音さん、Y君と奥大山、キリン峠、駒鳥小屋方面に行ってきました。
キリン峠にて
これほどまでに寒冷前線の通過を目の当たりしたのは初めてのことでした。目的地は振子沢源頭でしたが、荒天に見舞われ、駒鳥小屋上部まで滑って終わりでした。
朝、環状道路駐車場で見上げる空は今が朝とは思えないほどどんよりと暗く、また生ぬるい風も吹き今日のツアーをどうすべきか、いささか悩みましたが、折角ここまで来たのだからと行けるところまで行って戻ればいい気持ちで、とりあえずスタートです。
雪はすでに春の様相で腐った感じでした。
春の陽でも照りつけていれば気持ちよく歩けるのですが、残念ながらどんよりとした空が広がっています。
視界もあまり利かず稜線はほとんど見えません。
おまけに、やがては雨まで降りだす始末。
降り続くほどの雨ではありませんでしたが、雪でなく雨ではお手上げです。
音さん
Yくん
台地上には雪があるにはありますが尾根上は既に雪切れ状態で、これではキリン沢を滑るにはちょっと無理がありそうです。
ちょうどこの頃、寒冷前線が通過したのでしょうか。
先ほどまで吹いていた生ぬるい風から一変、冷たい風がビュウビュウ吹きつけるようになりました。
三ノ沢と文殊谷を隔てる尾根がようやく見える時間帯がある程度で、槍尾根全体を見上げることはできません。
この天候に、ここで振子沢はキャンセルすることとし、とりあえず駒鳥小屋方面へと滑ることにしました。
一段下の台地までも灌木が点々と頭を出していて、あまり快適ではありません。
ブナ林を滑ると、少しはそんな気分になれますが、それはそれであっという間に終わっちゃいますが仕方ありません。
傾斜が緩くなったら早々に切り上げ、鳥越峠へ登り返します。
吹きつける風はさらに強く、そして冷たくなったようです。
気温もぐんぐん下がり、雨ではなく雪が降りだしました。
鳥越峠は直接滑り出すことができないほど寡雪で、灌木を避け木谷方面へ少し下ったところでスキーを履きました。
南斜面なので風が弱く感じるようになったのはいいのですが、駐車場まではわずかな時間で到着してしまいました。
朝、顔を合わせていた人たちも三々五々、下山してきたようです。
この天気ではどうしようもなかったってことで、早々に奥大山をあとにしました。
HPは ようこそ『山のアルバム』へ
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