見た目や思った以上に雪質はよかった
入山前の今日の一本は横手口沢だった。
思いの通り時間を追うごとに天候は回復気味で、一本目の7合沢を滑る頃には晴れ間や青空も顔をのぞかせ山頂稜線も見えるようになっていた。
しかし、結果的にこの頃が今日の天気の回復はピークだった。
6合小屋から再ハイクすると8合付近からガスってきた。
とりあえず山頂碑で写真だけ撮ったあと山頂小屋で1時間以上も時間調整をした。
何時まで経っても晴れないガスに、しびれを切らすかのように2時過ぎ横手口へ向かう。
ほぼエントリー部には達したものの視界が悪い。
目指したい横手口沢と、一ノ沢や大ノ沢の区分がはっきりせず、さらに今年の雪の少なさが地形の状態をさらに判別しにくくさせ、もし間違えて違う沢に入ってしまったことを考えると、それは到底許されない。
吹きつける風に足元の雪はエビの尻尾のようになってカリカリで不安定。
強風に加え、ほぼホワイトアウト状態に、ここはキャンセルして夏道方面へ戻り北面を滑り下りることにした。
8合目付近まで来ると桝水方面の下界の視界が開けたので、間違いなく横手口沢にエントリーさえできていれば結果的には間もなく視界は得られただろうが、無事に下山してナンボ、だから、これはこれで正解だったと思う。
7合沢は昨晩に少し降雪はあったようで見た目は新雪に見えたが、それまでに降った暖かい雨の影響で、特に中間部以下では薄い新雪のすぐ下にデブリが隠れていて快適滑降とはいかない。
一本目は再ハイクに備え6合付近に戻るため、そのまま左手へと滑らざるを得なかったが、二本目はこれを回避すべく右手の7合尾根方面へ向かうと綺麗な斜面が残っていた。
ここから見上げる別山は威圧感があって素晴らしい景観。
誤算は大神山神社に下ってはじめて、今日の駐車地点が南光河原でなく環状道路だったことを思い出したこと。
大山寺・土佐屋でそばをいただいてから、そこまでの歩きが思いのほか長くてつらかった。
2シーズンぶりの再会
今日は岡山のテレマーカーKくん、Nさんも同行ハイク
5合目より宝珠山
6合目より西斜面に目を落とす
いいスプレーを上げながら7合沢を落ちて行く
展望皆無、弥山山頂
山頂避難小屋で1時間以上を費やす
7合尾根の西斜面を滑る
7合沢中間部と夏道尾根越しに大山寺集落、豪円山
別山を借景に7合尾根下部を滑る
眼下に元谷
行者谷と7合沢出合付近には全層的にもみえる、それなりのデブリがあった
ちなみに、この付近の堰堤は完全には隠れきっていないので左右のどちらかから回避する必要あり。
大神山神社に無事下山
今後の不安
山行を重ねるたびに相性の悪さを露呈するスキーブーツと足とのマッチング。
HPは ようこそ『山のアルバム』へ
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