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2013年1月20日

20/01/13 氷ノ山・横行谷と大倉谷

パタゴニア

今季初BCに氷ノ山に行ってきました。


発達しつつあるモンスターを見上げる(あ)。

滑走は横行谷を一本と下山は大倉谷右俣。

いつものことだけど、東尾根方面の滑走は思いのほか難しく、神大ヒュッテ方面への滑走は少し滑っただけでキャンセルし横行谷に変更。

しかし、ここもそう変わらず・・・。


横行谷

大倉谷は右俣にして正解
左俣を見上げると藪が埋まり切っていないようだった

大倉谷は入口こそ急斜面で藪もうるさかったが、それを過ぎるときれいな斜面が現れる。

短いながら左俣との合流付近までが楽しみどころ。

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2012年5月20日

20/05/12 新緑の氷ノ山

パタゴニア

新緑の氷ノ山にイワカガミを求め、行ってきました。

残念ながらイワカガミには遇うことができず時季を逃した感でしたが、ブナの新緑はちょうどいい頃で、意外にも歩き始めの大段ヶ平のすぐ近くのブナが最も良さそうに見えたのは、やや皮肉っぽく感じなくもなかったです。

今日はスズコ採りの人が何人も山に入っているのを見かけましたから、別の見方をすれば、スズコ採りや森林浴なら、ここだけに出向く価値がある証かもしれません。

登山口から山頂までにそれを見つけることはなかったので、コシキ岩のピークまで足を延ばしてみました。

かつてここで見た覚えがあったからです。

コシキ岩は積雪期には山頂から北望すると主稜線の中に小さなコブながら、それなりにはっきり見えるので確認しやすい存在ですが、一転、無雪期にはチシマザサが邪魔をしてほとんどわからない存在となってしまいます。

登山路が主稜線を外れ、谷に向かって下っていくところからわずかに藪漕ぎ気味に稜線沿いに進むとピークに立てます。

ここから見る仙谷や氷ノ越えへと続く稜線の展望は、真上から見下ろすような形なので絶好です。

残念ながら見つけたのは葉だけで花はありませんでしたが、しばらく、ちょっと違う角度からのこの絶景を楽しんだ後、山頂へと戻りました。

下山時、神大ヒュッテ付近から現れるブナは素晴らしく、登山路から少し奥に分け入ったり上を見上げたりしながら、森林浴気分でのんびり下山しました。

前述のとおり、登山口近くの若ブナの新緑は見事です。

ただ、特に標高の低い場所での鹿の食害と思われなくもないチシマザサの衰退が、やや気になった今日の氷ノ山でした。

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2012年3月20日

20/03/12 流れ尾から氷ノ山とネジレ谷

パタゴニア

鳥取のYくんと流れ尾から氷ノ山に立ったあと、ネジレ谷滑ってきました。

朝、氷ノ山国際スキー場より快晴の流れ尾と
氷ノ山山頂を見上げる

朝、Yくんと待ち合わせた山麓の福定から見上げると、氷ノ山は青空に映えていた。
例年なら三月の声を聴くとともに好天に恵まれる日があるのに、今年はこの時期になっても、なかなかそうはいかない日ばかりでどうしたものかと思ったりもしたが、ここにきてようやくそれらしき日が来たと山頂方面を喜ばしげに二人、見上げる。
「若桜に比べるとずいぶん山頂が近く感じますね。」
初めてここから氷ノ山を見上げるYくんの第一印象はこうだった。

ここよりハイク開始

リフトを乗り継ぎゲレンデ上部まで運んでもらう。標高約950メートル。800円ナリ。
最上部リフトは休止しているので、ここからハイク開始。
昨夜数センチ程度の積雪があった模様だが、その下には見事に凍て着いた雪があり状態は良くない。
それでも、ゲレンデの状態は少しはマシだったのでリフトトップまではシールで苦も無く上がれたが、尾根に取りつくとカリカリの雪に苦戦。
なんとか丘に乗り上げたものの、以降は山頂まで終始アイゼンの出番となった。

