2019年2月23日

23/02/19 多紀アルプス・御嶽~小金ヶ嶽

パタゴニア

2001年秋以来、17年ぶりに多紀連山に出かけました。


小金ヶ嶽山中より御嶽を振り返り見る


火打岩(わん)より主峰・御嶽を望む

かつて、この山域を訪れたのは17年も前のことだから、その時のことは、ほぼ覚えていない。

かろうじて覚えているのは民家の塀の脇に登山口があったことくらいで、歩き出してすぐに出くわす鹿避けゲートなど、当時はあるはずもなかった。

丹波篠山という、関西地域では田舎の代名詞的存在で紹介されることの多い地域の、さらにもう少し奥まったところが今回の登山口だから、当たり前のように田舎の風景は今も残っているものの、そこに来てこのような害獣除けの施設を目の当たりすると、過疎化の進む同じような地域は、この先どうなってしまうのかと心配になる。


山頂南より西望してみる西ヶ嶽


稜線出合いにある石室

御嶽に至る尾根上や山頂部には、かろうじて当時の面影を感じられる場所もあったが、大たわ(山へんに定)に下る稜線では、今が冬であることを加味しても登山路脇の林の雰囲気が普通ではなく、おそらく鹿の食害によるものだと思わせられた。


正面に小金ヶ嶽を望む
この付近の稜線脇の林の変貌ぶりは最も変わってしまった場所だと感じた

下りきった大たわ(山へんに定)のアスレチック施設は冬季休業中。

この場所に、かなりレベルの高いアクティビティーのアスレチックって・・・。

どんな人をターゲットにしてるのやら。

とか言って、この施設のものと思われるロッヂ風の建物は、風の強かったこんな日にはちょっと休むのに大いに役に立った。

もちろん、こんな施設は以前はなかった。

小金ヶ嶽へは植林帯を抜け、修験道らしい天然アスレチック的な岩場を進む。

標高が低いながら瀬戸内と日本海の分水嶺に東西に位置する山域なので、稜線に出ると強い北風が吹きつけ風冷え。

山頂でも北風が強く吹く。


北望すれば丹波高地の山々が彼方まで見渡せる

下山は周回ルートをとるので、ここから南進。

鞍部からは沢沿いの道をたどるも、変化に乏しく面白くない。

登山口と同じように下山口手前にゲートがある。


下山口

多くの人だかり(約20人ほど)で何かと思いきや、すぐそこに大きなかやぶき屋根の食事処。

準備中とのことで入店できず早々に駐車場へと足を向けた。

帰宅後調べると、メディアで取り上げられたこともある猪料理の店のようだった。

囲炉裏料理『いわや』

丹波篠山といえば特にこの時季、ぼたん鍋としたものだが基本、予約制で値段もそれなりに高かったので、そこまでして食べるほどのこともないだろう。


今日のルート
赤線を右回りで

瀬戸内側から丹波篠山は遠い、が今回の印象だ。

これだけの時間(2時間弱)をかけて出向いた割に山が小さく、稜線歩きも展望に優れているわけでもない。

また遠望が利く場合でも、内陸的な大地の広がりは感じられるものの眼前に大きく顕著な山がないので眺望を楽しめる観は小さい。

おそらく今後、足を向けることはないと思う。



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2019年2月17日

17/02/19 安穏とした休日

パタゴニア

長尾~山頂~馬の背で高御位山。


馬の背分岐より高御位山


危うく見過ごすところだったハローキティ新幹線


空模様は二月とは思えない様相


稜線を鷹ノ巣山へ向かう

山頂でHさんに出会ったおかげで、久しぶりに馬の背へ足を向け、下山後に登山口まで送り届けてもらった。

登る際、稜線手前では約一年ぶりとなるT先生にもお会いできた。

成井に下りM2を見たい気持ちもあったんだけどな~。


長尾新池の紅梅


長尾新池駐車場より山頂部を見上げる



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2019年2月16日

16/02/19 ミレー(Millet)デイパック

パタゴニア

高御位山、長尾新池~山頂~長尾西尾根~長尾新池。


先日、メルカリで手に入れたMillet jl22ザック

今日は上記ザックの使い初め。

これと同じモデルのザックは約17年前の夏、お盆休み北穂高岳への山行用に新調したようで、夏休みになったばかりには天滝にも携えて出向いていたようだ。

以後も近場のハイキングには度々使ってきた。

色は褪せ、今では原色がどんな色だったかもしれないほどになってしまっていたが、半年前ほどからネット上で探していたところメルカリに出品されているのを目にし、間髪入れずに購入した。

