新緑の氷ノ山にイワカガミを求め、行ってきました。
残念ながらイワカガミには遇うことができず時季を逃した感でしたが、ブナの新緑はちょうどいい頃で、意外にも歩き始めの大段ヶ平のすぐ近くのブナが最も良さそうに見えたのは、やや皮肉っぽく感じなくもなかったです。
今日はスズコ採りの人が何人も山に入っているのを見かけましたから、別の見方をすれば、スズコ採りや森林浴なら、ここだけに出向く価値がある証かもしれません。
登山口から山頂までにそれを見つけることはなかったので、コシキ岩のピークまで足を延ばしてみました。
かつてここで見た覚えがあったからです。
コシキ岩は積雪期には山頂から北望すると主稜線の中に小さなコブながら、それなりにはっきり見えるので確認しやすい存在ですが、一転、無雪期にはチシマザサが邪魔をしてほとんどわからない存在となってしまいます。
登山路が主稜線を外れ、谷に向かって下っていくところからわずかに藪漕ぎ気味に稜線沿いに進むとピークに立てます。
ここから見る仙谷や氷ノ越えへと続く稜線の展望は、真上から見下ろすような形なので絶好です。
残念ながら見つけたのは葉だけで花はありませんでしたが、しばらく、ちょっと違う角度からのこの絶景を楽しんだ後、山頂へと戻りました。
下山時、神大ヒュッテ付近から現れるブナは素晴らしく、登山路から少し奥に分け入ったり上を見上げたりしながら、森林浴気分でのんびり下山しました。
前述のとおり、登山口近くの若ブナの新緑は見事です。
ただ、特に標高の低い場所での鹿の食害と思われなくもないチシマザサの衰退が、やや気になった今日の氷ノ山でした。
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2012年5月20日
山歩き、登山,
氷ノ山,
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