1,260P下方より鉢伏山方面

Yくんはというと、鼻からスノーシュー。
一部、苦戦する場面もあったが急斜面も慎重にクリアする。

流れ尾中間部を登高

このルートを歩くと、高度を高くするにつれ右手にネジレ谷が見えてくる。
朝の上天気に
「少しくらいカリカリ雪でも、このままの天気が昼頃まで続いてくれれば気温が上がり、雪も多少は緩むだろう。」
との希望的観測を持っていたが、見上げる山頂上空にはこの時間にして早くも若桜側から不穏な雲が現れだした。

流れ尾上部よりネジレ谷上部と氷ノ山山頂をみる

最後はネジレ谷を見下ろしながら、雪の状態を確認しながら歩く。風当たりが強く
「カリカリ。」
2時間弱で小屋に着いた。
東尾根に比べるとずいぶん速いと思う。
反面、危険度が高いともいえる。
小屋で早い昼を摂っていると姫路のYさんと一年少しぶりで再会。
山でしか会わない関係だが、嬉しいものだ。
さて、ここからスキーの出番。と行きたいところだが・・・、何せ今日の状態はちょっと質が悪い。
上空もすっかり曇り空で気温も思ったほど上がっていない。
とにかく
「転倒は絶対に避けなければならず、緊張の滑降になるに違いない。」
試しに古生沼(今は雪の下)付近まで緩斜面を滑ってみる。
この付近は昨日降った新雪なので、これをすべてとみるわけではないが
「何とか行けそうかな。」
二人の意見が一致したところで、ネジレ谷。
案の定、はじめガリガリ。
斜滑降がやっとで、わずかな吹き溜まりを選んでターン。

ネジレ谷中間部にて

高度を下げても雪の状態はさして変わらず、それどころか左右の斜面から落ちたデブリが腕の悪さに油を注ぐ。

本渓左岸の滝状ツララ

わずかな吹き溜まりも次第に重くなり、さらにはモナカ状。
「今日のスキーは面白くない。」
二度目のノドを過ぎ、右手の尾根に帰還すべく取り付きを模索するも二度ほど崖に阻まれ、渋々高度を下げる。
1,050メートル付近で右の尾根へのルートを見いだし、ツボ足で直登。

急斜面をカニ歩きで登る

かなりの急斜面にも、Yくんはスキーを着けたままカニ歩きで標高差50メートル以上を頑張り、尾根に乗る。
北を見れば鉢伏山が、ほぼ同じ目線にきれいに見える。
東には朝一で上がった丘。
稜線を左へ目でたどると尾根が切れ込んだところにスキー場トップの人工物が見えた。

登り上がった尾根上より東を見る

もう少し下方まで滑り、登り返すくらいのルート取りが理想とするところだったが、ここからなら目の前の小さな沢を巻いて滑ればゲレンデに戻ればよかったので、どちらがどうともいえない。
樹はやや密だったものの、地形上、ここの雪は吹き溜まっていたからか意外とよかった。

ゲレンデトップに帰ってきた

ゲレンデに出ると、短いながらノートラックのバーンが残っていた。
ザラメ状となったピステが今日一のご馳走だった。

ノートラックのゲレンデに真新しいシュプールを描く

見上げると山頂部はガスがかかり、アラレらしきものも落ちてきた。
「ちょうどいいタイミングやったね。」
Yくんにとって初めての兵庫側からの氷ノ山だったけど、どうだったかな?
状態が良ければもっと楽しいルートなんだろうけど・・・。
再チャレンジを期し、ゲレンデをあとにした。

