2007年11月10日

姫路文学館

11/10

姫路文学館で開催されている 作家車谷長吉。魂の記録 を観てきた。

はっきりいって作品自体はよく知らない。

知っているといえば、多くの人がそうであるのと同じように直木賞受賞作となり、そのことで広く名を知らしめることと成った「赤目四十八瀧心中未遂」くらい。

氏の生家が同じ小学校の校区内であり、登下校の際にその玄関先を通ったこともありそうなほど身近な人であることに強く惹かれたからという、これを観るにあたっての動機としてはまったく不純そのものである。

ただ、姫路人として数少ない誇れるものの中にあって氏の存在は大きく、ましてや同じ校区の生まれだから、観ておきたかったのは純粋なところである。

生い立ちはもちろん日記や創作ノート、はがきにつづられた恋文絵など多数の展示品で氏の半生を紹介しているので、興味のある人はぜひ。11/25(日)まで。

この文学館は姫路城のすぐ北西に位置している。

ということは屋上展望所からでも優美なお城を間近に見ることはできるが、すぐ東にはもう一段高い位置から見ることのできる男山貯水池があるので、帰りにここへ上がりお城を見た。

一般の観光客はまず来ないところなので、アングル的にも新鮮だ。

帰り道、城内を通ってみると多くの観光客に混じり外国人が目立つ。

以前はこんなことはなかったように思うが、これも世界遺産ブームが一因かもしれない。

意外と身近にある、姫路が日本に誇る文学者と世界に誇る文化遺産を短時間で再認識した一日だった。

姫路城,

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