届いた一品は目を見張るほどの濃くて明るい色合いで、ほぼ新品。

17年近い年月の経過を感じさせた。

ザックだけでも当時に蘇って、かなりうれしい。

懐かしいその時の写真とともに、ここに新しいザックの第一歩の記念として記すことにしよう。


真新しいミレーのザック
(あ)。9歳


使い〆となった(?)先日2月9日、高御位山で
右のショルダーベルトの内側がほつれてしまい修復不能に


縦走路と鷹ノ巣山の双耳


下山時出逢った家族連れ



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2019年2月9日

09/02/19 幻想的な播磨灘

パタゴニア

午後から高御位山に上がりました。


後光のごとき光に照らされる播磨灘

この連休もスキーの予定なし。

午後から少し空模様が良くなったので高御位山。

長尾から山頂へ上がり、小高御位山を経て成井へ下った後、けもの道から再度山頂へ上がり長尾へ下って終わり。

最近ちょくちょく見かけていた、あんちゃんと会話して、また知り合いが増えた。


小高御位山の石碑と高御位山


成井へ下山


けもの道から山頂へ

少しでも陽が傾くと違う表情を見せてくれる。


幻想的な光景を魅せる播磨灘


大阪ガスタンクと関西電力発電所の煙突



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2019年2月2日

02/02/19 冬晴れの日に・・・

パタゴニア

たつの市揖保川町の黍田(きびた)富士に行ってきました。


揖保川橋梁のハローキティー新幹線

昨日のうちから今日は北部も含め好天に恵まれると天気予報は伝えていた。

以前なら間違いなく雪山に出向いただろうが、今年は特にその気になれず未だスキーを履く機会がない。

せめてゲレンデに練習にでも行こうかと考えたが、それすらままならず、適当な時間に目を覚ましたにもかかわらず普段の休日のような時間になってしまった。


ヤッホの森・どんぐり広場と神部小学校

今日出向いた黍田富士は、山陽本線竜野駅のすぐ南に位置する名前のとおり見る角度によっては富士山のようなお椀型をした形のいい山で、山中に遺跡のたくさんある、この地域の人にとってはゆかりの深い里山。

一帯はヤッホの森として整備され麓の神部、河内の両小学校の児童にも裏山として親しまれているようだ。


山頂の鐘と展望台
老朽化からか残念ながら展望台は立ち入り禁止だった

で、なぜ姫路市民である自身が縁もゆかりもないこんな低山に上がったかというと、実はこの山、北から東にかけての展望に優れているのである。

すぐ東には揖保川が流れ山陽本線と山陽新幹線の橋梁が掛かる。

山頂の展望台からはこの橋梁が見えるはずなのだ。

少しばかり高い位置から橋梁を渡る新幹線を撮ってみよう。


JR山陽本線・揖保川橋梁の貨物列車
上、国道二号線と下、旧山陽道・正條(しょうじょう)の渡し付近


西に、わずかに相生駅が望める

上り相生発は10時23分、ハローキティ新幹線を見ようとこの山に上がったのだ。

神部小学校奥のどんぐり広場から、よく整備された道を歩くとT字路に突き当たる。

右は亀石展望台とあるので、時間のこともあり左の黍田富士方面へ向かうと登山口から20分ほどで山頂に到着。

標高166mだから、こんなものだろう。

予想通り新幹線の高架がよく見渡せる。特に東の展望がいい。

山頂に着いてからキティ―号通過まで15分ほどしかなかったが、その間にも上り下り合わせて数本の新幹線が通過したのでロケハン的に撮ってみる。

同じ山上からの新幹線でも、いつもの高御位山からのそれに比べるとココは標高が低く、かつ直線距離が近いのでファインダーにはかなり大きく写り込んでくれる。


揖保川橋梁の700系新幹線
揖保川橋梁は短いので列車全体を橋梁上に写せない


黄色と黒のラインがシックな感じの、ひかりレールスター

 水色っぽい色調のN700系みずほ


16両編成だと、かなり長く感じる
山上からは、たつの市の揖保川流域が一望できる

それにしてもどの新幹線も、さすがはスピードが速い。

ここの目線は見下ろす感が強いので直下を通過する際はファインダーを覗いているとあっと言う間に通り過ぎてしまう。

何をする時間もなくシャッターを押すのに手いっぱいで肉眼で見ている暇はない。

一発勝負的な撮影だったが、何とか頑張ってみた。


相生方面からやってきたハローキティ新幹線


ピンクの車体が可愛いらしい


眼下を通過


揖保川橋梁
8両編成なので橋梁上に収まりそう


あっと言う間に小さくなる


ひときわ輝く車体は、たつの市から太子町へ


南より黍田富士を見る

折角なのでT字路にあった亀岩方面へ向かってみよう。

一帯は大きなものから小さなものまで古墳だらけ。

登山路は古墳に合わせて整備されているはずだから次々に古墳が現れる。


亀岩


鞍部の奥に海と島影が見える

亀岩展望台まで来ると南が少し開け、岩見坂の向こうに播磨灘や家島本島、男鹿島が見えた。

どこでも山上から海が見えると気持ちいい。


隠し田跡の湿地

帰路は沢沿いの路を下れば神部小学校奥の、どんぐり広場に戻ってきた。

上手く下り列車の時間にも間に合いそうだったので、場所を変えて揖保川左岸、橋梁の下流側からも狙ってみた。

実は右岸側で撮ろうとしたが先客がいたのでこちらへ回ってみる。

至近で見ると列車はさらに速く、どれくらいのレンズで撮ればいいのかさえ、よくわからない。


撮っててよかったこの一枚
お陰で設定ミスに気付いた


揖保川橋梁のハローキティ号

結果はこんなもんだろうが、撮った画像を見てみると、よく撮り鉄の人たちが橋梁上の列車を撮る意味が分かるような気がした。

橋梁上は撮り手にとって列車の邪魔をする壁がないので車輪までがスッキリ見えるんだ。

少し高い位置からだと防音壁がなければそれでいいのだが、橋梁通過する際は防音壁どころか側壁もないので、これを好んで橋梁通過する列車を撮るようだ。


この画像を見ると側壁があると足元が見えないのがよくわかる

エヴァンゲリオンの時に感じた通り列車撮影は一発勝負で、なお且つ勝負が早い。

一筋縄では行かなさそうで、なかなか奥が深い。

ところで、何時になったらスキーを履くのだろう?



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