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2012年2月19日

18/02/12 わかさ氷ノ山

パタゴニア

今日のわかさ氷ノ山は一日中こんな感じのパウダーでした。

天候は終始雪で、良くてこんな感じ

神戸・Sさんと偶然のバッティング

日中でもこれだけの積雪がありました

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2012年2月5日

05/02/12 氷ノ山・仙谷滑降

パタゴニア

ロッカーを駆使する鳥取のY君と氷ノ山・東尾根方面と仙谷滑ってきました。

仙谷を見上げる

仙谷はコンディション抜群で、これまでの氷ノ山でも一、二を争うほどの状態でした。

ブナの森付近の行列

山頂南面のシュカブラ

山頂標柱にも巨大モンスター発生

山頂から東尾根方面への滑走は意外と曲者。

斜度がないばかり安易に滑りだすと、足をすくわれたかのように転倒させられることがしばしば。

スキーの技術が未熟なだけといってしまえばそれまでだが、この時期に、もう少し快適に滑れればと思う。



Y君と、ほぼ埋没状態の神戸大ヒュッテ

東尾根より千年スギと流れ尾上部を見る


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2012年1月28日

28/01/12 氷ノ山・大倉谷右俣滑降

パタゴニア

氷ノ山・大倉谷行ってきました。

三ノ丸の宍粟50山標柱
見てのとおりほぼ隠れています

シールの粘性なく、ゲレンデトップからブナの森まで過去最高の2時間半程度掛かりました。

大倉谷は重めながら、それなりのパウダーいただきました。


電池容量不足のためホンの短い動画です

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2012年1月15日

15/01/12 氷ノ山・わさび谷

パタゴニア

氷ノ山・わさび谷滑ってきました。

わさび谷

わさび谷を滑る(あ)

山頂まで行くことも視野にありましたが、ブナの森でホワイトアウトにて、わさび谷滑降で今日の山行は終わり。

三ノ丸避難小屋

わさび谷エントリーポイントを示す3番標識

この後、わかさ氷ノ山ゲレンデで滑りました。


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2012年1月8日

08/01/12 氷ノ山・バフバフパウダー

パタゴニア

氷ノ山に行ってきました。

氷ノ山・大倉谷の激パウ

激パウダーを喰らう(あ)

ルートはゲレンデトップ~三ノ丸~山頂。

徳島からという山スキーヤーの方に次いで二番手で山頂着。山頂までしっかりトレースがあり、すっかり楽させてもらいました。

山頂部はガスがなかなか晴れず、神大ヒュッテ方面への滑走はキャンセルし、大倉谷滑降して、いぬわしゲレンデに直接下りました。

下山時間が早かったのでその後もゲレンデで練習して、おわりです。

ところで雪マジ!19って知ってますか。

19歳の人は全国80か所以上のゲレンデでリフト代がタダです。

前日にも、わかさに来ていた19歳の(あ)でしたが、このことをまだ知らなかったばかり、もう一日早く情報得ていればと今日になって損した気分です。

それでも今日からはタダになったので、それはそれでかなり得した気分ですけど・・・。

兵庫県のスキー場はというと・・・、こんな時代になっても高く留まっているのか、それとも他のスキー場に配慮しているのか、ちょっとローカルなところしか参加していないのが残念ですが、よく利用するはわかさ氷ノ山は全日無料なので、大いに助かりそうです。

ちなみに29号線沿線のばんしゅう戸倉スノーパーク、若杉高原おおやスキー場は参加していますよ。

今年は雪も豊富でコンディションも良いようなので、若い人はこの際にスキーの腕を磨いてはどうでしょう。

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2011年11月12日

12/11/11 三室山

パタゴニア

三室山山頂より扇ノ山、氷ノ山方面北望

兵庫、鳥取県境の三室山に行ってきました。

山頂にあった千種北小学校創立百周年の登山記念板が印象的でした。

帰宅後調べてみると開校百一年の今年度で閉校されるようで、センチメンタルな気分になってしまいました。

あの板を持ち上げた児童たちや、これまでの卒業生の記憶とともに山頂に永く残ることを願いたいですね。


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2011年4月2日

02/04/11 残雪たっぷり氷ノ山

パタゴニア

大屋町避難小屋

大屋町避難小屋

氷ノ山に行ってきました。

残雪たっぷりで積雪量は例年の三月初旬よりも多く、雪融けは一ヶ月以上遅い感じです。

元来、三ノ丸から山頂に向かう気はあまりなかった。

前日、スキー場にリフト運行を問い合わせると一番下のリフトしか動かないとのことで、計画通り氷ノ越えから山頂に向かう。

登山口の氷山名水に先行者はない。

暦はすっかり春のはずなのに、まだまだ残雪豊富で、歩き始めてすぐに現れる斜面の雪原も、どこでもシール歩行が可能。

鳥取、兵庫県境尾根の山々と陣鉢山

鳥取、兵庫県境尾根の山々と陣鉢山

氷ノ越えが近づくと谷が狭まり、傾斜も増すことで歩きづらくなるものの、なんとか板を脱ぐことなく、そこまで達する。

氷ノ越えで赤倉山方面へと行き過ぎて行ったスキーヤー

氷ノ越えより赤倉山東斜面

氷ノ越えより氷ノ山山頂を望む

氷ノ越えより氷ノ山山頂を望む

稜線よりみる赤倉山

稜線よりみる赤倉山

年季の入った標識と山頂

年季の入った標識と山頂

コシキ岩付近より赤倉山~高丸山~鉢伏山

コシキ岩付近より赤倉山~高丸山~鉢伏山

山頂方面を見ると八木川源流、コシキ岩左手へと延びる斜面は、例年ならいかにもうるさそうな灌木が雪面からピョンピョン枝を伸ばしているのに、今年は灌木は多くみられず見事な斜面に様変わりしていた。

