4/1
朝からあいにくの曇天だったが、こんなときはいくら低くても近くに山があるのはありがたい。
最近は、自身の中ではその座を高御位山に取って代わられた感のある播磨灘の展望台、麻生山と、そこからなら南西側に指呼の距離に見える灘のけんか祭りで馴染みの深い御旅山に上がってみた。
麻生山の登山路は昨晩の猛烈な雷雨の名残で、今日になってもわずかながら水が流れ、雑木の下方からはこれまでに聞いたことのない沢音も聞こえる。
鳥は盛んにさえずり、花も一斉に咲き誇らんとす。
こんなに里に近い山でも自然の営みは奥深い山とそう変わりはない。
麻生山と比べ、さらに里山の色合いの濃い御旅山でも、雨上がりの雑木林の匂いや鳥のさえずりから感じ取れる雰囲気は決してそこに引けをとらない。
山頂の東屋でのんびりしていると、ポツリポツリ雨が降り出した。
雨と黄砂にけむる町はぼんやりとしていたが、それでも山腹のサクラやツツジはそのほうがいかにも春らしくていい。
「さー、帰ろう。」
雨の止み間を見て下ると、間もなく雨は止んでいた。
2007年4月1日
麻生山と御旅山
Posted by (ま)。
Labels: 山歩き、登山
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