2019年2月2日

02/02/19 冬晴れの日に・・・

パタゴニア

たつの市揖保川町の黍田(きびた)富士に行ってきました。


揖保川橋梁のハローキティー新幹線

昨日のうちから今日は北部も含め好天に恵まれると天気予報は伝えていた。

以前なら間違いなく雪山に出向いただろうが、今年は特にその気になれず未だスキーを履く機会がない。

せめてゲレンデに練習にでも行こうかと考えたが、それすらままならず、適当な時間に目を覚ましたにもかかわらず普段の休日のような時間になってしまった。


ヤッホの森・どんぐり広場と神部小学校

今日出向いた黍田富士は、山陽本線竜野駅のすぐ南に位置する名前のとおり見る角度によっては富士山のようなお椀型をした形のいい山で、山中に遺跡のたくさんある、この地域の人にとってはゆかりの深い里山。

一帯はヤッホの森として整備され麓の神部、河内の両小学校の児童にも裏山として親しまれているようだ。


山頂の鐘と展望台
老朽化からか残念ながら展望台は立ち入り禁止だった

で、なぜ姫路市民である自身が縁もゆかりもないこんな低山に上がったかというと、実はこの山、北から東にかけての展望に優れているのである。

すぐ東には揖保川が流れ山陽本線と山陽新幹線の橋梁が掛かる。

山頂の展望台からはこの橋梁が見えるはずなのだ。

少しばかり高い位置から橋梁を渡る新幹線を撮ってみよう。


JR山陽本線・揖保川橋梁の貨物列車
上、国道二号線と下、旧山陽道・正條(しょうじょう)の渡し付近


西に、わずかに相生駅が望める

上り相生発は10時23分、ハローキティ新幹線を見ようとこの山に上がったのだ。

神部小学校奥のどんぐり広場から、よく整備された道を歩くとT字路に突き当たる。

右は亀石展望台とあるので、時間のこともあり左の黍田富士方面へ向かうと登山口から20分ほどで山頂に到着。

標高166mだから、こんなものだろう。

予想通り新幹線の高架がよく見渡せる。特に東の展望がいい。

山頂に着いてからキティ―号通過まで15分ほどしかなかったが、その間にも上り下り合わせて数本の新幹線が通過したのでロケハン的に撮ってみる。

同じ山上からの新幹線でも、いつもの高御位山からのそれに比べるとココは標高が低く、かつ直線距離が近いのでファインダーにはかなり大きく写り込んでくれる。


揖保川橋梁の700系新幹線
揖保川橋梁は短いので列車全体を橋梁上に写せない


黄色と黒のラインがシックな感じの、ひかりレールスター

 水色っぽい色調のN700系みずほ


16両編成だと、かなり長く感じる
山上からは、たつの市の揖保川流域が一望できる

それにしてもどの新幹線も、さすがはスピードが速い。

ここの目線は見下ろす感が強いので直下を通過する際はファインダーを覗いているとあっと言う間に通り過ぎてしまう。

何をする時間もなくシャッターを押すのに手いっぱいで肉眼で見ている暇はない。

一発勝負的な撮影だったが、何とか頑張ってみた。


相生方面からやってきたハローキティ新幹線


ピンクの車体が可愛いらしい


眼下を通過


揖保川橋梁
8両編成なので橋梁上に収まりそう


あっと言う間に小さくなる


ひときわ輝く車体は、たつの市から太子町へ


南より黍田富士を見る

折角なのでT字路にあった亀岩方面へ向かってみよう。

一帯は大きなものから小さなものまで古墳だらけ。

登山路は古墳に合わせて整備されているはずだから次々に古墳が現れる。


亀岩


鞍部の奥に海と島影が見える

亀岩展望台まで来ると南が少し開け、岩見坂の向こうに播磨灘や家島本島、男鹿島が見えた。

どこでも山上から海が見えると気持ちいい。


隠し田跡の湿地

帰路は沢沿いの路を下れば神部小学校奥の、どんぐり広場に戻ってきた。

上手く下り列車の時間にも間に合いそうだったので、場所を変えて揖保川左岸、橋梁の下流側からも狙ってみた。

実は右岸側で撮ろうとしたが先客がいたのでこちらへ回ってみる。

至近で見ると列車はさらに速く、どれくらいのレンズで撮ればいいのかさえ、よくわからない。


撮っててよかったこの一枚
お陰で設定ミスに気付いた


揖保川橋梁のハローキティ号

結果はこんなもんだろうが、撮った画像を見てみると、よく撮り鉄の人たちが橋梁上の列車を撮る意味が分かるような気がした。

橋梁上は撮り手にとって列車の邪魔をする壁がないので車輪までがスッキリ見えるんだ。

少し高い位置からだと防音壁がなければそれでいいのだが、橋梁通過する際は防音壁どころか側壁もないので、これを好んで橋梁通過する列車を撮るようだ。


この画像を見ると側壁があると足元が見えないのがよくわかる

エヴァンゲリオンの時に感じた通り列車撮影は一発勝負で、なお且つ勝負が早い。

一筋縄では行かなさそうで、なかなか奥が深い。

ところで、何時になったらスキーを履くのだろう?



HPは ようこそ『山のアルバム』へ

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