一方で稜線は大きな雪庇が発達しているので注意しながら歩く。

コシキ岩下部のトラバースはアイゼンを履くことなく通過。

この谷筋は上から見下ろしても例年とは違う、とても気持ちよさげな斜面に見えた。

山頂避難小屋と鉢伏山

山頂避難小屋と鉢伏山

小屋に入ると先着の登山パーティーがいた。

東尾根からで、国際スキー場はすでにクローズドなので福定を6時半に出発したとか。

これまでの雪の状態から察すると、そのルートでもラッセルはなかったにせよ、てっきり自身が一番乗りだと考えていたので、少し驚いた。

この時間では若桜方面からは誰も上がって来ていないはずだと思っていたからだ。

「好きな人もいるもんだ。」

しばらく小屋に滞在したわけだが、いつものように次々と人が出入りする小屋の光景とは違う静かな小屋の光景を目の当たりして、ふとこんなことを思った。

「これが本来の氷ノ山じゃないのかな~。」と。

結局、到着したときに外出していた単独の方が、後に小屋内に入ってきただけで、この時期にしてはすごく静かな山頂小屋だった。

天気はそこそこだったが小屋の外には誰もいない。

神大ヒュッテ

神戸大学ヒュッテ

滑りだすと、神大ヒュッテはいつもに増してすぐだった。

大屋町避難小屋も同様。

大段ヶ平まででも15分ほどで快調そのものだったが、横行のT字路までの林道の滑りが悪かったのは意外だった。

くだり着いたT字路の東屋は、まだすっぽりと雪に埋まったままだった。

横行渓谷T字路の東屋はいまだ雪の下

横行渓谷T字路の東屋はいまだ雪の下

ここで山頂以降では初めて真新しいスキーのトレース。

大屋川源流の沢を下って来たようにみえた。

今年のような豪雪の年なら、この上流の三ッ滝もまだ雪に覆われていて何の苦もなく滑れることだろう。

再び林道をしばらくシール歩行し、尾根を回り込んだ辺りから適当に尾根に取り付く。

この尾根を上がるのは確か3度目だったはずだが、今回はこれまでになく長く感じられた。

実際、尾根に取り付いてからわさび谷の頭やや手前のブレイク・ポイントとした地点まででも75分を費やしていた。

おまけに高度を上げるにしたがい山頂方面にはガスがかかり始め、やがてはこちらにまでそのガスが覆うようになってきてしまった。

ブレイク・ポイントのブナ

ブレイク・ポイントのブナ

ブナの根元を一時の棲みかとし短く腹ごしらえをしたら腰を上げる。

元来はここから再度山頂へ戻り、往路をたどって入山口へ戻るつもりだったが、この天候の変化に計画変更。

このままわさび谷を下ることにした。

辺りはすっかりガスに閉ざされてしまい、こうなると目と鼻の先のはずのわさび谷入口ですら発見は難しい。

わさび谷は何人か入った痕があったが、シュプールはいつもとなら比べ物にならないほど少なく助かった。

わさび谷下部では大きな雪割れが見られた

わさび谷下部の大きな雪割れに、唯一春を感じることができた

下方では大きな水流が出ていたが、右岸をたどれば「雪を拾って」ほどでもなく植林入口まで導かれる。

植林帯を下る際、転倒。

ふと見上げると、わさび谷入口で出会っていたスキーヤーがすぐ後ろに降りて来ていて、ぶさいくなところをしっかり見られてしまい、今日もっとも恥ずかしいシーンを山頂以降初めて出会ったその人に、さらけ出してしまった。

下山口となったいぬわしゲレンデからは20分ほど車道歩きし、氷山名水へ車回収に向かった。

帰路、山頂よりもかなり標高の低い戸倉峠でもポツリポツリ雨が落ちた。

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