーティー


ファースト・トラックをいただけそう


今シーズン初氷ノ山
最初で最後かもしんない


三ノ丸方面

先ずはネジレ谷へ。

思惑通り、ザラメのノートラック。

一つ目のノドを過ぎて1,300メートル付近まで滑り、再度、流れ尾を登り返す。

山頂へ戻ったら東尾根方面へ向かうも前述のとおり、早々に切り上げ。


神大ヒュッテ方面はコンディションがよくない
こちらも奈良からというテレマーカー2人


蘇武岳を背景に下るハイカー


山頂で不意に出くわした姫路のYさん


本日、2度目のネジレ谷へ
自身の一本目の他にトラックはなかった


高度を下げると底雪崩の様相も、
側壁からのデブリはなく快適に滑れた


ゲレンデトップに戻ると、
朝ハイクする際、声をかけてもらっていた親子が山頂へ向けハイクアップするところだった

あとは、途中パトロールに下山報告をしながら、ゲレンデをかっ飛ばして今日の山行は終わり。

ネジレ谷はまだまだ行けそうだが、流れ尾のハイクは雪切れもあり、3か所の崖っぽいところは板を担ぐ必要あり。

相対に満足の行く山行だったが、ネジレ谷からゲレンデトップへの帰還が上手くいかなかったのが汚点。



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2015年3月7日

07/03/15 伯耆大山、9合西沢

パタゴニア

松江、Yくんと伯耆大山、弥山山頂から9合西沢滑ってきました。


天気が良ければ、もっとイイのが撮れそうなんだけど・・・

早朝、支度をして戸外に出ると、ありえなく雨。

車を走らせることしばし、あまりの降りにYくんに連絡してみると山陰側は何とか降ってないようなので、決行。

結果、天気予報に反し、山中では終始、ガスの中で、視界を得られたのもごくわずかな時間帯に過ぎず。

お陰と言っていいのかどうか、目論見とは全く違う西面を滑ることができて、それはそれで有意義な一本だった。


ハイクの際、かろうじて見えた三鈷峰稜線


草鳴社ケルン付近から見下ろすとハイクする人が連なっていた


ほぼ、何も映っていませんが、ここは紛れもなく弥山山頂です


弥山山頂から頂上台地を滑走したあと、9合西沢へとドロップ


悪雪をモノともせず、急斜面を果敢に攻めるYくん


意外に急斜面


樹林帯は右方面へ逃げ気味に滑り、横手道・横手分かれ付近で環状道路に出ました
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いや~、今日の雪は難しかった。

こちらに大きめ画像


山頂方面からの鳥瞰図


正面に見る鳥瞰図




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2015年2月21日

21/02/15 伯耆大山、7合沢と横手口沢

パタゴニア

松江・Yくんと伯耆大山で二本滑ってきました。


弥山山頂より剣ヶ峰、三鈷峰と矢筈ヶ山、甲ヶ山


一本目の7合沢は、ほぼノートラックで、プラス、コンディションも絶好
スキーヤーは、もちろんYくん


二本目の横手口沢はロケーションがバツグン
背景は米子平野、中海、宍道湖、島根半島方面
skier : 同上


・・・to be continued

本編は こちら


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2014年10月21日

19/10/14 槍・穂高連峰の展望台、奥丸山

パタゴニア


槍ヶ岳山頂より見下ろす肩の小屋、中崎尾根と笠ヶ岳遠望

槍ヶ岳山頂から笠ヶ岳方面を撮ると槍ヶ岳山荘の上を横切るように横たわるのが中崎尾根で、尾根上左にみえる小さな三角錐が今回の奥丸山。
(上画像参照)

笠ヶ岳はその秀麗な山容からどこからでもついカメラを向けたくなる山で、槍ヶ岳山頂からだけでなく南岳や穂高岳へと続く稜線上の、ある意味どこからでも自然に目に入る山。

一方、奥丸山はというと、そんな笠ヶ岳を狙って撮った多くの画像の中に、無造作にといえば大変この山に失礼ながら、「勝手に写ってしまっている」程度にしか認識されない、なんとも不遇の山なのである。


南岳新道より


秩父岩から見る槍~穂高連峰と中崎尾根、奥丸山
笠ヶ岳や抜戸岳、弓折岳付近から槍ヶ岳や穂高連峰を撮っても
同じような状況になってしまうことが多い


笠ヶ岳、抜戸岳と奥丸山
(手前の稜線、右端)
積雪があるとさらに認識しづらい

奥丸山は槍ヶ岳、西鎌尾根の千丈沢乗越から南へ派生する中崎尾根の中間あたりに、小さいながらきれいな三角錐の山容を見せる標高2,439.5メートルの山。

標高だけ見れば立派な高さを持つ山だが、そこから千丈沢乗越へと至る中崎尾根は積雪期や残雪期に槍ヶ岳を目指す人にこそルートとなるものの、ピークへは一般的な槍平からでさえ向かう人は少なく、ましてや、わさび平からとなると急登であることも手伝い、いずれにせよ無雪期に目を向けられることは少ない。


飛騨沢を登高する際には低くなるのが励みの奥丸山

しかし、笠ヶ岳~弓折岳稜線と槍・穂高連峰のちょうど真ん中に存在するという位置柄、ピークからの展望が素晴らしいに違いなく、前述のとおり、行き交う人も少ないはずで静かな山歩きができるに違いない。

狙うは真っ赤に焼けた滝谷。

わさび平から急登をこなし、ようやく見た中崎尾根からの穂高連峰の印象は決して驚くほどものではなかった。

朝早い時間帯だったので、滝谷でさえ逆光に視野を遮られた形となり全容がよく見えず、苦労して急登をこなしてきただけに少なからずショックを受けた。

左に目を向けると木々の間からは朝日の当たる槍ヶ岳の尖峰が目に入り、これは角度が新鮮で
「さすがは槍。」

対照的だったので余計にそんな風に感じたものだ。

ところが、時間の経過とともに山の表情は変わり行くもの。

夕刻に今日、二度目の奥丸山に立つと、目の前には朝とはずいぶん違った穂高連峰の素晴らしい景観があった。

この時間帯、槍ヶ岳や飛騨沢にも夕陽は当たるものの、ここにはこれといった尾根状のヒダがなく陰影が出ず存在感は薄い。

対して穂高の西面は滝谷のみならず無数のヒダを従えているので立場は一気に逆転する。

大きく湾曲した切戸や、ギザギザのスカイラインも青空に映え見事な景観だ。


滝谷・夕照

次第に赤く染まる岩肌はさらに赤みを増すことを期待させ、クライマックスに至るシナリオも頭の中ではできていたが、最後は尻すぼみ的に終わってしまった。

もちろん残念この上なしだったが、それでも、しばらくは穂高に目を奪われ夕刻のショーを愉しむことができた奥丸山だった。

(奥丸山から槍を見るなら午前中、穂高を見るなら午後からがお勧めです)


鏡平・鏡池に映る槍ヶ岳~南岳

槍~穂高全体を見るなら、やはり鏡平でしょうか・・・

山行の詳細はヤマレコ

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